12/19 Noism1公演「ASU~不可視への献身」(追記) | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

Noism1の新作公演です。

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12/21 新潟公演も終了しましたので感想を追記しました。

ただ、この程度のことしか書かない...というか、
書けないのであれば、わざわざ控える必要もなかったかな、とは
思う。

■12/21 追記
劇場側に入ると、金森さん、山田さん、真下さんらがお出迎え。
初日だけ? それとも3日間ともなのかな?
とにかくお~っと思う。もちろん、中には声をかけるお客さんもいるけど、
私なんかは恐れ多くて遠くから見るばかり(汗)。

第1部はNoismの普段の訓練が作品化された「Training Piece」
全体的には安心して見れるNoism作品という感じ。

Training Piece でも前半はNoismメソッド、後半はNoismバレエ。
身体の動き、美しさを楽しむ。

また、メンバの皆さんも笑顔が見えて非常に楽しい雰囲気。
ただ、その笑顔も作られた笑顔なんだよな~、なんてことを思う。
演技中、自然に水分補給しているのもすべて演出なのだ。
つい、そういうことを忘れてしまいそうになる。

衣装も印象的。トレーニングでありつつ、本番の舞台衣装でもある。
特にNoismバレエでは、幾何的でカラフルな模様の衣装。

アフタートークでは直線的な模様は身体のねじれを、
より鮮明に表現するという意図もあったという話も聞く。
なるほど。

後半のNoismバレエではステージ後方には鏡も設置されていた。

各メンバを直接観るのと、鏡を通してみるのでは、
見える色が異なっており、ふと別人に見えてしまう。

また、アフタートークでは、前半と後半での衣装換えに関する質問がでた。
金森さんは衣装を変更するのも舞台袖に下がって着替えるのではなく、
衣装換えしている場面も見せることで、
それも含めた演出としている、というようなお話をされていた。
一旦下がって着替えるとなんだか冷めてしまう、とも。

なるほど~、と思うと同時に、こんなことまで観客から質問として出るのが、
やっぱりいろいろな着眼点があるんだな~、と思う。

第2部;「ASU~不可視への献身」

第一部とは全く違う雰囲気、身体の動き。
舞台装置も薄暗い雰囲気、床も光を反射するような素材が貼られており、
炎が煌くのも非常に印象的。

キーワードとして「民族」ということらしい。

確かにメンバのヘアスタイルも統一されているし、
なにか憑依しているような動きというか、
宗教的というか、なにかの儀式を観ているよう。

約50分間ほぼ全員が舞台袖に下がることなく、
ステージ上でパフォーマンスをし続けているのもすごい。
アフタートークでは金森さんも2つの性格の違うプログラムをするだけでも体力的、精神的に
きついし、特に2部は体力的に厳しいということは話されていた。
しかしながらその大変そうというのを舞台上では見せないのがやっぱりすごい。

ただ、第2部はメンバが男性4名、女性5名(だったはず)。
フルメンバではないはず。
今月前半の公開リハーサルではどうだったか、とかも全然覚えていないけど(汗)、
なにかアクシデント等でなければよいな、とは思う。

終演後のアフタートーク。
初日は金森さんと衣装の宮前さん。
金森さんはすごいのはわかっているけど、
宮前さんも急な質問に対して、
自分の想い、主張をよどみなく自分の言葉にでてくる。
すごい才能だな~、なんて改めて思う。
(いまさら私がいうのもおこがましい感じですけど)。

全体を通して、毎度のごとく素晴らしいものを観れたことに感謝し、
このような素晴らしい団体を新潟市が正式にサポートしていることを誇りに思う。

~追記ここまで~



まだ、明日、明後日と公演がありますから、
細かいことを書くのは控えますが、

今回の公演は

第1部:Training Piece
第2部:ASU~不可視への献身

の2部構成となっていますが、
全く違った雰囲気のNoismを堪能できます。

私はそれぞれの公開リハーサルを1回ずつ見学させてもらっていますが、
それを観ていても、改めて正式なステージ、衣装、舞台効果等々で
鑑賞すると、やっぱりすごいな~、と思ってしまいます。

また、今回は衣装もISSEI MIYAKE の宮前さんが担当しており、
その辺も見所です。

明日、明後日の公演、ぜひお勧めします。

具体的な感想は元気があったら(笑)、
日曜日以降に追記します。



また、今日はNoismサポーターズの会報も配布されていたのですが、
その中に、今回からバレエミストレスになられた真下さんのインタビュー記事が
掲載されています。そこに、

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全市民に愛してもらいたいというのはおこがましいけど、
まずは興味を持って欲しい。
その上で劇場に来て、好き嫌いを判断して欲しい。
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という趣旨のことが書いてありますが、まさに、そうだよな~、と思います。
私も最初はパフォーマンス? なにそれ? という感じだったのですが、
1回観たら嵌ってしまいました。

もちろん、観た結果「う~ん、やっぱり好みに合わないな~」となる可能性もありますが(汗)、ぜひ一度観て欲しいな~、と思っています。

これは、クラシック(だけでなく、ジャズでもなんでもそうですが)、
なんかも一緒で、学校の音楽の授業で聴かされて(とあえて書きますが)、
つまんないな~、いまいちだな~とか思ってしまっている方も結構いると思いますが、
ぜひ、一度生演奏を聴いてみて欲しいな~、と思いますね。

これも私の体験からです(笑)。

(りゅ~とぴあ 劇場 S席 N-PAC会員料金 3600円)