クラリネット:広橋綾子さん
チェンバロ:笠原恒則さん
開演20分くらい前に入場。
すると、おそらく(というか間違いなく)笠原さんの一番のファンであろうお方がいらっしゃったので、
「今日はず~っと燕喜館ですか(笑)?」と、ご挨拶。
「いえいえ、ちょっと前に来たところです」とのこと。さすがにそうですね。
笠原さんは今回のクラシックストリートでは、12時から20時まで燕喜館にフル参戦で5組で6公演。笠原さんの「アンサンブル好き」が現れていますね。
チェンバロの音色と燕喜館の和座敷の雰囲気はぴったりだと思います。
ただ、私自身もこれで6公演目。和座敷はちょいと体力的に厳しいこともあり、反則ワザではありますが、柱をかるく背もたれっぽくできる場所を確保して着席です。
お二人が黒で統一した衣装で登場。落ち着いた感じでよいですね。
笠原さんの「連続5公演目ですが、まだまだ元気です」という挨拶とともに開演。
今回の公演ではクラリネットとチェンバロのオリジナルの曲ではない曲を2曲で、それぞれが別楽器のパートを演奏する曲を1曲ずつ、という構成でした。
演奏は2曲とも別楽器のパートを演奏しているとは思えないくらい自然な感じですよね。
あと、ちょっと変な表現ではありますけど、私が周った公演のうち、
唯一といってもよいくらい「癒される」公演でしたね。
ちょいと目を閉じて休憩しつつ(腰は痛いけど)、うっとりと聞かせていただきました。
広橋さんの演奏を聴くのは去年の5月以来ちょうど1年ぶり。
素敵な時間をいただきました。
(燕喜館 18:00 スタート)。
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この公演は紙のプログラムノートも配布されました。
曲目だけでなく楽器の説明や年表なども記載されており、結構手間がかかっていると思いますが、うれしい配慮ですね。
また、笠原さんは演奏も素敵ですけど、
トークやこういったプログラムで使われる言葉使いも独特というか魅力がありますよね。
今回のプログラムにも
・両者一歩ずつ相手の方に身を乗り出しあって今回のプログラムは成立している...とか
・クラリネットの天鵞絨のようなつややかさ...とか
「天鵞絨」なんて読めませんでしたが、そこをあえて漢字で記載するのが、らしいな~、という感じですね。