コントラバス:幣隆太朗さん
ピアノ:大瀧拓哉さん
当初は別の演奏会に行こうと思っていたのですが、
前日にコンチェルトさんのインストアライブで間近に聴かせて頂き、
コントラバスのソロという非常に貴重な機会を逃すわけにはいかないということで行ってきました。
会場は市民プラザ。
ここに入るのは2回目です。音楽専門のホールではないかもしれませんが、
なんとなくゆったりとした開放感がある会場ですね。
主役の幣さんは今年の4月の「ルードヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ」の公演に続いて2回目の新潟とのことです。
それにしても、まさに世界で活躍しているコントラバス奏者さんなんですね。
■全体的に
当然ではありますが、前日のインストアライブ以上の熱演で素晴らしかったですね。
演奏曲も無伴奏あり、じっくり聴かせてくれる曲あり、とっても技巧的な曲もあり、
バラエティに富んでいました。
大瀧さんのピアノも非常に美しかったですねぇ。
大瀧さんのピアノソロは去年1回聴かせてもらっていますが、そのときはすごい迫力とスピード感満載の演奏という印象を持ったのですが、
今回もとっても華やかな印象を受けました。
コントラバスの幣さんに寄り添う、、、というよりは、丁々発止やりあっているような感じでした。
□その他、いろいろと。
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お二人の服装ですが、大瀧さんはビシっとフォーマルに決めていましたけど、幣さんはラフ、、、とはいいませんけど、ノーネクタイ。
最初ステージに登場されたときにはちょっとアンバランスな感じも受けたのですが、幣さんの演奏スタイルを見ればなるほどな~、、、ですね。
大きなコントラバスを抱え込むようにして、動きも非常に大きいですから、ネクタイなんてつけていたら邪魔でしょうがないですね。
また、公演終盤は幣さんは汗だくで、シャツもびっしょりの、まさに熱演でした。
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前日のインストアライブの記事でもちょいと書きましたけど、
コントラバスの楽器の印象をがらっと変えてくれるような音色、演奏でしたね。
細かいスピード感ある演奏のときでも、全然遅れた感じがなくスムーズに聴こえてくるのもすごいと思いますし、
重音(っていうんですかね)も本当に綺麗な音が響いていました。
他の弦楽器に比べると、弦の間隔も広いだろうし、あれだけ綺麗に聴こえてくるのはすごいことなんだろうな~、とも思いました。
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幣さんは地元神戸ではもう長年ソロリサイタルを継続して開催されているということですが、
今回、大瀧さんとの繋がりもあって新潟でも開催されたことを本当にありがたいと思いますね。
ただ、個人的には大瀧さんのソロも1曲聴きたかったな~、というのも本音ではあります(汗)。
(市民プラザ 3000円)