02/28 星野文香 and 渡部乃亜 ~Piano duo concert~ | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ピアノ:星野文香さん
ピアノ:渡部乃亜さん

星野さん
 ブラームス 3つの間奏曲 Op.117
 ショパン 幻想曲

渡部さん
 スカルラッティ ソナタホ長調 L23
 スカルラッティ ソナタニ短調 L413
 ブラームス ピアノソナタ第1番 第1楽章
 チャイコフスキー 18の小品 Op.72 より 第5曲「瞑想曲」

2台ピアノ
 モーツァルト 2台ピアノのためのソナタ K448 第1楽章

連弾
 ディズニーより ホールニューワールド
 ディズニーより 美女と野獣
 ムソルグスキー 展覧会の絵より プロムナード~キエフの大門より
 ブラームス ハンガリー舞曲 第5番

※気まぐれですが、がんばって書いてみました(汗)。

中央高校出身で現在大学3年生(別々の大学ですが)のお二人のデュオコンサートです。

今日はスタジオAでシューベルティアーデさんもあるし、可児さんで小笠原さんと経麻朗さんのライブもあるし、昨日に続いて非常に贅沢でありつつも非常に悩ましい日なのですが、私はこちらの演奏会を選択。

もちろん、お若いというだけで全然知らなければ、なかなか聴きに行こうという動機付けにならないのですが、

星野さんは去年の夏に「くにたち音大の新潟県人会」で演奏を聴かせて頂いています。
ただ、上記の演奏会はジョイントコンサートですし、普通だったら演奏者の各個人それぞれ単独ではそこまで印象に残らないのですが、星野さんは準備の段階でいろいと頑張っている様子がコンチェルトさんのブログから伝わって来ていたんですよね。
それで、当時も注目して聴いていましたし、実際いい演奏でした。

また、渡部さんはちゃんとお名前を意識して演奏を聴いたことはないのですけど、お名前は知っていました。去年のなんだったかの演奏会で中央高校の音楽科の資料を見たときに、ロシアンメソッドの経験者として、既に海外のコンクールに出場&賞をいただいているのが紹介記事としてあり、「お~すごい」となかなかのインパクトが残っていました。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで(笑)、この演奏会の開催を知ったときから楽しみにしていました。

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まずは星野さんのソロ。
うすい緑の光沢のあるドレス。非常に美しく華やかですね。

曲自体はどちらかというとしっとりと美しい曲ではありましたけど、星野さんの演奏は丁寧で美しさの中にも力強さを感じさせてくれました。最初のお辞儀等を見るとなかなか緊張しているな~、というのも伝わってはきましたけど、いい演奏でした。

続いて、渡部さん。
渡部さんは薄ピンクのドレス。こちらはどちらかというとかわいらしいという雰囲気でしょうか。
最初のスカルラッティを聴いたときには(もちろん、曲調というのもあると思いますが)、非常にしなやかな演奏だな~、という印象だったのですけど、後半の2曲は一転、なかなか迫力のある演奏でした。さすがに曲に応じていろいろ表現する力をお持ちなんだな~、と思いましたね。

ただ、ちょっと残念だったのはプログラム内にも記載があったのですが海外のコンクールでの受賞というのが「プロコフィエフ」の最良の演奏に対して送られる賞だったそうで、できればそのときの演奏曲なんかも聴いてみたかったかな、とは思いました。

休憩後はお二人での演奏です。
まずは2台ピアノ。やっぱり後半ということもありますし、お二人での演奏ということもあり余裕もでてきたのか、ちょっぴり笑顔も見られました。この曲は確か「のだめ」で有名になった曲だと思いますが、息のあったいい演奏だったと思います。

【素人の疑問その1】なのですが、お二人にはそれぞれ譜めくりさんがサポートとして付いていたのですが、それぞれ楽譜をめくるタイミングがばらばらだったんですよね。
2台ピアノの楽譜って、それぞれの楽譜で別々になっているのでしょうかね。素人考えでは2台分の内容が記載されている同じ楽譜を使っている→譜めくりのタイミングは同時になるはず...なんてことを考えたのですがどうなのでしょう(笑)。

その後はお二人での連弾です。有名な曲が並びました。連弾も前半と後半では1stと2ndを入れ替わっての演奏でした。「展覧会の絵」の連弾って知らなかったのですけど、なかなか面白いですね。一番印象に残りました。

【素人の疑問その2】なのですが、連弾と2台ピアノってどちらもピアノを2人で弾くわけですけど、素人考えですと連弾の曲って2台ピアノでも弾けるはずですよね?
(2台ピアノの曲はお二人で同じ鍵盤を弾くこともあるでしょうから、連弾では実現しきれない場合もあるとは思いますが)。もちろん、観たときの印象として連弾は非常に一体感があって私は好きなのですが、音響効果的にいうと連弾ならではの良さというのはどの辺にあるものなのでしょうか(笑)。

最後はお二人で簡単に挨拶をして終了でした。アンコールがなかったのは意外というかちょっと残念でしたけど、お二人の演奏が聴けてよかったです。
これからもこういった機会を設けて行きたいとのことですし、楽しみにしていたいと思います。

お二人も現在大学3年生ですから、いよいよ卒業後の進路等が明確になっていく感じでしょうか。それぞれご自身の希望する進路に向かっていって欲しいですね。

(スタジオスガマタ 無料)

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この公演に行く前に蔵織さんへ行って、各種ひな人形の展示を見てきました。
江戸、明治、昭和初期(だったかな)という年代ものの雛人形と、現在の皆さんの作品の共存が面白かったですね。

またねんど母さんもいらっしゃって少し会話させていただきました。作品を見たときの印象でクレイアーティストの皆川リョウイチさんとなにかしらの関係者なのかな~、なんてことも思ったのですけど、聞いたところ皆川さんのお弟子さんというか生徒さんだったそうです。

納得ではあるのですが、それで、これだけのモノが作れるようになるというのも素晴らしいですねぇ。

記念に一つ購入させていただきました。

写真だと実物の大きさが良くわかりませんけど(汗)、非常にかわいらしいサイズで、それがまたこの作品の良さでもあるのでしょうね。お値段もリーズナブル(笑)。


なんだかほっこりします。