トリオペンナの皆さん
ヴァイオリン:廣川抄子さん
ヴァイオリン、ヴィオラ:佐々木友子さん
チェンバロ:笠原恒則さん
メディアシップの第3夜はトリオペンナの皆さん。
18:30頃会場に行くとほぼ空席なし。
すごいですね。
ただ、私はいつものように立ち見で鑑賞させていただきました。
公演は予想はしていましたが王道のバロック。
笠原さんの丁寧な曲説明をしつつ、
2本のヴァイオリン(もしくは佐々木さんはヴィオラに持ち替えることもありましたが)と、
チェンバロの見事な演奏を堪能させていただきました。
正直、こういったオープンな会場での公演だと、
ちょっとした遊びというか、
変化球というか、
誰でも知っている曲というか、
そういうのを1曲くらいは演奏する公演が多いと思うのですが、
今日の公演はそういった感じの曲はありませんでしたね。
逆に新鮮な感じです。
第1夜の紫竹さん、小笠原さん、髙橋さんのトリオ
第2夜の藤井さん、小武内さん、笠原さんのトリオ
は今回の公演のために編成されたユニットで、
それはそれで新しい魅力とか貴重ではあるのですが、
今回の「トリオペンナ」さんは個人としても皆さん実力者ですし、
ユニットとしても継続して定期演奏会も実施していらっしゃいますし、
熟練というか、落ち着いた魅力があったと思います。
でも、本当に素敵な演奏でした。
真冬のクラシック、本当に素晴らしいです。
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基本的には廣川さん、佐々木さんともにヴァイオリンでしたが、
ブクステフーデさんの曲は佐々木さんはヴィオラに持ち替え。
ヴァイオリン2本も良いですけど、やっぱりヴィオラのちょっと重厚な響きもやっぱりいいですね。
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プログラム最後のバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲。
この曲はちょっとチェンバロの音色が他の曲と違ったような気がするんだけど、
(他の曲よりもちょっと鋭い感じがした)、
何か設定みたいなのを変更したのかな? ~と思いつつ、
終演後、確認してみようと思っていたのですが、つい聴き忘れてしまいました。
私の気のせいかな?
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チェンバロ 笠原さん
今日で真冬のクラシックは2週連続のご出演。
真夏のクラシックの時にも2回ご出演されていますから、
真夏のクラシック、真冬のクラシックの合計8公演のうち、
半分に出演していることになります。
それもみんな違うペア、トリオでのご出演というのがまたすごいですね。
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いよいよ来週は最終夜の柳本さん、経麻朗さん、奥村さん、猪爪さん、に、
キーボードに石山響一郎さん(経麻朗さんの息子さん)も参加されるとのこと。
これまた、ゴージャスな公演になること間違いなしで、
大盛況になりそうな予感です。
(メディアシップ 20F そらの広場 無料)
開演前のチェンバロ調整もいつものことですね
トリオペンナのみなさん
笠原さん
佐々木さん
廣川さん
終演時に小さいお子さんが佐々木さんに花束を。
佐々木さん、と~ってもうれしそう。
終演後、チェンバロの周りにお客さんが集まり、
笠原さんが説明するというような場面も。
この辺も笠原さんらしいです。