09/12 佐々木友子×庄司愛 デュオコンサート vol4 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

Kaede Gallery+full moon ギャラリー コンサート 2015 Autumn
<好宮佐知子展 オープニング企画>

ヴァイオリン、ヴィオラ:佐々木友子さん
ヴァイオリン:庄司愛さん

JSバッハ:
「インベンションによるヴァイオリンとヴィオラのための15の二重奏曲」より4曲

ルクレール
「2台のヴァイオリンのための6つのソナタ」第2番

ベリオ
「2台のヴァイオリンのための3つのコンチェルタント」 第1番第1楽章

グリエール
「2台のヴァイオリンのための12に二重奏曲」より3曲

バルトーク
「2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲」より4曲

ハルヴォルセン
「ノルウェーの旋律によるコンチェルトカプリス」

※他のブログなどでプログラム詳細を記載する方がいなさそうだったので、
がんばって書いてみました(汗)。
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Kaede Gallery+full moon ギャラリーコンサートは会場の特性上、演奏者と観客の距離が非常に近く迫力のある音楽が堪能できますし、
出演者も今回の庄司さんや佐々木さんをはじめとしていつも豪華ですし、楽しみにしています。

ただ、不定期開催でビラ等もほとんど開催されずに、告知はひっそりとWeb上 で行われるくらいなので、
本当に知る人ぞ知るという感じなんですよね(汗)。

笠原さんと飯田さんの公演のあと、しばし時間をつぶして開演20分前くらいに会場へ。
すると1番のりでした。せっかくなので最前列に席を確保し、しばし今回の好宮佐知子さんの個展の作品を鑑賞します。

あとからの解説を確認すると「フレスコ画」ということで、壁画を書くときに使用されている技法を使って創作されているそうです。
内容はど素人の私が書くのも変ですけど、抽象化した風景画とでもいいましょうか、図柄としては非常に単純化されてはいますが、光というか空気感を感じさせるというか、
なんとも独特な作品だな~、と思いましたね。面白かったです。

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定刻になり庄司さんと佐々木さんが登場です。

庄司さんの挨拶で、このギャラリーでお二人でのコンサートも結構回数を重ねてはいますが、まだまだ二重奏曲はたくさんありますので大丈夫です(笑)、
ということと、今回はいろいろな時代、地域の楽曲を集めてみました、とのことで演奏が開始されました。

またこのギャラリーコンサートの特徴として、観客との距離が近いということもありますし、
お二人もこの会場でなんども演奏会を実施しているということで、非常に曲紹介のトークなども非常に和やかに進んでいきますね。

バルトークの曲で「収穫」という曲があったのですが、
庄司さん「どの辺が『収穫』なのかよくわかんないですよね(笑)
佐々木さん「私は収穫する方だけでなく、収穫される作物の方をイメージしています」
とか、

楽譜に速さではなく「30秒」と指定されている曲を演奏時に、
終了後、観客さんから「25秒でしたよ」と指摘され(笑)、
「もっとゆったり演奏しなくちゃだめでしたか(笑)」

などなど、
言葉にすると雰囲気がうまく伝わりませんけど(汗)、全体的にとっても柔らかい雰囲気の中進行していきました。

ただ演奏は小曲がたくさん演奏されたということもありますけど、
技巧的な曲から穏やかな曲、またはヴァイオリンの教本によく使われる曲など、
本当にさまざまな曲が演奏されましたし、また最前列からお二人のかっこよい演奏姿を観させていただきました。

お客さんはちょっと少なめでしたけど(やっぱり知っている人が少ないですよね)、
その分、参加した観客にとっては非常に贅沢な公演でした。

(kaede Gallery+full moon 当日1500円)