06/16 長岡交響楽団 第54回定期演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

いぽぽぽぱんぱのブログ

主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

結論からすると、非常に楽しかったです。
演奏自体のレベルをどうこういうことは私のスキルではできませんが、
私としては非常に満足のいく素晴らしい、印象深い演奏会でした。

---
先週、チェロアンサンブルの演奏会に行ったあとに、
CDショップ コンチェルトにふと立ち寄る。

その際に、そんなに深い付き合いがあったわけではないけど、
現在、長岡交響楽団に所属している高校時代の同級生、
および、その奥さんに会う。
(お二人ともクラリネットの奏者さんです)

その際に、コンチェルト2号さんから今日の演奏会に行くことを薦められる。
もちろん、お店としてチケットを取り扱っているのだから、
薦めるのは当然かもしれないけど、2号さん自身も遠征する、
ということを聞いて、私も行く気になり(笑)チケットを購入。

そんな流れで行くことにしたのですが、
今回は自分の中でただ漠然と聴くのではなく、
上記、お二人のクラリネットの演奏(と指揮者の動き)に注目してみよう、
と決める。

---

・ベートーベン:エグモント序曲
まず、同級生であるダンナさんの方が登場。今回の指揮者の横島さん
は結構、切れのあるアクションで、結構各パートに対する指示動作が
大きい(ように見える)。

なかなか、個別のパートに対する指揮者の指示と各パートの
目立ち具合なんかは、やっぱりすごくリンクしているんだな~、
ということを妙に再確認する。

・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
ソリストに舘市正克さん。さすがプロですね。
なんというか絶対の安定感と響きの良さ。気持ちよく聞き入りました。
ただ、この曲にはクラリネットは入らないのね(汗)。
そんなことも知りませんでした。

そして、メインが

・ブラームス:交響曲第2番
同級生の奥さんがファーストクラリネットを演奏。
クラリネットに注目しつつ、指揮者と観比べて、聴いてました。

クラリネットって、オーケストラの中ではどちらかというと
そんなに目立つ楽器ではないとは思うのですが、
それでも時々響くクラリネットメインの部分、そういうところは、
指揮棒も思いっきりクラリネットの方に向かって伸びてくる。
もし、自分自身が演奏者だったらあんなにビシっと指されたら、
緊張してビビリそうだな、なんてことを考えたりもする。

指揮者と奏者の緊張感のあるやり取りをず~っと見ていて、
こちらまで緊張してくるようで、非常に面白かったです。
※我ながら自分のボキャブラリが貧困でうまく表現できないのが情けない。

曲が終わったあと、指揮者に促されて順番に立ち上がって、
(ホルン、オーボエ、フルートの次の4番目でしたか)拍手を
受けるときには、もちろん他の人の5割増しくらいで拍手させて
いただきました(笑)。

また、アンコールおよび最後の拍手が終わったあと、
周りの団員さんとほっとして握手をして労い、退場するところまで
見届けました。

なんというか、観賞する側の見方次第でこんな楽しみ方もあるのだな?
ということを再認識し、面白さを感じた演奏会となりました。

実はブラームスの2番って、この演奏会に行くことを決める前までは
まったく印象になく、無知のまま聴いてもイマイチつまんないだろうな、
と思って、この1週間散歩するときとか常に聴いていました。
それも今日でお終いですね(笑)。

もちろん、クラリネットだけでなくオーケストラ全体としても、
散歩しながら聴くものとはまったく違う素晴らしい響きでした。

※ブラームス2番だけではなく、私自身はまだまだ音楽鑑賞歴が短いので、
クラシックファンなら当然知っているべき曲でも知らない曲っていうの
はたくさんありますけどね(汗)

-------
とまあ、ちょっと偉そうなことも書きましたが、
こういうのも自分で考えたわけではなく、コンチェルトさんのブログで
「アリーナ席でクラリネットに注目!!」という記事に
乗っかってのモノ(汗)。

主体性がないと言われそうですが(汗)、
上達するには有識者の真似をする、というのもよく言いますしね。

でも、本当に非常に良い体験になったことは確かです。

(長岡リリックホール 前売り 1500円)