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一迅社文庫編集部のブログ

一迅社文庫の最新情報を最速で紹介……できるといいなという編集部ブログです。

新刊情報など中心に更新していく予定。

ハウス先生第三シーズンのDVD-BOXを買ったので、毎晩一話ずつ見ているT澤です。作家はみんな嘘をつく:編集者もみんな嘘をつく。余談ですが、MF文庫Jの天川天音さんも増刷おめでとうございます。

軽い冗談はさておき、色々あって2月予定の自分の担当本が延期になってしまったので、前倒しして3月分などちょっとご紹介です。

3月発売の杉井光『シオンの血族』は、ただいま順調にイラストが次々と仕上がってきていますので、お楽しみに。カバーイラストはこんな感じですと、ちょっとだけ。
ヒロインの有葉が目印。

一迅社文庫編集部のブログ-シオン顔アップ

有葉は、原稿を読んでいるとだんだん某作のヒロインに似てるような気がして仕方がなく。
きみしまさんのイラストは、色のノリと豊かな表情が大変気に入っております。
なお、本作の編集作業をしながら、今週発売の『喧嘩商売』19巻の巻末漫画を読んで大笑いしていたりもします。

さらにもう一冊、『死神のキョウ』の魁さんが率いるmana制作のドラマCD『SchoolHeart's』シリーズの続きを描く小説版も久々に最新作が登場。
一昨年の「月と花火と約束と」はドラマCD版のプレストーリーでしたが、今回は、ドラマCDのその後のひと波乱を描きます。

イラスト陣の中には、アニメ版『おまもりひまり』が放送中で、ノリに乗ってる的良みらんが再び、今回も新キャラ引っ提げて登場です。どんな新キャラかはまたのお楽しみということで、今はまだ前巻にも出てきた腹黒陰謀系ヒロインの「縁(えにし)」の新着イラストのみ公開。
一迅社文庫編集部のブログ-スクハー2

なお、的良さんには「『おまひま ハードコア編』ってどういうネーミングセンスだよ!」と次に会ったときはツッコミを入れたいと思っております。

ちなみにうちの周辺では、「おまひま」も人気ですけど、金髪ドリルさんたちが大活躍のアニメ版『れでぃ×ばと』も好評です。「どっちでも泣くんだろうな」とか、とくにいいですね。(T澤)
ミステリ系の編集者って駄洒落の好きな人がやたら多いですよねとか思っているT澤です。

さて、ミステリというと「犯人当て」だと思うかたが多いですが、「自殺などの動機当て」「宝物の隠し場所探し」「出身地探し」、あげくは「美味しいココアの作り方」や「毎日必ず50円玉20枚を持ってきてお買い物するお客さんの正体」まで、ふとした疑問、「謎」を解き明かすのもミステリです。
ミステリの起源や流行するきっかけになった文化的背景については、古くは英国鉄道史にまで遡りますので、興味のあるかたは『英国鉄道物語』など読まれると楽しめますよ。これはお奨め。
英国鉄道物語/小池 滋
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そんなふうに、ライトノベルよりも遥かに歴史の古いミステリだけあって、過去の作品やデータの積み重ねがしっかりされていて、あちらの業界は作品の層がとても厚いです。
たとえば私がいいアイデアを思いつき、「○○ネタのミステリなんかどうなんだろ」とか言おうものなら、「そんなの20世紀初頭に既に書いた人がいますよ」とか頭の中身がミステリ百科事典と化しているミステリ系編集者から延々と類似ミステリについて語られるほどです。

そんなわけで、生半可なミステリを出すと関係者から「○○が既にやってますよ!」とか言われるので、あいつらをどうやって騙してきってやろうかと考えた結果が、一迅社文庫でほぼ唯一のミステリのこちらです。
一迅社文庫の仕事を引き受けた時点で、一冊はミステリ出そうとずっと思っていたんですよね。

『月明のクロースター ~虚飾の福音』 萩原 麻里
一迅社文庫編集部のブログ-月明のクロースター
-あらすじ-
全寮制の学園を舞台に、仮面を被った男女が深夜に集い学内のスキャンダルや秘密を語り合う謎のクラブと、偶然それに遭遇してしまった主人公。その結果、学園で巻き起こるいくつもの陰湿な事件。
学内の風紀を乱そうとする事件の真相と犯人は……
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これが表向きの内容ですが、前述の通り、ミステリ系の人は過去の読書経験からあっさり犯人や動機を看破するので、この作品は二重三重にワナを仕掛け、伏線を張り、そう簡単には全体像をつかませないよう、著者の萩原さんには頑張って執筆して頂きました。
そう、この小説は犯人探し以外の引っかけや構造などの謎を推理するタイプの小説です。

「犯人は誰か」より、この作品を読んでいる読者が感じるであろう違和感の正体、主人公たちの行動の謎など、そっちの謎解きを積極的に楽しんもらえると嬉しいです。
仮想敵にしていたミステリ系の何人かは無事に騙しきり、「犯人当てはオトリで、こっちの仕掛けで騙してアッと言わせるのが本命か」と笑わせることに成功したようなので、T澤個人としても満足度はとても高い一作です。
二つか三つは謎を解かれても、他にまだ隠してた謎で「やられた!」と言わせるのが本作のコンセプト

