ピアノ:清水明日香さん
ピアノ:酒井史さん
ピアノの清水さんの演奏会です。
清水さんは今年で新潟大学の大学院を卒業して地元の群馬に帰られるそうです。
その記念に、ということでコンチェルトさんが主催されました。
開場時間ちょいすぎくらいに会場のスタジオスガマタさんに到着すると受付が田口さんでした。
田口さんは今月で新潟大学を卒業し関東の大学院に進学予定です。今週末にはコンチェルトさんでインストアライブが予定されていますね。こちらも楽しみにしています。
会場に入り2列目の席を確保しました。
開演時間となり、まずは挨拶代わりの清水さんのソロ、そしてお二人での連弾。
清水さんは丁寧な曲紹介などトークをしながらの進行でした。また、トークもあらかじめ紙を準備してあったのですが、その紙もカンペとかそういう雰囲気ではなくちゃんときれいな紙を使って、堂々と読んでいました。
表情も絶えず笑顔ですし、非常に上品な雰囲気というかオーラを持っているな~、という印象です。
また連弾のお相手の酒井さんですけど、地元の群馬での高校時代からの友人(かつライバル(笑))で連弾等での共演も多いとのこと。
連弾での有名曲を3曲、息のあった鮮やかな演奏でした。譜めくりも曲によって清水さんがめくったり、酒井さんがめくったりでした。そんなのはごく普通のことなのかも知れませんけど、
そんなこともお二人での経験が長いのかな、なんてことを考えてしまいました
休憩後はそれぞれのソロ。
まずは清水さんで、フォーレおよびショパンの舟歌。ショパンの舟歌はこのところ聴く機会が多かく、聴く前は先週のだいしホール、ラフィーユの時の演奏に比べると、スガマタさんだともっと迫力満点かなと予想していたですが、逆に優雅な感じにきこえてきました。いい感じに仕上がっていたと思います。
酒井さんはカプースチンの曲。酒井さん自身の第一印象ですと非常に落ち着いた感じだったのですが、曲はスピード感あふれるかっこよい曲を見事に弾きこなしていました。
清水さんとの演奏曲との雰囲気が対照的でこの辺も面白く聴かせていただきました。
これは抜粋ではなく全曲通して聴いてみたいと思ったのは私だけではないでしょうね。
最後は清水さんが大学院で最後に勉強した曲ということでショパンのバラードの4番。
この曲も去年くらいからよく演奏会で聴いた曲です(主に、今日受付をされていた田口さんの演奏ですけど)。
清水さんの新潟での6年間の集大成とでもいっていい曲なのでしょう。
思いが伝わってくるような見事な演奏で感動的でした。非常に良かったです。
アンコールは連弾でハンガリー舞曲。ちょっとリラックスした感じも見受けられて非常に楽しそうでした。なによりだと思います。
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この演奏会は清水さんの6年間の新潟生活の記念に、ということだったのですが、
主催のコンチェルトさん、
フライヤーやプログラムデザイン、および、当日お二人の腕にきれいに施されたボディジュエリー、そして写真撮影のいろどり+さん、
そしてこの演奏会の副題にも「第2の故郷へ想いを寄せて」とありますけど、清水さんご本人、
いろいろな人の想いが詰まったとても素敵な演奏会だったと思います。
こういう演奏会は本当に終わったあとに幸せになりますね。
地元でのご活躍をお祈りすると同時に、
ぜひ、また新潟でも演奏を聴かせていただきたいものです。
(スタジオスガマタ 500円)