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一迅社文庫編集部のブログ

一迅社文庫の最新情報を最速で紹介……できるといいなという編集部ブログです。

新刊情報など中心に更新していく予定。

裏ドラサービスだし!(あいさつ) H田です。好きな曜日は金曜日です。「咲-Saki-」や「SとM」や「野獣の王国」が読めるから……。

前置きはさておいて、本日は、1/20発売、水口敬文『シャドウ・ホームステイ』の紹介です。
一迅社文庫編集部のブログ-シャドウ・ホームステイカバー

あらすじ

普通の高校生・加賀原結人は、ある日、光の樹から産まれた全裸の少女と出会う。
生まれたての赤ん坊のように何も分からず、しかも身体を影のように変化させることができる能力を持ったその少女に懐かれてしまい、仕方なく面倒をみることになった結人。
幼馴染みの少女・文乃たちも巻き込んで、風変わりな日常が始まった!

登場人物

佳夜
一迅社文庫編集部のブログ-佳夜
光る"樹"から生まれ、体を影のように変化させることの出来る謎の少女。
当初は人の言葉も解らないほどであったが、結人と出会ってから急速に成長していく。
その正体は……?

文乃
一迅社文庫編集部のブログ-文乃
結人の幼馴染。学者である両親の影響で、芝居がかったような独特の口調でしゃべる少女。
結人に対してなかなか素直になれないが、思いがけぬ佳夜の登場で焦り始め……。

結人

一迅社文庫編集部のブログ-結人
主人公。両親を亡くし、一人暮らしをしている高校生。
佳夜を拾ってしまったことから、振り回される生活が始まることに……。

圭吾
一迅社文庫編集部のブログ-圭吾
結人・文乃とは幼馴染。
小柄で中性的な顔立ちのため、しばしば女性にも間違えられる少年。

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そんな彼らの不思議な日常模様、ぜひお楽しみください。
結人君、家に帰ったら裸シャツの少女がいたりと、いろいろ大変です。(H田)
一迅社文庫編集部のブログ-SH挿絵
気がつくと最近、MF文庫J大好きな人とばかり認識されているらしいT澤です。
こないだは徹夜明けのバカノリした頭で「MF文庫J分析講座」みたいなものを開いてしまい、家で一眠りしてから自分は何やってるんだと頭抱えました。

それはさておき、文庫ブログが開設される前に発刊された本はこれまできちんと紹介できていなかったので、この機会に久々に自社の文庫のお奨めを、制作裏話も交えた作品の簡易解説付きでやろうかと思います。

まずは、こういう作品がライトノベルで増えてほしいという一作から。
私がライトノベルの編集に復帰した理由のひとつが、自分が読んで面白いこういうタイプの作品が減っていることへの不満で、それなら自分で作ろうと。
幻想症候群 (一迅社文庫 に 2-1)/西村 悠
¥650
Amazon.co.jp
大きい画像はこっちでどうぞ。こちらはbk1にリンク。
一迅社文庫編集部のブログ-幻想症候群 『幻想症候群』
夢、欲望・恐怖、あらゆる願望が実体化してしまう謎の病「幻想症候群」が蔓延し終焉へと向かう世界を舞台に、人々の様々な思いが交錯していく四つの不思議なストーリー。
ややモダンファンタジー寄りですが、SF連作短編集の形式です。一話一話が独立して完結した物語ながら、その中で未解決だった謎、作中で築かれた何かが、最後に結実するというのが、この形式の特徴です。
作者の西村悠さんは短編の名手として電撃文庫でとくに評価されていますが、「短編連作」という形式については不慣れだったこともあり、色々とアイデアを出しあって、このような形に結実しました。

一迅社文庫編集部のブログ-幻想1 1.遥か遠くの夏

空を飛びたい少女と人語を解する心優しい巨大クラゲ。そんなおかしな彼女と一匹に出会った22才の青年が、ともに笑い、そしてお別れをするまでの成長の物語。
ライトノベルの定石から外れた結末に驚かれたかたも多いようですが、大人になっていくということを正面から描いてみた一作です。嬉しいとか悲しいとかそういうのでは割り切れない人の心の不思議。

青く輝く海と空、白い雲、そしてどこまでも続く水平線。そして空を飛ぶ少女。
シンプルながらも描かれていることは全くシンプルではない。
本作品集の中では、T澤はこれが一番好きです。


一迅社文庫編集部のブログ-幻想2 2.無限回帰エンドロール

いつのまにか無人になった映画館の中で凶悪な殺人鬼に襲われる、映画研究会に所属する主人公と先輩の運命は……
当初の案では存在しなかった一篇。「幻想症候群」によってなぜ人類が滅びるのか。「遥か遠くの夏」は正の側面が描かれたので、これは反対にその負の側面に向き合った作品です。

閉鎖空間となった映画館の中でスクリーンの中から怪物が出現するというホラー映画『デモンズ』シリーズの着想をもとにした一作ですが、徐々に迫ってくる闇、無限に続く部屋や幾度も象徴的に現れる○○○○のイメージは、よくあるスラッシャー映画ではなくクリストフ・ガンズ監督やD・リンチ監督の描く心の闇の世界を強く意識しています。
本作の結末に驚き、怒ったかたもいるようですが、真の結末は最後の短編にて。