ちなみに「乙女心はミステリ」とか言って恋愛ものをミステリに分類するのはダメだと思っていますが、しかし「存在自体がミステリ」な文庫レーベルのあり方とかはとても好きです(T澤)
富士見ファンタジア文庫の新人賞作品を読んでいたら、角川スニーカー文庫の『竜が飛ばない日曜日』のことなどをふと思い出したT澤です。あれはいい小説でした。
そんなわけで『竜が飛ばない日曜日』を書かれた咲田哲宏さん、もし一迅社文庫での執筆に興味ありましたらご連絡いただけると幸いです。

さらに余談ですが、今月のMF文庫Jの『天川天音の否定公式3』も大変面白かったので、ぜひこのペースでシリーズを続けていただきたいと思いました。

さて、そんな脱線話はさておき、紹介の遅れていた『創黎のアリシア2』です。
桐野さんが描く、素敵な巫女のさくやさんのイラストが目印。
一迅社文庫編集部のブログ-アリシア2
--あらすじ--

謎の敵との激戦の末に天使たちとの一時休戦協定を結んだアリシアは、天使サイドの計らいで朱坂高校への正式な入学が決まる。
天下無敵のお嬢様、天条あざみらとの掛け合い漫才のような日常など平和なひとときを満喫するアリシアたちだったが、千尋の幼なじみのさくやの身辺に異変が起きる。
さくやの血統に隠された秘密とは何か……。
そして、ついに勃発するアリシアvsさくやの千尋をめぐる戦いの結末は?!

◆主な登場人物

・アリシア
一迅社文庫編集部のブログ-アリシア
 
異世界からやってきた本作のメインヒロイン。
横暴な性格で、千尋が言うことを聞いてくれないと一暴れする。天使たちに故郷の世界を滅ぼされたことを恨んでいるが、現在、未知の敵の存在を知り、消極的ながらも天使たちとは休戦状態。

・大神さくや(おおがみ さくや)
一迅社文庫編集部のブログ-さくや
本作のメインヒロインその二。千尋の幼馴染み。家が神社のため放課後は巫女をしている。
過去に母親を亡くしており、二巻ではその過去を巡って新たな事件の中心に飛び込むことに。

千尋のことが好きで好きで仕方が無く、千尋のそばにいるのは誰かをめぐり、アリシアと壮絶な戦いを繰り広げる。

・本馬千尋(ほんま ちひろ)
一迅社文庫編集部のブログ-千尋
本作の主人公。
見た目と違って運動神経ゼロ。体育はオール1が当たり前。
千尋のことが大好きな幼馴染みのさくやですら、「あの運動音痴ぶりは不治の病なんです。激しい運動させたら死んでしまいます」と言い切ってしまうくらいの重症。
魔法使いジョブの持ち主で手から炎を出すなどの戦闘力はあるが、魔法使いゆえに前衛の戦士がいないと瞬殺されそうな最弱主人公でもある。

・天条あざみ (てんじょう・あざみ)
一迅社文庫編集部のブログ-あざみ

千尋の幼馴染みだが、天使たちの側に付いている特殊な能力を持った人間。
強力な電撃を放つなど、攻撃力に優れている。
ドリルめいた髪型をしょっちゅうアリシアにからかわれ、本巻でもアリシアに酷い目に遭わされ……。

・ギ太郎
一迅社文庫編集部のブログ-ギ太郎
本作のマスコット兼もうひとりの主人公?
平和を愛し、あの凶暴なアリシアをすら手なずけ、本馬家での無用な破壊行動を抑制するなど大活躍。
ある意味で本シリーズ一番の知性派である。
なお、よく本馬家にやってきてはご飯をご馳走してくれるさくやに大変懐いている。
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ということで、愉快すぎるメンバー勢揃いな新刊ですので、興味のあるかたは試しにどうぞ(T澤)
大変お待たせしました、杉井光の最新作が正式に始動です。

一迅社文庫編集部のブログ-シオンの血族告知
お、これは……とかプロジェクト?? と思った方は2月下旬からの続報をお待ちください。

新イラストレーターには「きみしま青」を配し、万全の布陣で進行中です。
第一巻の発売日などは2月の一迅社文庫新刊に入っているチラシにて。

きみしまさんとは、ずいぶん以前にイラストを見せていただいて以来ですが、成長著しいイラストレーターさんなのでとても楽しみです。正直『あかね色シンフォニア』の絵を見たときもすぐにあのときの人かと結びつきませんでしたが、本シリーズも着実にイラストの魅力はアップ中です(T澤)
一迅社文庫は本日発売ですので、試験中の学生さんは受験のお供に、それ以外の人は休日のコタツ読書のお供にどうぞ。
一迅社文庫編集部のブログ-アリシア2
一迅社文庫編集部のブログ-シャドウ・ホームステイカバー
一迅社文庫編集部のブログ-gimmick

週末に杉井光の新作のキービジュアルなど公開予定。文庫の新刊なのに、なぜかキービジュアルが存在するという不思議です。
リーナ外伝のPDF公開はいましばしお待ちください。修正したい箇所が何か所があったので、ちょっと遅れています(T澤)