新潟混声合唱団の演奏を聴いたあと、
ちょいと珈琲を飲んで時間をつぶして、てくてくと徒歩移動して、
フルートアンサンブルアカデミーの演奏会へ。
副題として~舞踏音楽とオペラ音楽の世界~
として、前半が「白鳥の湖」とか「ハンガリー舞曲」などバレエ音楽や舞曲、
後半が「フィガロの結婚」や「魔笛」などのオペラからの曲
という、全体的に聴きなじみのある曲メインで9曲の演奏が行われました。
演奏者の皆さんも、御大の榎本正一さんを除けば、
お若い女性です。
ドレスもパステルカラー系でそろえてとても華やかでした。
また、演奏も、通常のフルート、ピッコロだけでなく、
バスフルートとかコントラバスフルートも使用しての、
フルートオーケストラを堪能させていただきました。
ただ、上記、さらっとバスフルートとかコントラバスフルートと
書いていますが、私はこんなフルートを見たことありませんでした(汗)。
第一印象としては、あんな「J字型」とか「4の字」型にしてまで、
わざわざ横笛形式にしなくても、、、、なんてどうしようもない
ことを考えたりもしましたが、そうでなくてはフルートじゃないしな~、
なんてアホなことも考えましたけど、
そういう意味では、フルートのさまざまの音色を2時間たっぷり
味わうことができました。
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ただ、演奏自体はとっても素晴らしかったのですが、
私個人的には以下のようなことがちょっと気になったかな~。
私が「新潟フルートアンサンブルアカデミー」の演奏を聴くのは
初めてだったので、元々の伝統だったら申し訳ないのですが...
■今回の演奏会中、最後まで出演者は一言も言葉を発しませんでした。
できれば、簡単な曲の説明とか挨拶とか楽器の紹介とかあっても良いのかな?
と思いました。
■今回の演奏曲はすべて7名~8名でフルートオーケストラ、という
形式での演奏だったのですが、個人的には2重奏とか3重奏といった
もうちょっと違う形式での演奏であったり、バスフルートや
コントラバスフルートをメインにした曲も欲しかったかな、
と思いました。
■直前に楽しそうに演奏する合唱団を観た影響かもしれないのですが、
皆さん演奏が終わっても、緊張感を保ったままでニコリともされない
のがちょいと違和感を感じてしまいました。
なんとなくですが、各曲が終わったあととか、演奏会自体が
終わったあとも、演奏者間でねぎらう雰囲気とかあんまりなく、
淡々と舞台袖に下がっていったような感じがするんですよね。
私が軟弱なだけかもしれませんし「アカデミー」というだけあって、
プロに徹しているのかもしれませんが、
なんとなく私自身緊張を感じてしまいました。
こんなことを感じるのは私だけなんでしょうけど。
個人的にはもうちょっとやわらかい雰囲気の方が好みかな、なんて
ことを考えてしまいました。
(だいしホール 当日 2500円)