ピアノ:淺香みのりさん
淺香さんのピアノリサイタルは先月に新発田でも開催されましたけど、ぜひ新潟でも、ということで、コンチェルトさんが企画、主催されました。
私は新発田でも観させてもらっていますが、良いものは何回でも観たいと思うクチなので(笑)、喜んで行きました。
南高吹奏楽部の定期演奏会を第1部のみで切り上げて会場のスガマタさんへ。
開場時間ちょい前くらいに到着しました。
受付は最近いろいろとお会いする機会が多い田口さんと平片さんでした。
田口さんは大学院進学に伴いもう新潟ともお別れになりますね。東京でもご活躍を期待しています。
一番のり(笑)で会場へ。
席はどこでもよりどりみどりですが、前回の新発田では最前列で迫力ある演奏を堪能したし、今回はちょっと控えめに、後ろより、かつ、向かって左側の席を確保しました。
さらには、時折目を閉じて聴いたりして、あえて前回とはちょっと違う聴き方をしてみようかな、とそんなことを考えてました。
そして、実際の淺香さんの演奏ですけど、一度見ているはずなのですがやっぱりすごいな~、と思ってしまいます。弱い音と強い音の幅がものすごく大きいですし、非常に細かい音の連打するような場面でも音が全然こもらないんですよね。
また、女性に対してこんなことを書くとしかられてしまいそうですが、演奏している際、身体全体(特に肘から指先にかけて)から緊張感がつたわってくる感じがしましたね。
本当にその曲を「演奏する」だけではなく、ピアノを含めて淺香さんの世界を作り出しているという印象です。
演奏プログラムはアンコールを除けば新発田と同じ内容でしたけれども、それでもやっぱり「すごい」としかいいようがないですね。
淺香さんは今後も、ラフォルジュルネのイベントステージだったり、クラシックストリートだったり、県コン本選のゲスト出演など新潟市内でも演奏を聴く機会がありそうです。
こちらもまた楽しみにしたいですね。
上記以外でもいくつか感じたことを。
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新発田の公演のときには「準備の都合等でピアノが万全の状態ではない」ということだったのですが、今回のピアノはかなりいい状態のはず。ただ、その辺の違いは私では聴き取ることができないのが我ながらちょっと情けないのです。
同じ場所で2台のピアノを続けて聴けばなにかしら気づくかもしれませんけど(汗)。
ただ、お客さんの中には新発田の公演にもいらした方が何人かいらっしゃいました。そういう方はピアノの状態も含めて、全体的に今回の2回の公演でどういった違いというか、感想をもたれたのかな~、というのは興味ありますね(今さら聞くことはかないませんが)。
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今回の公演時間はおよそ1時間半でした。新発田のときはほぼ2時間でしたから30分くらいの差がありましたね。
アンコール曲は新発田と違っていたこともありますけど、大きいのは前回は司会の方の進行だったり、淺香さんのトークなどもあったりして演奏会自体はほんわかしたムードというか会場全体として淺香さんを応援しているような雰囲気があったのですが、今回はストイックにピアノの演奏オンリー。
どちらが良い/悪いということではなく、メインの演奏以外でもそれ以外の演出などなどで演奏会全体の雰囲気ってずいぶん変わるんだな~、ということは感じました。
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終演後私はほぼ一番手で会場から出たのですが淺香さんは受付近辺で既にスタンバイされていました。当然のことなのかもしれませんがさすがだな~と思いますね。
私も一言ですけど、お声がけできました。
中にはちょっと遠慮したのか、ちょっと奥まったエリア(スガマタさんを知らない人には訳わからない説明ですみません)にいらっしゃって、こちらからもちょっと遠慮しておこう、となることも結構あるんですよね。
もちろん、挨拶したければこちらからも遠慮なくいけばよいのでしょうけど(汗)、できれば、声をかけやすいところまで出てきてくれるとうれしいですね。
ホンの一言「良かったです、お疲れ様でした」「ありがとうございます」だけでも会話すると印象がずいぶん変わりますし。
(スタジオスガマタ 1000円)