10/20 Alla La Fantasy Ca あららふぁんたじ~か!? | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

~4人のPlayers&2人のPerformers が織りなす摩訶不思議な世界~

 

【リーダー】
不思議系クラ吹き:伊奈るり子さん

 

【Euphorbia】
変幻自在のフルーティスト:市橋靖子さん
鍵盤のマジシャン:川崎祥子さん
怒涛のパーカッショニスト:本間美恵子さん

 

【四ツ屋ハウス】
菩薩のパフォーマー:中野綾子さん
光るパフォーマー:加藤千明さん

 

まだ情報解禁になる前にとある方から「こんな公演が予定されているんですよ」とこっそり教えてもらったこの公演。ホントに楽しみでした。芸達者の皆さんばかりで伊奈先生、ユーフォルビア、四ツ谷ハウス、それぞれ単独の公演でもいつも素晴らしいです。


それが、伊奈先生とユーフォルビアさんがコラボになったときの破壊力(笑)は9月の「古町クラシックフェスタ」でも実感していましたけど、そこにさらに四ツ谷ハウスのお二人です。
ワクワクがとまりません。

 

またチラシなどに掲載されている皆さんのキャッチコピーがまたよいのです(このブログにも引用)。個人的には中野さんのコピーがツボ。中野さんをよく知らない人が考えたら「菩薩の」とは絶対につけられないと思うんですよね(笑)。

 

この日は中野さん加藤さんのパフォーマンスもあるしよく見える場所を確保したいと思ってちょいと早めにスタジオAに到着し開場と同時に中へ。最前列を確保です。


ただ、開演時間にはほぼ用意していた椅子も足りなくなって追加していたくらいなのですが今日のお客さんは小さいお子さんだったり高校生くらいの皆さんがかなりの数。
ちょっと気が引けるというか、遠慮すればよかったかなと思わないでもないですが、まあヨシです。

 

開演前に「前半は演出の都合上拍手はご遠慮ください」とのアナウンスがあって前半が開始されました。

 

■前半「Mazi ca!? Gachi Da!!」
訳す?と「マジか? ガチだ!」ということで前半は、4名のミュージシャンの方がそれぞれソロで演奏。そこに、パフォーマーのお二人がダンスをあわせるのですが、皆さんの選曲が本当に「ガチ」。

 

こういったコラボイベントではどちらかというと親しみやすい曲が演奏されることが多いとは思うのですが、皆さん本格的な曲。特に伊奈先生はメシアンの非常に重々しい曲。
でも、そういった曲にも妥協しないところがいいんです。

 

パフォーマーのお二人もゆっくりと、しかし緊張感のある演技が目立っていましたし、お二人の個性の違いがいいんですよね。特に加藤さんの身体のやわらかさというかヨガ的なちょっと不自然なくらいの姿勢を綺麗に見せるのが特に印象的でした。パフォーマーのお二人と演奏者の絡み、というかギリギリ演奏の邪魔にならないところを突いているのがいいんです。

 

前半の最後は川崎さん。ただ、前半は即興ですがパフォーマーのお二人の動きをよく見ながら演奏していましたね。そして後半はCDにも格納されている「Flow」に移行するのですが、非常に盛り上がる演奏で「ライブの川崎さんだな~」というのを実感です。

CD収録曲ではあるのですが雰囲気は全然違いますね。お二人のダンスとあわせて良かったです。

 

4名のパフォーマーが拍手やトークで区切られることなく次々と登場、演奏という流れも良かったですね。

 

■後半「De Brazil ca!? Catz K-ca!?」
訳すと「で、ブラジルか? かっけーか!」ということでオリンピックにもちなんでブラジル、そしてノリノリの曲で「かっこいいだろ!!」ということで非常に楽しいステージ。

 

前半とは一変して楽しいトークと演奏で笑いをとっていきます。

パフォーマーのお二人ももちろん身体の動き等は非常に美しいのですが、全体的にはコミカルでばかばかしく(誉めてます)盛り上げます。

 

前半の2曲が終わったところで、加藤さんが中野さんにおんぶされ退場し、中盤はパフォーマンスなしでミュージシャンさんだけでのステージ。でも、これがまた面白い。申し訳ないですけど伊奈先生が「伊奈でございます」って挨拶するだけで笑ってしまうんですよね。なぜでしょう(笑)。

 

終盤の「ブラジル」で中野さん加藤さんが再登場ですが、顔を黒くしてアフロヘア(笑)。ばかばかしさ満点です(繰り返しますが本当に誉めてます)。

こういうのを演じきれるというか前半とのギャップがすご過ぎます。

 

最後は「ジョイフルジョイフル」。9月のイベントの最後で伊奈さんの突然のボーカルでユーフォルビアの皆さんをも驚かせた演目ですけど、どうやら伊奈さんのボーカルも既に定番になってしまったようですね。見事な美声を披露してくれて終演となりました。

 

いや~、本当に皆さんがそれぞれ大活躍。面白すぎますね。満足です。
アンコールの「TOKIO」も意表をついてよかったです。

 

中野さん加藤さんのデュオは私が知っているだけでもこれまで
・笠原さん&根津さんの「越友楽道」さん (2012年12月 とか 2013年10月
・井上静香と仲間たち さん (2014年のラフォルジュルネ とか 2015年09月
・そして今回の「伊奈るり子とユーフォルビア」

 

といろいろなミュージシャンと共演されていますよね。
なんだか新潟ってこういう演奏家さんたちの交流が盛んでいいよな~、と思えて、それがうれしいのです。また、どんな組み合わせでどんなコラボ公演ができるのか楽しみにしたいと思います。

 

(スタジオA 前売り2000円)