09/24 加藤礼子ヴァイオリンリサイタル vol.1 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ヴァイオリン:加藤礼子さん
ピアノ:吉兼三紀子さん

入場したのは開場時間をちょっと過ぎたくらいだったのですが、最前列が空いていたので座らせていただきました。
平日の公演ですがお客さんもたくさんですし、お客さんの期待の高さも伺えますね。

開演時間となり、加藤さんがお一人で登場。
まずはバッハの無伴奏パルティータの3番だったのですが、、、
非常に緊張感が漂い、迫力のある演奏でした。すごかったです。

加藤さんは前期のりゅ~とぴあのアウトリーチ登録アーティストであり、今年の1月に締めくくりのソロリサイタルを開催されていますね。そのときも緊張感があって迫力のある素晴らしい演奏でしたが、今回はさらにそれに磨きがかかった、という印象です。

おそらく観客の皆さんも同じような印象を持ったと思うのですが、最初の曲にもかかわらず演奏終了後、客席からの拍手がなかなか止まりませんでした。
こういうのもなかなか無いことだと思います。

続いては、ピアノの吉兼さんも登場して、クライスラーの小品を5曲。
いずれも有名な曲ではありますけど、ちょっと違うぞ、、と見惚れて、聞き入ってしまいました。
素晴らしい演奏でした。

休憩後はクロイツェル。
なかなかの大曲ですけど、吉兼さんのピアノとも一体感がありますし、前半にも増して、気合ののった研ぎ澄まされた演奏という感じですね。
1曲目のバッハのときには譜面を使用していたこともあり、演奏姿はちょっとおとなしめかな、という印象は受けたのですが、このクロイツェルも譜面は使ってはいましたけど、軽くリズムをとってステップを踏んでいるように見えたり、もちろん、念を込めて演奏するところもあり、
演奏姿も非常に迫力があり、かっこよかったです。

素晴らしい演奏でした。

加藤さんはこのリサイタルを定期的に開催することを予定しており、
今回は「ドイツ・オーストリア1」ということでしたが、毎回、国をテーマにしてリサイタルを開催するようです。次回はフランスを予定ということで、アンコールもドビュッシーの曲でした。

次回以降の公演も楽しみでなりません。


前日の枝並さん湊元さんの公演に引き続き2日連続でヴァイオリンのソロリサイタルでした。
会場もホールとスタジオで違うということもありますが、これだけ雰囲気の違う公演もなかなか無いよな、と思いました。
もちろん、どちらが良い、悪いということでは全然なくって、それぞれの演奏者の思いというか個性なんですけど、こういったいろいろな公演が開催され観にいけることを非常にうれしく思います。

(スタジオA 前売り2000円)