第1ヴァイオリン:水谷晃さん
第2ヴァイオリン:木村正貴さん
ヴィオラ:青木篤子さん
チェロ:西谷牧人さん
による弦楽四重奏で
モーツァルト:弦楽四重奏曲代21番ニ長調「プロシャ王 第1番」。
開演15分くらい前にりゅ~とぴあ着。
最初は階段のところに座ろうかとも思いましたが、ちょっと距離があるな~、
と思い、近いところの床に直接座りました。
それにしても、普通のロビーコンサートではホールに移動するお客さんもいますから座ってなんかいられませんし、床に直接座って聴くなんて本当に東響のロビコンくらいですよね。
東響ロビコンの名物というか風物詩といってもよいのではないでしょうか(笑)。
開演が近づくにつれ、座っているお客さんだけでなく立ってみるお客さんや、3階から鑑賞するお客さんなど非常に多かったですね。
開演時刻になり、拍手の中、皆さんが入場。
水谷さんが
・この曲は本コンサートのモーツアルト交響曲「パリ」がニ長調ということで、それに合わせてニ長調の曲を選曲。
・同じニ長調だけど、この曲は随所で「ささやくように」という指定がされている。こういう曲は珍しい。
・当時の王様に献呈された曲。この王様はチェロの名手でもあり、この曲もチェロに配慮された部分が多い。ただし、もちろん4つの楽器の掛け合いも美しい
・この曲はモーツァルトの晩年の曲
というような説明の後、演奏を開始されましたが....
当然ですが安定の美しいアンサンブルです。
本当にじっくり聴き入ります。
また、私が座った位置からは第1ヴァイオリンの水谷さんがよく見える位置だったのですが、
本当に表情が豊かというか、真剣な表情の中、ときおり見せる笑顔が素敵ですね。
なんというか、周りを安心させる笑顔といいましょうか、
他のメンバの演奏に「グッジョブ」といっているかのような満足げな表情なんですよね。
正直いうと、私は夕方からの本公演はちょっと聴くことができなかったのですが、なのにこんな演奏を聴いてしまってよいんだろうか...
とちょっと罪悪感を感じてしまいますね。
本当に素敵な演奏を聴かせていただきました。
また、最後には次回(6/7)のロビコンの案内もあり、
西谷さんと謝谷元さんに2台チェロにエレキベースの吉田さんを加えたユニットでの公演だそうです。
西谷さんは「コミックバンド」というような表現もされていましたが、今日の公演とはまた一味違ったとても楽しい公演になるのは間違いないですね。
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