コンチェルトさんのインストアライブのあと、
ちょっと時間調整したあとにりゅ~とぴあの能楽堂へ。
ソプラノ:柳本幸子さん
ヴァイオリン:加藤礼子さん
ヴィオラ:奥村和雄さん
チェロ :土佐美華さん
フルート:中林恭子さん
ギター :経麻朗さん
能楽堂に入るのは初めてだったのですが、
フロアの中に改めて能楽の舞台(特に屋根)が
あるのがちょっとなかなか面白い。
でも、本当に能の公演ではこういった雰囲気も重要ですよね。
で、内容ですが、
(1) 舞台がいかにも和の能楽堂で、
(2) 司会者は外国人(セインカミュさん)で和服で、
(3) 演奏者は日本人で、ドレスで、
(4) 編成はソプラノ+洋楽器+ジャズギター
(5) 演目は基本的には和というか日本の曲(1曲だけボレロ)
(6) かつ、最後はみなさんで唄いましょうというコーナーも。
こうやって書くと、下手するとまとまりがなくって、
空中分解してしまいそうな感じなのですが、
やっぱり、柳本さんの歌は毎度のごとく素晴らしいし、
かつ、各楽器の皆さんは素晴らしいし、
かつ、経麻朗さんの編曲も素晴らしいし、
分解することなく、素晴らしいものを聞かせてもらいました。
※ちょっと元々柳本さん他、みなさんのファンだという
贔屓目はあるかもしれませんけど...良かったと思います。
ギターを始めそれぞれの楽器も聴かせ場所も準備されているし、
もちろん、皆さん一流の奏者ということもありますが、
日本の曲を洋楽器で演奏していても本当に、お~面白いな、
すごいな~と思いますね。
珍しいという感じがするのですが、
決して変な意味での違和感ではないんですよね。
和洋(演目、楽器など)のイイトコドリ、
というような面白い公演でした。
アートで、ミックスで、ジャパン(ニイガタ)でした。
ただ、1点だけ残念だったのは、
最初、柳本さんが舞台袖から姿を見せたときに、
和服という十二単風な衣装で、思わず客席からも「お~」と
歓声ともため息とも取れる声がもれたのですが、
途中で脱ぎ捨てて赤いドレス姿になられていました。
ちょっと無理なお願いだったかもしれませんが、
できればあの衣装のまま舞台中央まで出てきてもらって、
1曲だけでも歌っていただければな~、と思ってしまいました。
たぶんこう思ったのは私だけではないはず。
(りゅ~とぴあ 能楽堂 前売り1500円)