03/05 ラ・フィーユ 新大音楽科大学院生によるコンサート | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ピアノ:清水明日香さん
ピアノ:西田遼太郎さん
作曲作品:大野雅夫さん
ピアノ:桐生帆南美さん
ソプラノ:桑野彩さん(伴奏:西田さん)
ピアノ:清水秋奈さん

新大音楽科の大学院の皆さんの演奏会です。
今年は2年生4名、1年生2名の6名の皆さんの演奏を聴くことができました。

特に2年生は卒業演奏的なところもあるでしょうし、気合が入っていたものと思いますし、
実際にみなさんいい演奏でした。

中でも、個人的に特に印象に残ったのは、清水明日香さんと桐生帆南美さんでした。


清水さんはショパンの「舟歌」の演奏があったのですが、この曲自体が最近のマイブームなんです。

ちょっと前までは全然なじみがなかったのですが、ここ最近平片さんの演奏を聴く機会があり、
「お~いい曲だな~」と強く印象に残りました。

清水さんの「舟歌」も、表現力豊かにしっかりとした演奏でよかったです。
こうやって生演奏を聴いて印象に残ってお気に入りになる、というのは非常にありがたいことです。

ちょっと脱線しますけど、過去に同様に生演奏で聴いてお気に入りになった曲というのは、
ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」が第1号です。私が初めて行ったピアノの演奏会(2012年3月の栄長さんのリサイタル)で聴いた曲なのですが、普段は記憶力が非常に悪く1回聴いただけでは全然覚えられないのですが、この曲は非常に鮮明に記憶に残っています。
それだけインパクトがあったということなんでしょうね。


桐生さんはメトネルの「忘れられた調べ」。
特に後半で演奏した「悲劇的ソナタ」が非常に良かったですね。
桐生さんの演奏そのものを聴いたことはそんなに回数は多くないのですが、各種フライヤーなどで桐生さんのお名前を見つけると、「メトネル」の曲を演奏することが非常に多いというのが印象に残っています。

「桐生さんといえばメトネル」という感じで、逆に桐生さんの演奏曲がメトネルでないと「へぇ~、珍しい」と思うくらいですね。それだけ思い入れのある作曲家さんということなんでしょう。

またまた脱線してしまいますが、同様にある作曲家の専門家的な意味で記憶に残っているのじゃ2年前くらいに卒業された和泉さんがいらっしゃって、「和泉さんといえばアルカン」ですね。

このようにちょっと固定観念を持って観てしまうのは正直良い面と悪い面があるとは思うのですが、記憶に残りやすいのは確かです。


もちろん、その他の皆さんもいい演奏でした。
皆さんの今後のご活躍をお祈りしています。

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ただ、新大の院の募集停止に伴い、この演奏会の開催も多くてあと数回ということになるのでしょうか。この演奏会がなくなるという狭い範囲ではなく、もっと大きな意味で新潟の音楽界にとって非常に残念なことだと思います。

(だいしホール 無料)