02/13 新潟大学教育学部 音楽科 第34回卒業演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

新潟大学教育学部音楽科の皆さんの卒業演奏会。

第1部と第2部にわけて合計20組の演奏でしたが、私が観れたのは第1部の後半からの15組でした。

渋谷さんと石井さんの演奏終了後、急いで県民会館に向かうと第1部の前半が終わってちょうど休憩時間中。休憩中というの入場するにはなかなかいいタイミングだな~と思いつつ、着席し、受付でもらったプログラムを確認。

すると....

今回の演奏会で特に聴きたいと思っていたのがお二人いて、それは平片さんと田口さんだったのですが、そのお一人平片さんの演奏が第1部の休憩前の最後で、既に終わっていました。ショックです(涙)。

平片さんの演奏は2日前の「ヴェリタスミュージッククラブのスプリングコンサート」でも聴かせてもらっていて、そこでも「いい演奏だな~」とは思ったのですが、やっぱり「卒業演奏会」という記念の舞台ですから、やっぱり違うと思うんですよね。残念でした。

一方、田口さんの演奏は無事聴くことができました。
やっぱり見事な演奏でしたし、演奏前にちょっと上を向いて集中している様子などを見ても、より集中しているように見受けられます。
私では演奏自体は2日前の演奏と比べると具体的にどこが違うんだ、といわれると全く説明はできないのですが、なんだか感じるものがあるんですよね。思いの入ったいい演奏だったと思います。

ただ、第1部の終了後に偶然お二人にお会いして、簡単にですが挨拶できたのは幸運でした。別途聞いたところ、平片さんも「自分でも一番納得できた演奏だった」とのことで、それが一番素晴らしいことだと思いました。

お二人もそれぞれ大学院に進学されるということで、今後もご活躍を楽しみにしたいと思います。


特に聴きたかったお二人以外の演奏も皆さんいい演奏ばかりでした。

中でも個人的には、
・山岸さんのカウンターテナー(というジャンルは知っていましたが)は初めて聴きましたけど非常に独特で貴重な機会でした。
・伊野さんのヴァイオリンは特にお見事でかっこよかったです。
・小林さんと中野さんの2台ピアノ。非常に楽しそうな雰囲気がでていて、いいな~、と思ってしまいました。
・佐々木さんのピアノ「シャコンヌ」。良い意味で重厚で渋い感じがして個性的な演奏だな~、と感じました。
・高橋さんおピアノ、非常に滑らかでありつつ迫力もあってキレがあるな~、という印象です。

・最後の大野さんの作曲作品では、音楽科の皆さんによる合唱が披露されましたがこういうのもなかなか珍しいよな、と思いました。曲自体もなんというか神秘的というか印象的な曲でしたし、合唱も心に響いてくるもので、今回の演奏会の最後の締めにふさわしいプログラムだと思いました。

今回卒業される皆さんの進路はさまざまだと思いますが、今後の活躍を期待したいと思います。

(県民会館大ホール 無料)


(今回の演奏会とは直接は関係ないともいえるし、大アリともいえるのですが)
私も正確なところは把握しきれていないのですが、新潟大学から音楽科(やスポーツ系や芸術系)の募集がなくなる、、、という話が出ているようです。私自身は政治的な背景等々はわかりませんが、中央高校や新大の音楽科など公立の学校で芸術が専攻できるというのは非常に貴重だと思うんですよね。

新潟の音楽界って(新潟以外の他の都市のことはわかりませんけど)、

全国的に有名な演奏者の公演ももちろん数多く開催されますが、それ以上に地元で活躍されている演奏家さんの公演が非常に多く開催されていますし、
ラフォルジュルネがあったり、
ジャズストリートやクラシックストリートがあったり、
県コンもなかなか特長のあるコンクールだと思いますし、
音楽ではないですけど、Noismという唯一の劇場専属舞踊団があったり、

ものすごく素晴らしいところがたくさんあると思うのですが、それはすべて「人」があってのことだと思うのですよね。

事情に詳しくない私が安易なことを書くべきではないかもしれませんが、目先の事情にとらわれてなにか大きなことを失うことにならなければよいな~、と思ってしまいます。


これまた全然話が変わりますけど、
ちょっと思い返してみると、私が今回平片さんと田口さんを注目していたというのは、過去に演奏を聴いたことがあるのはもちろんですが、演奏を聴くだけではなく、わずかでも直接お会いしたことがあるというのが大きいんですよね。

それでそのお話をした場というのはお二人ともに「コンチェルトさん」なんですよね。
また今回のお二人以外にも私が特に注目、応援している演奏家の方は多いですけど、その大部分はきっかけがコンチェルトさんのような気がします(汗)。

今日の卒業演奏会もコンチェルトさんは会場にいらっしゃっていました(いろいろ用事を済ませたあとの終了間際の駆け込みかもしれませんけど)。
やっぱりブログ等も含めて、コンチェルトさんの新潟音楽界、特に若いみなさんに対しての貢献というのは非常に大きいよな~、と思わずにはいられません。