新潟ジュニアオーケストラのOBによる弦楽アンサンブル【REVOIR】さんの
第2回定期演奏会です。
ソリスト
ヴァイオリン:廣川抄子さんおよび庄司愛さん
のお二人を招いての演奏会。
去年はチェロの紫竹さんでしたが、
なんというか人材が豊富ですね、さすがジュニアオケです(笑)。
廣川さんは最近だとトリオペンナとしての演奏会を聴いていますし、
庄司さんはいうまでもなくベルガルモとしても大活躍中ですね。
REVOIRさんの定期としては去年の2月の記念すべき第1回に続いて2回目ですが、
去年の夏にもサマーコンサートが開催されていますので、
演奏会としては3回目ということになりますね。
毎度うまく書けないので、気づいたというか感じたことを、
バラバラと。
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全体的な雰囲気は皆さんの服装もフォーマルすぎない感じだし、
柔らかい感じがするのですが、演奏は素晴らしかったです。
もともと皆さん実力者ばかりということもあるのでしょうけど、
挨拶でも今回は練習時間を増やして臨まれた、という話がありましたが、
それだけの意気込みが演奏として表現されていたと思います。
指揮者がいるわけではないのですが、
曲調というか強弱、緩急等、意思が統一されているというか、
すごくまとまった迫力を感じました。
素晴らしい公演だったと思います。
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2曲目のバッハの2台のヴァイオリンのためのコンチェルト。
もちろん、廣川さんおよび庄司さんの演奏が素敵なのはもちろんなのですが、
ちょっと変な書き方になってしまうのですが、
想像より、お二人が目立っていなかった、、、というか、
全体として統一感があるというか、うまく調和しているな~、と思いました。
もちろん、いわゆる普通のオケでの協奏曲と違って、
バックも含めて全部弦楽器であるとか、
ソリストがお一人ではなく二人であることだったり、
曲調自体がそういうものということもあるかもしれませんけど。
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廣川さん、庄司さんのコンチェルト終了後、
お二人に花束が渡された際の拍手の中、普通だったらゲストでもあるソリストが先に退場するのが普通かは思うのですが、
ソリストのお二人が全体として一緒に礼をしましょう、
というような感じでメンバを促しているのが、なんだか素敵だな~、と思いました。
ゲストではなく、ジュニアオケのOBとしての仲間という意識とかそういう感じなのかな、と。
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個人的には、特にインパクトがあったのは、
1曲目の最初の方でのコンミスの河本さんのソロ部分ですね。
そこは「お~っ、かっこよい!!」と震えました。
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今回の挨拶は今日27歳の誕生日を迎えられたという風間さんがご担当。
片手でチェロを持ったまま(笑)、片手でマイクをもって挨拶しているのがなんとなく面白かった。
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バッハのコンチェルト時には賛助として師岡さんのスピネットも参加。
まあ、スピネットも「弦」楽器かもしれませんが、
1台だけですがとっても印象的というか、いいアクセントになってました。
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私が入場したのが開場時刻直後くらいだったのですが、
受付にメンバでもある小戸田さんがいらっしゃったのには驚いた(笑)。
※他のメンバも受付をされていたのかもしれませんが、
私がすぐに認識できたのが小戸田さんでした。
ひょっとして、1曲目は抜け番かと思ったのですが、
公演が始まったら普通に参加していました。
いい意味で普段通り? というか、マジメだな~っと。
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第1回は15名だったのが今回は23名。
最後の笛木さんの挨拶にもあったのですが、メンバの年齢層も幅が広がってきたとのこと。
おそらくは同時にはジュニアオケに在籍していないメンバ同士もいらっしゃると思うのですが、
でも、本当にジュニアオケという素晴らしい土台があり、
今後も発展を期待したいですね。
次回は8月に能楽堂とのこと。こちらも楽しみにしたいと思います。
(音楽文化会館 前売り 500円)