06/21 映画館でほろ酔いコンサート in シネ・ウィンド | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

シネウィンドの30周年記念で「ウィンド・サンデー・ナイト・ライブ」として毎月さまざまなジャンルのイベントが開催されていますが、
今月はソプラノの柳本さんとジャズの経麻朗さんと石山響一郎さんです。

ソプラノ:柳本幸子さん

JAZZ DUO
 ギター:経麻朗さん
 電子ピアノ:石山響一郎さん

まず全体の印象として、ライブの時間は1時間弱くらいだったと思うのですが、
非常に内容が濃かったですね。

会場にちなんでの映画音楽はシネウィンドという会場を考慮すれば予想できなくもないですけど、それだけでなく、戦争を題材にして、それも若くして出撃する隊員の日記の朗読だったり、
石山響一郎さんの自作の曲など、聴きどころ満載でした。

また、柳本さんの歌だったり、衣装の変化など細かい演出がお見事なのはいつもどおり、
「すごいな~」とため息が漏れるばかりなのですが、

今回は響一郎さんの熱演ぶりが特に印象に残りましたね。

おそらく、経麻朗さんや柳本さんにも「今日は響一郎さんが主役だよ」といわれていたのではないかと思うのですが、演奏中の表情、身体の動きなど気合が入っているのがはっきり伝わってきました。

今までにも、なんどか響一郎さんの演奏は観たことはありますが、全然違いましたね。
もちろん、バンドとしての演奏だったりするとピアノ(電子ピアノ)という楽器の特性もあるでしょうけど、自分の我を出すというよりは、周りの演奏にあわせる、といった感じがあると思うのですけど、

今回の演奏は響一郎さんのやりたいように演奏して、それに経麻朗さんがサポートしつつ、ついていく、というような印象を受けました。

特に、響一郎さん自作の「Night Fall」は曲自体もかっこよいというかとても素敵でしたし、
演奏している響一郎さんもホントにかっこよかったですね。
演奏後のちょっとゆるんだ表情もよかったですが、これは、予定のプログラムから演奏順を間違えて1曲飛ばしてしまったことへの苦笑い的な笑みも含まれていたのかもしれませんね(笑)。

響一郎さんは今年中には渡米して武者修行? 留学? 予定だそうです。
また、一歩も二歩も成長したお姿、演奏を聴いていきたいですね。

会場も満員でしたし(まあ、柳本さんの公演ですから当然といえば当然ですが)、
ホントに素晴らしい公演でした。

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演奏後はシネウインドの代表の齋藤正行さんと柳本さんの対談....だったのですが、
対談というよりは齋藤さんの独演会に、柳本さんがちょっと聞き手役という感じでしょうか(笑)。

齋藤さんの新潟文化への思いだったり、シネウィンド立ち上げの苦労話とか思い出話ですとかなかなか面白かったです。
でも、そうやって次から次へと「あの時はこうだった」的に話題がでてくるくらい、本当にいろいろなことを自分の力でやってこられたということですよね。

柳本さんもそうですし(今回の対談にはほとんど加わってはいませんでしたが、経麻朗さんなども)、コレまでに本当にいろいろなことを継続してやってきた結果、
今のご活躍があるんだよな~。。。。なんてことを思いましたね。

これからもみなさんのますますのご活躍を期待ですね。

(シネウィンド 前売り 2000円)

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8月のウィンド・サンデー・ナイト・ライブは、
コンチェルトさんのブログでも発表がありましたけど、
「王様、降臨」
だそうです。

王様さんというアーティストはつい最近まで知らなかったのですけど、
YouTube などでちょろっと確認してみると、
非常に個性的なアーティストさんですね。

ディープパープル等、原曲を全然知らない私でも、この人は動画でも面白いですけど、
ライブで直接聴いてみたいと思いますね。

8月も楽しみでございます。