ヴァイオリン:佐々木友子さん
ヴィオラ:森口恭子さん
チェロ:マルモ・ササキさん
クラリネット&パフォーマンス(笑):中秀仁さん
パフォーマンス:UNION(中野綾子さん、加藤千明さん)
チンクエフェスタでのトリオアンシュミネさんの演奏を前半の20分くらいで切り上げて移動開始(ちょっと残念ですがやむなし)。開場時間をちょっと過ぎたくらいに到着です。
会場のスタジオAに入ると通常の演奏会ではあまりないですけど、椅子がぐるっと半円形に並べられていますね。通常の演奏だけだったらこういうのはないでしょうけど、今日は中野さん加藤さんのパフォーマンスがありますからその準備というのもあるのでしょうか。
中野さん加藤さんのお二人のパフォーマンスを観るのは去年の5月にお二人が新潟を離れるときの公演以来ですから、1年半ぶりくらいですが、非常に楽しみにしていました。
小さいお子様もいますけど、遠慮せず(汗)最前列に席を確保し開演を待っていると、Tシャツ姿でパッと見はスタッフにしか見えない(笑)中さんが登場し、
ヴァイオリン&ヴィオラをステージ後方のテーブルに置いていきます。
これはもうパフォーマンスが始まっているの? それとも純粋に準備??? なんてことを思いますが、それでもラフなお姿の中さんを観ているとなんだか笑いがこみ上げてきてしまいますね。
時間となり皆さんご登場。
中野さん加藤さんも上品なドレス姿で準備されているテーブルにつきます。
ササキさんは犬のぬいぐるみを肩に乗せての登場でした。お子様も多いですし場も和みますね。
その後レストランのシェフに扮した(ただし上半身はTシャツのままというギャップも楽しい)中さんが登場し、挨拶をすると同時にテーブルに準備されていた井上さん、佐々木さん、森口さんのヴァイオリン、ヴィオラを料理のレシピ風に紹介しつつ、皆さんに楽器を渡して公演が始まりました。
公演は個人的にはどうしても中野さん加藤さんのパフォーマンスに意識が集中してしまいます。もちろん演奏の皆さん、特に井上静香さんは大好きなヴァイオリニストですし、他の皆様も本当に演奏姿もかっこよいし、本当にもったいないとは思うのですが、
どうしようもないです(笑)。本当に贅沢な公演です。
そんな中UNIONのお二人ですけど、やっぱりお二人らしいな~というパフォーマンスです。
基本的には食事している二人の様子なのですが、表情も含めて表現力豊かに、全体的にコメディタッチでストーリーは進んでいきます。ところどころついつい笑ってしまいますし、一つ一つの動きはとても美しいです。久しぶりのお二人のパフォーマンスはやっぱりよいな~、と実感しました。
また皆さんの演奏も素晴らしいですし、演奏だけでなくパフォーマンスにも参加したりもしていました。
中さんは正直今回は演奏よりもパフォーマーとしての出番が多かったくらいですし、他の女性陣も中野さんのアクションを真似しながら観客席の周りをねり歩くようなシーンもあったのですが、井上さんやササキさんは結構笑顔で喜んで(というとちょっと変な表現ですが)中野さんの真似をしますけど、佐々木さんや森口さんはどちらかというとちょっと恥ずかしげでアクションも小さめだったりして、そんなところも観ていて楽しかったです。
■
お客さんの中には小さなお子さんもいましたが、お子さんたちの反応はストレートで面白いですね。ところどころ、じっとしていられずそわそわするような場面ももちろんありますけど、
面白いところでは素直に笑いますし、感情にあらわすのがホントにいいな~、と思ってしまいます。
休憩時間になっても加藤さんがしばらく椅子に突っ伏したまま動かないようなところでも、遠慮なく近づいていきますし、後半に入る直前もおそらく控えの方に皆さんがスタンバイしていたと思うのですが、そんなところにもすぐ覗きにいきますし。
こういうのが素直にできるのはうらやましかったです。私も覗きたかった(笑)。
■
終演後、出演者の皆さんが控えに下がると、そこから結構大きな歓声が聞こえてきました(笑)。やっぱりちょっと異色の公演ですから、皆さんちょっと不安もあったのかもしれませんね。なんだか裏で皆さんが声を上げているのを聞いてなんだかいいな~、
と思ってしまいました。
■
スタジオAという限られた空間で最前列で、大ファンの皆さんの非常に楽しくクオリティが高いパフォーマンス、素晴らしい演奏のコラボを十二分に堪能させていただきました。
翌日の「井上静香と仲間たち」の本公演も本当に楽しみですし、UNIONのお二人はまたパフォーマンスが見れるのを楽しみにしています。
(スタジオA 2000円)
客席が半円形に並べられた会場の様子