シューベルティアーデさんの公演後、
しばらく時間をつぶし、本日3つ目の公演(笑)は、
真冬のクラシック第4夜、最終夜。
真夏のクラシックでオープニングを飾った柳本さんと経麻朗さんに、
ヴァイオリンの奥村さん、電子ピアノの石山さん、および絵画の猪爪さんを
加えての超強力な布陣。
ソプラノ:柳本幸子さん
ギター:経麻朗さん
ヴァイオリン:奥村和雄さん
電子ピアノ:石山響一郎さん
絵画:猪爪彦一さん
会場に18:30くらいに到着すると、
当然のことながら空席はなし。ほどなく、椅子が追加されましたし、
立ち見のお客さんも多かったですね。
私もいつものように立ち見での観させていただきました。
ステージには猪爪さんの印象的な絵画も飾られ、
雰囲気を盛り上げますね。
最初の登場シーンも印象的で、マスクをつけて登場し、
会場を一気に柳本さんの世界に引き込みます。
その後も
ステージ裏に一旦戻ってからの紳士を引き連れての再入場だったり、
非常に凝った演出です。
当然演奏、、、というより演技といった方がしっくりくるような感じですが、
単純に声による演技だけでなく、表情、小道具、細やかなしぐさ、身のこなし、
本当に魅入ってしまいます。
また、全体の構成も、
前半はおそらく柳本さんが最も得意とする分野であろうスペインもので情熱的な曲のあとは、
後半は一転して全体的にジャジーな雰囲気。
お酒でも飲みながらまったりとしたくなるような雰囲気の中、
「メモリーズ」では若きピアニストの石山響一郎さんのしっとりとした演奏、
そして「カフェ1930」では、経麻朗さんと奥村さんという大人の雰囲気で、実に渋くもかっこよい音楽を聞かせてくれました。
また、プログラム最後には夏にも披露してくれた「サマータイム」から、
当然沸き起こる拍手のなか、
アンコールも1曲目の「翼」で終了したと思わせつつ、「リベルタンゴ」へつなぐ演出も粋でした。
全体的に、期待通りの演奏を魅せてくれる部分もありつつ、
お~っと意表をつく部分もある、という非常に贅沢な公演でした。
まあ、このレベルがいつもの柳本さんの公演といえばそうなのですが、
毎度終わったあとに「かっこいいな~....」とため息が出てしまいますね。
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ただ、1点だけちょっと残念、というか意外だったのが、
公演中、猪爪先生の絵画およびご本人の紹介がありませんでしたね。
おそらく、うっかりミスだと思うのですが...
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これで真冬のクラシックも4公演すべて終了。
出演者さんおよび、新潟日報さん、コンチェルトさん等に
「素敵な公演、イベントありがとうございました&お疲れ様でした」とお礼を申し上げるのと同時に、
ぜひまたお願いします(笑)。
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