12/13 柳本さんISISシリーズ vol7「ほろ酔い★クリスマス」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ソプラノ:柳本幸子さん
ギター:経麻朗さん
絵画(油彩&銅版画):猪爪彦一さん

柳本さんと経麻朗さんの共演を聞くのは今年で4回目ですね。
ただ、そのうち1回はクインテットで能楽堂、残りの2回は、
メディアシップおよび市役所ロビーでしたから、

クローズなスタジオで聴くのはまた格別だろうな~、なんて楽しみにしていました。

会場に入るといつもの通り猪爪先生の絵画で飾られていたり、
照明も工夫されていたり、毎回さすがだな~、なんて思っていたのですが、
ちょっと違和感があったのがピアノが準備されていたこと。
さらには近づくとピアノの上には鍵盤ハーモニカも準備されていました。

さて? 柳本さんがピアノ演奏されるのかな?
それとも、シークレットゲストがいらっしゃるのかな?
なんてことも楽しみにしていました。

アヴェマリアからスタートし、
南米の作曲家の曲を2曲。

いつものことですが、外国語歌詞の場合には柳本さんがおおよその意味を朗読してから、
歌に入ります。これがまた雰囲気があるんですよねぇ。

また、経麻朗さんと柳本さんという実力者の共演ですから、
落ち着いた大人の雰囲気になるのかとも思いきや、

柳本さんが経麻朗さんに挨拶を促しても、言葉すくなに「緊張しました」だったり、
各曲の演奏後のお辞儀のときも、
柳本さんは非常にアクション大きく握手なども含めて経麻朗さんをたたえるしぐさを
されるのですけど、経麻朗さんは(そういうのはあまり得意ではないんですよ...)
というような雰囲気をだしつつ、
恥ずかしげ(というと失礼ですけど)というかちょっと照れたように応じる、
というようなところもなんだか観ていていいな~、と思います。

また、ベサメムーチョ後のお話では、
「先日のあわせと全然違った演奏をするからあせってしまった」
「逆に危険な感じがして、壊してしまいたいと思った」
「ジャズなどの場合でもいくらリハーサルしても本番では異なるものができるもの」

などなど、楽しそうに会話しているのを見ると、
柳本さんと経麻朗さんという二人ならではの雰囲気なのかな、
と思いましたね。

もちろん、全体を通して演奏は満足です。
最初に書いたピアノと鍵盤ハーモニカはニノロータさんの映画音楽曲を演奏するときに、
柳本さんご自身が演奏されていました。
柳本さんも「これが今回一番緊張した」と笑顔でおっしゃられていました。

私も柳本さんのピアノは主催される歌会の発表会で、
伴奏をされているところは観たことがあるのですが、
なかなか貴重なものが聞けたかな、という感じです。

後半はクリスマスキャロルで締めでした。
私自身はクリスマスなんてほとんど関係ありませんが(汗)、
雰囲気だけでも味わわせていただきます(笑)。

また、アンコールは「サマータイム」。
これまたお見事でした。
メディアシップの公演時にも聴いたのですが、
やっぱり全然迫力とか変わっているな~、と思いましたね。

また、いつもの会場のみなさんで歌いましょうということで
「きよしこのよる」で、会場からもすごい合唱が聞こえるのは毎度のことなので
驚かないのですが、

おそらく柳本さんのアドリブでのアンコールの「アメージンググレイス」。
ここでも、結構会場から声が聞こえてきたのにはさすがにちょっとびっくりです。

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終演後、いつもの通りホワイエで珈琲とお菓子の振る舞い。

普段はなんとなくあまりこういうのは得意ではなく(おしゃべりする人もいないし(汗))、
早めに帰るのですが、今日はなんとなく「柳本さんと経麻朗さんのツーショット写真」を
撮りたいな~、と思ってちょっと待ってみたのですが、

柳本さんは大人気で人の列が途切れないし、
経麻朗さんはホワイエに出てきてくれないし(汗)、
よくよくみると経麻朗さんはスタジオ内で撤収作業を始めているし(汗)、
ということで、ちょっとだけ経麻朗さんに挨拶だけして帰ってきました。

ただ、挨拶時に改めてピアノおよび鍵盤ハーモニカをみると、
鍵盤ハーモニカには柳本さんのお子様のお名前が書いてありました。
ちょっと微笑ましいな~、と思ってしまうのと同時に、

小学校の授業で使うような鍵盤ハーモニカでも、
あれだけの音がでるんですねぇ、なめちゃダメですね。

また、柳本さんと経麻朗さんの共演は、
来年1月にメディアシップでもありますね。
こちらも楽しみですね。

(りゅ~とぴあ スタジオA 前売3000円)

開演前。会場の雰囲気つくりも凝っています。
経麻朗さんとの共演なのに、ピアノがあるのに最初違和感。


今週も雪。帰るころにはさらに積もってしまいましたね。