余談ですが、イラスト担当の鍋島氏に象徴的に現れる○○○○のイラストを依頼したところ、これだけやけに仕上がりが遅く、どうしたのかと聞いたら、「僕は○○○○が大の苦手なんですよ!!」と本当に泣きそうだったので驚きました。そこまで嫌いなのにこれだけリアルにイラスト化したのは偉いと思いました。

一迅社文庫編集部のブログ-幻想3 3.『夏休みの終わり』
幻想症候群に冒されたために危険人物と認定され自主的な死を迫られた少年と、それを知らない明るく元気な幼馴染みの少女。そんな二人のひと夏の思い出作りの旅。しかし、そんな彼を追う影が……。

病に冒された恋人たちの最後の青春というテーマでありながら、あえて時系列の入れ替えなどを意図的に加え、意外な結末へと繋がるようその気配と伏線、この短編連作をグランドフィナーレへと導くための鍵をいくつも含んだ最も重要な作品です。

お話の内容は全然違いますけれどカート・ヴォネガットの『スローターハウス5』の持つ不思議な雰囲気を意識的に盛り込んでみました。なんとなく、ああ似ているところがあるかもと思ってもらえると嬉しいです。
この小説を作るにあたって、初期のプロット改良の打ち合わせでT澤が一番連呼したのは「ヴォネガットを読みましょうよ。そしてあの感覚を可能な限り取り込みましょう」だったりします。

本作を読んだ人から、「○ック○」は禁止じゃなかったの? と以前に聞かれたことありますが、それを描くこと自体を目的としておらず、小説としてのテーマを描くために必要な要素であればと、作品ごとに判断しています。

第二話を超える意外な結末に驚いてください。

一迅社文庫編集部のブログ-幻想4 4.『一〇〇〇年の森』
本作品のトリを飾るのは、この短編連作でもっとも短い33ページの本作。
幻想症候群に翻弄された人々の物語の先にあるものは……ということで、あらすじはあえて書きません。

ここまでの三篇に登場した、彼ら、彼女らの未来を内包した最終作。
こういうSFをこそ、私たちはやりたかったんですよねということで、西村悠さんの渾身の作品世界が凝縮された短編です。

と、珍しく長々と一作の紹介に文字数を割いてしまいました。
明るいラブコメも好きですけど、このように恋愛の枠にとどまらない何かをテーマにした作品も大好きで、こういうタイプの作品を今年はもう一度作っていきたいですね。

さて、次回は「ミステリ入門に最適では?」と思っている作品の紹介を予定(T澤)
しばらく延期になっていた杉井光『シオンの血族』ですが、イラストレーターさんの意欲的な仕事ぶりでカラーイラストもだいぶ仕上がってきましたので、二月の新刊のチラシに入れられればなと思っています。
作者も大喜びのイラストをお楽しみにお待ちください

イラストレーターが誰になったかは、そんな素敵なイラストともに後日あらためて発表します。
綺麗な絵といえば八坂さんと思われるかたもいるかもしれませんが、もちろん土属性を担当していただいてますので別のかたです。どこかにチラっと書いてあったものは、目の錯覚ということでお願いします。


発表といえば、一迅社文庫大賞は諸事情で最終審査の開催が遅れていますので、いましばらくお待ち頂けると幸いです。

あわせまして賞金500万円豪華審査員(T澤のぞく)で新人賞業界を騒然とさせたキネティックノベル大賞 も、スタッフの間で着々と色んな楽しいイベントなどが提案・計画されておりますので、そちらの発表もお楽しみに。Q&Aなどいっそう充実させたいですね(T澤)

余談ですが、今月はMF文庫Jさんから『天川天音の否定公式』の新刊が出るので、今から楽しみです。
昨日に続いての後編公開です。
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝1
前編をまだ読んで無いかたは上記画像をクリックして、さきに前編をどうぞ。
では、後編スタートです。

一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝11
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝12
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝13
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝14
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝15
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝16
一迅社文庫編集部のブログ-パルヴィ外伝17

この短編、画像などの関係が出張時期と重なり公式サーバへのアップロードが間に合わなかったんですよね。
休み明けに、Web担当に公式サーバへpdfをアップロードしてもらい、ダウンロード可能にしますので、もっと綺麗な画質のパルヴィ姫を観たい方はお楽しみに(T澤)

公開が遅れていましたが、お待たせしました。
リーナ外伝の前編を公開します。後編は次の月曜に公開予定。

リーナシリーズを読まれてないかたは、この機会に是非、買って読んでみてくださいね。
一迅社文庫編集部のブログ-リーナ2口絵 星図詠のリーナ1~2巻好評発売中

いよいよ、この下から外伝スタート。パルヴィ姫がカラー初登場です。

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この続きは1/11月曜に公開します(T澤)


余談ですが、最近「志瑞祐」で検索してここに来られる方が意外といらっしゃるようで、お手数ですが「MF文庫J」で検索し直されますようお願いいたします。