09/27 井上静香と仲間たち2015 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

~ヨーロッパ、ロマン派の薫りに想いを馳せて~

ヴァイオリン:井上静香さん
ヴィオラ:森口恭子さん
チェロ:マルモ・ササキさん
クラリネット:中秀仁さん
ピアノ:島田彩乃さん

前日に引き続き古町5のチンクエフェスタで、ヴァイオリン高橋さん、フルート小笠原さんの演奏を観てから会場のだいしホールへ。
このところ6日連続(笑)でなんらかの演奏会に行っていましたが、それもこの「井上静香と仲間たち」の公演で締めです。

前日の中野さん加藤さんとのパフォーマンスとのコラボも非常に面白かったですけど、この公演は正統派、本格的な公演になりますね。

会場に入って、やっぱり(汗)最前列の席を確保。ただ、普段は大体ステージに向かって左側に席を取ることがほとんどなのですが、
なんとなくの気まぐれでこの日は右よりにしてみました。

まずは井上さんと森口さんのデュオ。
緊迫感と迫力ある演奏姿に見惚れつつ、素晴らしい演奏を堪能します。う~ん、いいです(笑)。ただ、視線はどうしても井上さん8割、森口さん2割くらいの気持ちで観ていたのですが、気まぐれで右側に座ったのが災いして、井上さんを観るには譜面台がちょっと邪魔になりましたね。自業自得ではありますが自分の見込みの甘さを呪いました(汗)。
それでも十分に満足です。

続いては
中さん、ササキさん、島田さんで、クラリネット、チェロ、ピアノという編成の三重奏。
珍しい編成でしたけど、こちらも素晴らしかったですね。
チェロのササキさんは演奏姿は非常にダイナミックで迫力がありますが、そこから奏でられる音はホール全体に溶け込むような音色なんですよね。
中さんのクラリネットも島田さんのピアノもそれぞれ主張しつつも、3つの音が見事に調和しているんですよね。これも本当にお見事でした。

正直言えば、このプログラムを見たときには、やっぱり大ファンである井上静香さんには全曲出て欲しいな~、なんてことを思わないでもありませんでしたが、十分満足させていただきました。

休憩後は井上さん、森口さん、ササキさん、島田さんでの四重奏。
休憩時間中のうちに左側の空いている席に移動して(笑)、準備万端です。

もう、ひたすら素敵な音楽を堪能するだけです。幸せな時間でした。

最後のアンコールは5名全員そろっての演奏です。
クラリネットの中さんは立った状態での演奏でしたが、途中で中さんのちょっと暴走気味(笑)の即興演奏が始まりました。もちろん、その演奏も楽しいものではありましたが、なによりも他のメンバが「えっ? えっ?」というような感じでちょっと戸惑ったようなそぶりを見せているのが特に面白かったです。演奏後はメンバも笑って中さんに向かって「ブラボー」言っていましたね。

また、終演後みなさんが舞台裏に下がったときには昨日に引き続き皆さんの楽しげな歓声が聞こえてきましたね(笑)。演奏は非常にレベルが高いし、雰囲気もとても素敵な公演でしたね。満足感でいっぱいでした。

(だいしホール 3500円)





ただ一つ、残念なことが...
後半の四重奏の曲中、私の後ろの列のちょっと右側のお客さんが、なにやらがさごそやっている音が。
どうやら飴かガムの包み紙を開けていたようなのですが、そのがさごそ音だけでも気になったのですが、その後、口を動かす音まで聴こえてきてしばらく続いたのは非常に残念でした。
そんなに大きな音ではないですが気になり始めたらダメなんですよね....咳の予防とかで飴を口に含むのはありだとは思いますが、それは休憩時間か、せめて楽章間にして欲しいし、
増してや口はしっかり閉じて食べることだってできるでしょうに....