ピンクドクロ公演「HUG」
宮河愛一郎さん
島地保武さん
中野綾子さん
元Noismの宮河さんが立ち上げた劇団の「ピンクドクロ」の公演です。
本来はピンクドクロは宮河さんと同じく元Noismの藤井泉さんが中心となっているようなのですが、
今回は藤井さんがスケジュールの調整がつかずに、島地さんと中野さんとのパフォーマンスとなったようです。
正直言えば、中野さんは加藤千明さんとのユニットで何度かパフォーマンスは観た事がある、、、というか、
お二人のパフォーマンスが面白くって、そこからNoism本体にも興味を持ち始めたという経歴なので、
宮河さんだったり島地さん(中野さんも)のNoism時代のご活躍は知らないんですよね。
本当に中心人物だった、、、というのはなんとなく知っているのですけど。
でも、せっかくだし一度観させて貰おうかな~、という感じで観にいきました。
私もなんどかこういったコンテンポラリーダンスを観ては来ましたけど、やっぱり体の線は綺麗ですし、皆さんそれぞれの存在感がすごいですね。
中野さんのパフォーマンスも今まで見たUNIONとはまた違った動きが多かったですね。
やっぱり男性とのパフォーマンスだとリフトとか組み体操的な動き(というと変ですけど)とか、ダイナミックな動きも可能となるんだな~、と思いましたね。
毎度のごとく、というか、情けないことに全体的なストーリ-というのはセンスのない私では良くわかりませんけど(汗)、
それでも十分に面白くって、1時間弱の時間が本当にあっという間でした。
刺激的で楽しい公演でした。
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また、この公演で特徴的だったのは、クラウドファウンディングで寄付金を募っていたということでしょうか。
ダンスだけでなく、クラシックの音楽もそうですけど、なかなかお金にならないということはなんとなく伝え聞きます。
そんな中、このクラウドファウンディングというのはなかなかいい試みだとは思うんですよね。
もちろん、演奏者に対する一番の応援というのはチケットを購入してその公演に行くことだとは思うのですが、
それ以上に応援したい、という観客は結構存在すると思うんですよね。
観客も一人一人では直接的に演奏者を応援するというのは難しいところがありますけど、
こうやって演奏者の側から「応援してください!!」と声をかけることにより、応援する側も応援しやすい、というか。
今回だけでなく、クラシックの演奏会でもこういったことをうまく活用することにより、
より演奏の場というか、演奏者と観客の和というか、そういったものが広がるのかな? と思いましたね。
また、今回のピンクドクロの公演は今日とあと明日の2回もすべて売り切れのようですし、
ワークショップも開催されていますし、そのワークショップの新潟では特に高校生の申込みが多く追加での開催もあったようです。
なんだか、いい方向に進んでいるな~、という気がしますね。
これからもがんばって欲しいです。
(えんとつシアター 事前予約 3000円)
クラウドファウンディング出資者特典で、出演者からのHUG、
ということで、私はやっぱり中野さんにお願い(笑)。
良い記念です。