新潟商業高校吹奏楽部
去年までは秋(11月頃)に開催されていた定期演奏会ですけど、
3年生の活動の負担等を考慮して今年からこの時期に変更になったとのことです。
11月に比べれば、1年生が入部した直後で1年生の練習もなかなか十分にできないでしょうし、2、3年生もフォローが大変だと思います。
また、今回に限っていえば前回の定期演奏会からまだ半年ですから、そういった面でも準備が大変だったのではないかな、と思います。
オープニングは新商恒例となっているステージドリルからスタート。
さすがにこれは2、3年生のみでのパフォーマンス。どうしてもいつもに比べると少人数となってしまい、人数による迫力は減ってしまっていましたけど、それでも、綺麗な姿勢、フォーメーション、まとまりのよさだったと思います。
その後は吹奏楽のオリジナルステージと、ポップスステージ。
オリジナルステージでは聴いたことがない曲ばかり3曲集めていました。
プログラムにも3曲ともおそらく新潟初演ではないか、というようなことも記載されていましたけど、非常に意欲的なプログラムというか、やりたい曲をやるというような意志を感じますね。
各パート一人ずつの構成による曲だったり、愛に関する3部作だったり非常に目新しいです。
演奏も見事でしたが、なんというか聴いていて面白かったですね。
まあ、個人的には1曲くらい有名どころの曲もあってもよいかな、とは思いましたけど個性ということなんでしょうね。
休憩後は、2月のソロコンテストで金賞を受賞されたというマリンバの演奏。
さすがというか単純にかっこよかったです。
最後はちょっとした全体的にTV番組風にアレンジしてのポップスステージ。
明るく楽しい進行ですし、皆さんのソロも素敵ですね。個人的にはソプラノサックスのソロが非常に綺麗だな~、と思いました。
また、特に面白かったのは「クラリネットは早じまい」。
ステージ前面にクラリネットの皆さんがずらりと並び、何事か?と思っていたのですが、最初はフルのクラリネットで演奏していたのですが、徐々に分解、片付けていって、最後は口(リードの部分)だけでの演奏となっていき、ケースの蓋を閉める音でエンディングとなりました。
当初、プログラムのパート紹介のところで、1年生9名のうち5名がクラリネット担当ということでなんだかバランスが悪いな~、なんて思っていたのですが、この曲のためだったんですね。おそらく、この定期演奏会後、改めてパートの変更が行われるんだろうな~、とは思いました。
全体的にいかにも高校吹奏楽部の演奏会らしく、明るく楽しい演奏会でした。
いろいろと準備も大変だったとは思いますが、今後も楽しく活動を続けて欲しいですね。
(音楽文化会館 無料)