新潟大学教育学部音楽家の皆さんの卒業演奏会です。
第1部と第2部にわけて、合計で26組の皆さんの演奏。
私は結局、フルで鑑賞させていただきましたが、
約6時間(笑)。
でも、いろいろな演目があって楽しまさせていただきました。
ピアノ独奏:11名
ソプラノ独唱:7名
2台ピアノ:2組
以下が1組ずつ、
トロンボーン独奏、オーボエ独奏、ホルン独奏、ヴァイオリン独奏、
作曲作品、長唄
弦楽器が1組だけというのがちょっと意外。
あとは、長唄というのは初めて観させていただきました。
■全体的に
各種演奏会などでお名前を知っており、実際の演奏も落ち着いた感じで堂々としているな~、
というように見える人もいる一方で、
緊張していたのかおそらく実力が出し切れていないんだろうな、という方もいたように思います。
また、休憩時間や終演後などはロビーとかホワイエでは、
ドレスのまま、学生さん同士だったり、先生方と話しこんでいるような姿も見られました。
皆さんも卒業後は進学だったり、就職だったりいろいろあると思いますが、
そういったさまざまなことすべて、良い経験として生かして欲しいな、と思います。
■
初めての体験の長唄。
皆さん、和服に着替えられ、三味線&唄。
正座のまま、姿勢も変えず、表情もほとんど変えずに本当に声だけの表現。
なかなか難しいと思いますね。
そんな中、唄うときには扇子を持ち、唄い終わったら戻す、とか、
譜めくりのタイミングも統一されている、とか「へ~」と思うこと多かったです。
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配布されたプログラムには、それぞれ演奏者の皆さんによるプログラムノートの記載があったのですが、
その内容も、曲調の説明がメインだったり、ご本人の印象がメインだったりと、
いろいろな個性がでるものだな、と思いましたね。
■
今日の演奏者の中でも一番楽しみにしていたのが、
ヴァイオリンの野口万佑花さん。
落ち着いた感じの赤いドレスで、
なんというかご本人のふんわりとした人柄がでているような演奏でした。
特に後半の「マズレック」がよかったです。
舞曲ということもあるのでしょうけど、
ご本人も舞うような感じでリズムをとりつつ魅せてくれました。
弦楽器が野口さんだけということもありますし、
元々ファンでもありますし(笑)、
特に印象に残りました。
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加賀屋さんの作曲作品。
マリンバと管弦楽のための序曲。
ご自身で作曲した曲を、ご自身でマリンバを演奏し、
同じ音楽家の仲間がバックをまとめてくれる、、、、
最高の記念ではないでしょうか。
曲も面白かったです。
■
プログラムを観ていると、
竹田さんはトロンボーンの武井さんの伴奏に、
小田さんとの2台ピアノに、
さらには、長唄と、趣の異なる3つの演目をこなしているのですね。
それぞれ、衣装も変更していますし、
なかなか大変だったのではないかと思います。
■
その他、コメント書ききれませんが、
桑野さんのソプラノもお見事でしたし、
古田さんのオーボエも面白かったし、
二瓶さんのピアノは落ち着きがありつつも、迫力があったし、
稲田さんのピアノはなんだかとっても軽快な感じがしたし、
池上さんと笹原さんは同じ曲「落葉松」を披露してくれましたが、
当然ですが、雰囲気は全然違うのも面白かったり、
6時間という長時間の演奏会でしたが、
飽きずに聴かせて頂きました。
皆さん、進路はいろいろだとは思いますが、
それぞれの道でのご活躍をお祈りいたします。