ピアノ:石井朋子さん
4/17にトリオベルガルモとしての本公演が開催されますが、それに先立って
番外編ということでトリオではなくチェロとピアノのデュオの公演となりました。
トリオベルガルモの公演としてデュオの演奏をするのは第1回公演のとき以来とのことでしたが、私はその公演は聴いていませんので初めてのこととなります。
また、私自身が、石井さんの演奏を聴くのが結構久しぶりです。
おととし(2014年)が9回で年間ランキングでも2位だったのですが、去年(2015年)は1度もなかったんですよね。そんなことからも今日の公演は楽しみにしていました。
開場時間ちょうどくらいに到着し、ず~ず~しく最前列を確保します。
今回は長方形のスタジオに対してちょっと斜め向きに向かって演奏するような感じの配置になっていました。
(ちょっとわかりにくい表現だとは思いますが)。おそらく、席数を確保するための工夫なんでしょうね。
で公演というと、、、なんだか凄い公演でした。
1曲目のフランス組曲は比較的普通の演奏(といっても普通に素晴らしいという意味)という印象を受けたのですが、2曲目のベートーベンのチェロソナタ5番とメインのショパンのチェロソナタは、迫力が凄くって鳥肌が立つ感じでした。
というのも(石井さんの持ち味でもあるとは思いますが)、石井さんの気合が入りまくりという感じなんですよね。
石井さんと渋谷さんは決して「演奏していて楽しそう」、という印象は受けませんし、、
誤解を恐れつつも変なたとえをしますけど、お二人が真剣でチャンバラをしていて、それも特に石井さんが攻めに攻めまくっているのを、渋谷さんが必至に受け止めている(受け流しているわけではない)ような感じ、、、とでも言いましょうか。
もちろん他の皆さんの感じ方はいろいろあると思うのですが、私はそんな感じで観てしまい、お二人の演奏姿から目が離せなくなってしまう凄い演奏でした。
その分、アンコールの「白鳥」はその分本当にゆ~ったりと聴かせて頂きましたけど。
4/17のトリオとしての本公演も本当に楽しみでございます。
(スタジオスガマタ 事前予約 2000円)