09/27 井上静香さん、中秀仁さんコンチェルトインストアライブ | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ヴァイオリン:井上静香さん
クラリネット:中秀仁さん

明後日(09/29)、だいしホールでこのお二人も含めた5名で
「井上静香と仲間たち」と題した演奏会があるのですが、
そのPRも含めた演奏会....となっていますが、PRというよりは、
本当に純粋にファンサービスですね。ありがたやありがたや。

仕事を定時であがったあと、ちょいと時間を調節して会場のコンチェルトさんへ。

まだ、開演30分も前なのに、先客がいらっしゃるし、
椅子も普段にもまして並べられている。20個くらいか。

まだまだ、空き席もたくさんあるので、とりあえず座ると、
コンチェルト2号さんがいらっしゃって

「もし、席がいっぱいになったらいぽぽぽぱんぱさんは、スタンディングを
お願いすることになるかもしれないので、よろしくお願いします」

とのこと。

私としては元々そのつもりだったんだけど、
こういったのをお願いされるというのが、
なんとなくだけど常連さんとして認めてもらえたのかな? 
なんてちょいとうれしい(汗)。

予定の19:00を数分過ぎたくらいかな、予約したお客さんがほぼ集まったころ
を見計らって演奏がスタート。

中さんはバス・クラリネット。
そもそも、ヴァイオリンとクラリネットの組み合わせということ自体が
かなり珍しいと思うんだけど、見事な演奏を聞かせていただきました。

本来ヴァイオリンとピアノの曲を中さんがクラリネット用に編曲されたそうです。

でも、コンチェルトさんの事前告知でも「すごい二人ですよ」
と言われていましたけど本当にすごい。

音はもちろん少しの曇りもないし、演奏している姿はカッコイイし、
なんというか緊迫感はあるし、魅入ってしまいました。

自分自身に確固たる自信があり、それが周りに対して迫力として
伝わってくる感じです。

いや、本当に素晴らしいものを観賞させてもらいました。

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以下、ちょいとうまく文章にまとめきれないので箇条書きで。

・井上さんはトークも堂々としていますね。
なんというか姉御肌といいましょうか。
きっといろいろなところでいろいろな人から頼られていることでしょう。
そんな人柄が伝わってくる公演でした。

・井上さんのソロの「落梅集」。
初めて聴く曲ですがものすごい迫力でした。
知らない曲で、かつ、なかなかメロディが予測できない曲だけに、
緊張感がありました。

・中さんソロの「さくら」。
最初のトークでは中さんは「すぐにわかりますよ」と曲名を告げずに演奏を
始めましたが、なかなか主題がでてこず私は最初全然わからず焦りました(汗)。
主題が始まればさすがにわかりましたが、独特のアレンジがされており、
聴き応えがありました。

演奏後に、井上さんが「循環呼吸」と「重音」についてコメントしていましたが、
循環呼吸をしているな、というのは私もちょっと気づいていてうれしかったですね。
ただ、重音に関しては全然わからずに意識していませんでした。
でも、こういうわからないことを指摘されて「お~」と思うのもまたヨシ。

・「チャルダッシュ」
良く聴く曲ではあるけれども、どこか一味違う...気がする。
具体的にどこがすごいのか? といわれると説明できないんだけど、
ちがうな~、と思わせる演奏。
また、バスクラリネットをこの速さに合わせて吹くのは大変でしょう。

・「リバーダンス」
これは聴いているときから「フィドル」をイメージして聞いていたら、
井上さんおよびコンチェルト2号さんからも、フィドルに関する話題になり、
うれしかったです。

・アンコールの「LOVE」
ヴァイオリンおよびバスクラリネットの音色が複雑に融合して、
目ではお二人で演奏しているんだけど、
耳では2人ではなくもっと大勢で演奏しているように聴こえる、
というなんとも不思議な感じがしました。

まあ、いろいろ書きましたがとにかく素晴らしかったです。

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29日は東京へ遊びに行く予定なので、本公演にはいけないのですが、
その分、本日聴けてよかったです。
ただ、本公演も素晴らしいものになるのは間違いないですね。

けど、本公演とは別に、こんな至近距離で一流の演奏が聴けるというのも
本当に貴重です。ありがたや、ありがたや。

(CDショップコンチェルト 1000円)