Noism の新作『ラ・バヤデール―幻の国』。
初日に観て来ました。
原作は有名なバレエですし(私は知りませんでしたけど)ストーリー等もネタバレの心配も不要だとは思いますが、まだ新潟公演も2日ありますし、新潟終了後も各地での開催も控えていますのであまり込み入った内容には触れないようにしておきます。
・私がもともとNoismのファンということもありますけど、やっぱり素晴らしいです。満足です。
・アフタートークでもちょっとお話がありましたけど、元々がバレエということもあって、全体的にバレエっぽいというか、今までのNoismっぽくないところはあるかも。
・普通に見ている分にはまったく違和感ないですけど、結構衣装の早着替えが行われているはず。短い場面切り替えの間に衣装の切り替えが行われているのを注意してみるとなかなかすごいことだと思う。ラストシーンとカーテンコールの間にも衣装が変わっているし。
・脚本が平田オリザさんということもあると思いますけど、ゲスト役者さんの3名のセリフが結構多いな、と。ただ、元々平田オリザさんが作った脚本は普通の脚本のようにセリフがもっと普通に多かったらしい。それを、金森さんが演出の段階でいろいろと修正というか実際の舞台として構築していったようなのですが、基本的には平田オリザさんの元々の脚本を役者さんはセリフで、Noismダンサーは身体の動きで表現しているとのこと。この辺の対比も面白いです。
・観客席は満席。やっぱりお客さんでいっぱいの会場は気分も盛り上がりますね。また高校生と思われる団体さんもいらっしゃったりして。いいことだと思います。
・先日行われたリハーサルと内容/演出が変更になっている部分もありましたね。ただ、これから本番を踏まえつつ、また、9月後半まで各地で公演が行われますから、まだまだ進化していくのでしょうか。
土曜日、日曜日の公演もわずかではありますが、当日券も発売されるようです。ぜひ、たくさんの人に観てほしい公演ですね。また、新潟以外でも、神奈川、兵庫、愛知、静岡、鳥取でも公演が行われます。そちらでもNoismの魅力に触れてほしいですね。そして、今後もNoismがもっとたくさんの場所で公演が行われたり、Noismに続く「劇場専属舞踊団」的なものが立ち上がるきっかけになったりすると素晴らしいな~、と思いますね。
(劇場 前売り 3600円 会員割引)