05/10 ラフォルジュルネ新潟 公演番号333 オリヴィエ・シャルリエさん | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

~バロックのいのちのパシオン バッハの究極のヴァイオリン独奏曲~

ヴァイオリン:オリヴィエ・シャルリエさん

今日3つ目の有料公演。かつ、今日2つ目のヴァイオリンの無伴奏ソロ。

私はこの公演は演目に「ビーバー ロザリオのソナタよりパッサカリア」を見つけて、ぜひ聴きたいということで選択しました。

ビーバーのパッサカリアは私のブログでも何度か書いていますが、野口万佑花さんのインストアライブで始めて聴いてから、私の中でお気に入りとなり、CDを購入してからかなりの頻度で聴くようになった曲ですね。それを直接聴けるのが非常に楽しみです。

そういった意味では、演奏会等を9割がた「人」で選ぶことがほとんどの私ですが、曲で選ぶのは非常に珍しいです。
ただ、パッサカリアの他もシャコンヌをはじめバッハの無伴奏パルティータ2番&1番ですから、もちろんですがそちらも楽しみでした。

演奏者はオリヴィエ・シャルリエさん。
私はお名前等は存じ上げなかったのですが、ラフォルジュルネに呼ばれるくらいですから、
全然心配していません。

ただ、プログラムの説明には「若き名手」となっていたのですが、
写真を見るとそんなに若手に見えない(失礼)し、実際どうなんだろう、とそんなところもちょっと興味あったのですが、
見たところ若いといわれれば若くも見えるし、
そうじゃないといえばそれなりに年齢を重ねていそうにも見えるし、なんとも不思議な雰囲気をもった感じの方ですね。
※このブログを書きながら改めてちゃんと調べてみると1961年生まれということですから年齢は50を過ぎているのですね...
でも50を超えてさすがに「若き名手」はないのではないでしょうか(笑)。

演奏ですが、曲も名曲ですし、オリヴィエ・シャルリエさんの演奏も自信をもって余裕がある感じで、安心して聴いていられますね。

能楽堂の和の厳かな雰囲気と、神への祈り的な曲とでもいいましょうか、そういうものが合わさったいい公演でした。

この日は小澤邸の井上さんの公演と能楽堂のオリヴィエ・シャルリエさんの公演とで、ヴァイオリン無伴奏の公演を2つでしたが、ここまで雰囲気の違う公演も珍しいですね。
もちろん、どちらも非常に満足しました。

(能楽堂 2000円)

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ラフォルジュルネの公演はこの後も、小山実稚恵さんのピアノとかもありましたが、やっぱりちょっと疲れたのと、なんだか満足してしまったのでこれにて撤収しました。
2日合わせて、有料公演が4つ。結果的にすべてヴァイオリンがメインの公演となりました。

イベント全体のお客さんの入りとしてはどうでしょう。この公演も含めて能楽堂や燕喜館、小澤邸など小さい会場ではほぼチケットも売り切れだったようですが、
残念ながらコンサートホールや劇場といった大きな会場では売り切れの公演はなかったようですね。

トータルで去年に比べてお客さんは増えているかどうかは微妙かもしれませんが、来年以降もぜひ継続して欲しいですね。