08/22,23 Noism2×永島流樽砧伝承会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

~赤降る校庭さらにもう一度火の花散れ~

Noism2と永島流新潟樽砧伝承会のコラボ企画。

幣さんと大瀧さんのリサイタル後、しばし時間をつぶしシャトルバスを利用して会場へ。

受付をすまして開場を待ちます。

ただ、最初は開演18:30に対して早めに入場させてくれるのかと思ったのですが、
なかなか開場されません。正直、このときにはず~っと立ちっ放しでの待機でしたから、
早く入場させて座らせて~、なんてことも思ってしまいました。

結局開場は18:30。開演予定時刻になってからでした。なにか手違いでもあったのかな~、
なんて思ったりもしたのですが、入場して準備されたステージに近づいてみて納得です。

ステージ上にはNoism2のメンバがすでにスタンバイ。

そりゃそうか、今日のステージはグラウンドに設営されていますし、通常の劇場とかスタジオとか違ってメンバを隠す幕とか一切ありません。

開演時間まで入場させなかったのは準備している光景を観客に見せないためだったのですね。なるほど。

観客が席についたあと、赤い布を纏ったメンバ(浅海さん)が入場し、いよいよ開演でした。

□全体的に
樽砧の勇壮なリズムに合わせてNoism2の生き生きとしたパフォーマンス。
個人的にはどストライクです。

Noism2のメンバも全体のパフォーマンスも見事ですし、各メンバでソロというかそれぞれ見せ場もあってホント良かったです。

特に途中まではお一人、浅海さんだけはず~っと布を纏ったままで(神事の巫女みたいな役目だと思うのですが)、中腰状態であれは相当大変だよな~、なんて思っていたのですが、終盤、ヴェールをはずしたあとの浅海さんのソロはそれまでの鬱憤(汗)を晴らすかのようなキレのあるすごいパフォーマンスだと思いました。ホントにかっこよかった。

その後、盛り上がる樽砧をバックにメンバ全員での統一パフォーマンス。すごい迫力でした。
ホントにホントにかっこよかった。

非常に満足度の高い30分間でした。


樽砧伝承会の皆さんのパフォーマンス。
やっぱりあのリズムを聴くと新潟県人の血が騒ぎますね。
また、演奏姿も華麗なバチさばき、こちらも本当にかっこよい。

リズムは一つの主題に対して、ソロだったりデュオ、もちろん全員での演奏なども交えつつ、
微妙な変化をつけながらの演奏。クラシックでいうならまさしく変奏曲(笑)という感じでしょうか。

この樽のリズムとNoism2のパフォーマンス、伝統芸能とコンテンポラリーダンス、
ものすごく相性がいいな~と思っていました。


タイトルの「赤降る校庭」とか「火の花散れ」にもあるように、グラウンドには多数のキャンドルが配置され、また、ステージすぐ横にはかがり火も設置されていました。

地面のキャンドルは入場時にはまだ明るかったので、そんなに印象的でもなかったのですが、終演後帰るときには周囲もすっかり暗くなっており、とても綺麗でした。
また、かがり火から飛び散る火花だったり煙なども風によってステージ上まで飛び散っており、舞台効果も抜群でした。

また私が見たのは18:30~の回ということで、夕暮れから刻一刻と暗闇が支配していくなかでのパフォーマンス。素晴らしいものを見させていただきました・


Noism2の皆さん、ちょっと目を引いたのがヘアースタイル。
中にはボンバーヘッドみたいな感じのメンバもいらっしゃいました。
あれって個人の判断なんでしょうかね、それとも演出というか衣装の一環なんでしょうか。
そんなところもちょいと気になりました(笑)。


あらかじめチケットを買ってあったのは22日の18:30の回だったのですが、ものすごく良かったので翌日の23日の公演(18:30の回)も観にいきました。

日曜日は当日券を買いに来たお客さんは土曜日よりもかなり多かったですね。
個人的には私は一度観ているし立ち見でも全然かまわなかったのですが、無事チケットゲット。

また、2日目は冒頭のところとか、終演後のメンバ退場のシーンなども1日目とは修正が加わっていました。

上記の修正は2回観れば誰でも気づく内容ではありますけど、なんだか変更前後を両方観てちょっぴり優越感(笑)。ただ、20:30の夜の公演は両日ともに観れなかったのでそれはそれでまた違った魅力があったんだろうな~、なんてことは思います。


2日目の私が座ったすぐ後ろには、たぶん高校生(ひょっとしたら中学生)の7~8名くらいのグループがノートにメモを取りながら鑑賞していました。
先日、高校のダンスの全国大会で新潟県の高校(明訓高校と中央高校)が1位と2位を独占したというニュースもありましたけど、Noismのような団体が身近にあって、こういう公演が間近に見れるだけでなく、ワークショップ的なことも活発に開催されていますし、非常によい刺激というか効果があるんだろうな~、なんてことも思いました。

(水と土の芸術祭2015 ベースキャンプ(旧二葉中グラウンド) 500円(×2回))