中央高校の音楽科の皆さんによる定期演奏会です。
中央高校は夏にも演奏会がありますが、
それは、部活動としての管弦楽部および合唱部の発表会で、
冬は授業というか、専門として音楽科の皆さんの演奏会ですね。
音楽科の皆さんは、自分の専門の楽器のほかに、
合奏か合唱のどちらかを授業として選択するそうです。
内容は以下のとおり。
・オーケストラ合奏
・合唱
・ソロ演奏
・コントラバス
・ピアノ
・チェロ
・卒業生ゲストによる演奏
ソプラノ:伊藤舞さん
ピアノ :品田真彦さん
パイプオルガン:渡邊直子さん
・オーケストラ&合唱
まず、オーケストラに関しては、
弦楽器は高校に入ってから初めて練習する人がほとんど、
ということもあり、弦楽器ガンバレ~!! 感がありますね。
個別の皆さんを見ていても、本当にお上手な人ももちろんいますが、
やっぱりまだ不慣れで恐る恐る弾いている人もいらっしゃいます。
ただ、そういうのも含めてオーケストラとしてまとめるのも
良い経験というか授業の一環なんでしょうね。
合唱はなんというか、元々中央高校さんはレベルが高いのは
了解済みですが、今日は最初客先で唄い始めて壇上に上がってくる、
というような演出もあったり、
壇上のフォーメーションもちょっと工夫がしてあったり
もちろん、合唱自体もよくってさすがだな~、
と思わせてくれませたね。
卒業生による演奏はソプラノの伊藤舞さんメイン。
伊藤さんは7月にソロリサイタルがあったのですが、
そのときに財布を忘れてしまい電車にのれず、
演奏会に行けなかったということもあり、
実際に聴くのは今日が始めて。
どうも私にとってソプラノ歌手というと柳本さんの
印象が非常に強く、また私の好みにもあっていて、
他の人のソプラノを聴いても今ひとつしっくりこなかったのですが、
伊藤さんはもちろん柳本さんとはタイプは全然違うのですが、
なんとなく味というか温かみがあるというか、
素敵だな~、と思わせてくれました。
また、今日はメインは品田さんのピアノが伴奏だったのですが、
まだ1曲あるよな? と思っているところ花束贈呈があり、
私の勘違いかな? なんて思ったのですがパイプオルガンの演奏が始まり、
いったん舞台袖におりた伊藤さんが再度パイプオルガンの前の席に登場し、
パイプオルガンを伴奏に1曲。
これが本当にと~っても良かったです。
感動的な1曲でしたね。
今日の演奏会を聴くことによって、
7月の演奏会に行けなかった自分自身の凡ミスの
後悔が本当に高まりました(汗)。
第4部は
合唱、合奏にパイプオルガンを加えての小ミサ曲。
この一体感が中央高校音楽科の真骨頂ですよね。
アンコールの「花は咲く」も含めて、
本当に素敵な演奏でした。
満足満足です。
(りゅ~とぴあ コンサートホール 無料)