新潟県音楽コンクールが今年で50回。
それを記念してのコンサートですが、上位受賞者だけでなく審査員の方も参加されるというのが良いですよね。
ただ、現在は審査員の方でもやっぱり県コン受賞者という方も多いですね。
全体的に非常に豪華というか贅沢なコンサートでしたね。
県コンという大きなイベントの記念コンサートでなければできない編成、出演者だったと思います。
まずは、ピアノ4台を使用して、8人による連弾。
なんといってもメンバが豪華ですね。それぞれソロで聴きたい人ばかりですし、ちょっともったいないな~(笑)という気もしますけれども、
こんな編成での演奏が聴けるのも2度とないような気もしますし、実際になかなか面白かったですね。
さらには「魔王」の聞き比べということで、シューベルト作の曲とベートーベン作の曲が演奏されましたが、
個人的には「魔王」って、そんなに何人もの作曲家の曲があるのですね、、ということからして「なるほど」でした。
前半最後は、弦楽アンサンブル。弦楽の出演者の中では最年少の近藤ほなみさんがソロを務めます。
近藤さんは7年前に県知事賞を受賞されていますが、それでもまだ中学生。華のある演奏ですね。
特にチャルダッシュはおそらく純粋にソロでの演奏だったらもっとノリノリでもっと速く演奏したそうな雰囲気もあるところ、
アンサンブルですからちょっと抑え気味、、、という感じでしょうか。まだまだ余裕があるな~、という印象です。今後がさらに楽しみです。
後半は一転して新潟交響楽団さんがステージにあがり、今年の県コンのピアノの小学生部門の受賞者3人とのコンチェルトや、
五十嵐冬馬さんとのフルートコンチェルト、さらには佐藤泰弘さん、山下尚子さんのオペラといろいろです。
小学生のピアノは演奏はもちろんですが、ステージマナーもなんだか堂々として素晴らしかったですね。
五十嵐さん、佐藤さん、山下さんはもうさすがの演奏でございます。
最後はジュニア合唱団が登場です。「県コン」という意味ではジュニア合唱団はどういう繋がりがあるのかな? とか思わないでもありませんでしたが、
そんなことは素晴らしい歌声が聴けることに比べれば些細なことです(汗)。
公演時間もトータルすれば3時間くらい。十分に「音楽の喜び」を堪能させていただきました。
(りゅ~とぴあ 指定席 2000円)