『銀閃の戦乙女と封門の姫』のお便り返信コーナー+最終巻は編集作業中 | 一迅社文庫編集部のブログ

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最後までソーニャ様はソーニャ様だったなと、瀬尾さんから受けとった最終巻の原稿を読みながらしみじみ思ったT澤です。

銀閃と剣刻は巻を追うごとに部数が下がって~ということもなく、むしろ気に入ってくださった読者のかたがたが多くて発売日を楽しみに待っていただけてるのが数字からも見え、読者の皆さんには大変感謝しております。
銀閃は3巻の時点で「新作は後にして、少し予定より延長しましょうか?」と瀬尾さんにも提案したのですが、長引かせるよりも綺麗にまとめることになりましたので、6巻でちゃんと完結予定です。

ところで、先日はたくさんの感想文をお寄せいただきまして、ありがとうございました。
せっかくなので、感想文の中にありました、ご質問いただいた事項にお礼がてら瀬尾さんがお答えしても大丈夫そうなご質問にはできるかぎりお返事したいとのことで、この機会にと。

それでは瀬尾つかささんのお返事を一挙公開です! どなたのご質問かはお名前は無しにしてあります。せっかくなので私もコメント入れました。
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Q:帯に書かれている「第一王女タウロス」は何かの伏線かと思いましたがそんなことはなかったので残念です。

瀬尾:すべて編集のT澤氏が悪いので、石を投げましょう。わたしは寛大なので、誤字脱字をしたことがない者のみ石を投げていい、などということはいいません。どんどん投げましょう。
T澤:瀬尾さんだってあの帯、事前に見てたじゃないですかー! というのはともかく、ごめんなさい、だいぶ疲れていたんです。6巻の帯では本当に気をつけます。


Q:フレイかわいい、フレイ大好き!! 瀬尾つかささん最高です。もっとかわいいフレイが見たいぃぃぃぃです!!

瀬尾:フレイはわたしも好きなキャラクターです。六巻では出番こそ少ないですが、印象的に活躍する予定ですので、どうぞお楽しみに。

T澤:そういえば、イラストの美弥月さんが最初の頃はフレイはどうも書きづらいと苦戦していたんですが、最近ではフレイがメインヒロインで良かったですよーと笑っているのが印象的でした。


Q:最終巻が、3月発売予定ということで、寂しいです。

瀬尾:わたしも寂しいですが、同時に物語をきっちり終わらせられる幸せを噛みしめてもいます。どうかカイトたちの最後の戦いをお楽しみください。
T澤:スーパー瀬尾つかさ大戦にふさわしい盛り上がりですのでご期待ください。瀬尾さんから原稿もらって軽く目を通すだけのつもりが、すっかり最後まで読みふけってしまいました。


Q:「兄さんの嫉妬が気持ちいいです!最高ですね!」が今回の一番の名台詞でした。

瀬尾:わたしも最高の台詞だと思います。だんだん妙な方面に目覚めていく妹は、とてもいいキャラですね。自画自賛になってアレですが。
T澤:梨花といえば弓矢の名手ですが、瀬尾さんは艦これの「瑞鶴」が好きらしいです。


Q:腹黒可愛い妹にとっても魅力を感じます。

瀬尾:腹黒可愛い、というジャンルはわたしの大好物なので、楽しんでいただけてなによりです。
T澤:腹黒可愛いといえば「魔導書が~」シリーズのアンリエッタをスーパー瀬尾つかさ大戦に出してくださいと熱烈にリクエストしたら、瀬尾さんが出してくれたのが嬉しかったです。最終巻でもアンリエッタが出るかも?!

Q:メインキャラじゃないからあまり目立たないけどエレオノーラもうちょっと動かしてほしいなーと思ってます。

瀬尾:ページ数的にいつも厳しいことになってしまうので、なかなか難しいですね。エレオノーラもアアフィリンも好きなのですが……。
T澤:エレオノーラはなんだかんだと言いながら、兄弟姉妹たちのことを気にかけてるのが印象的ですね。アアフィリンは瀬尾さんが打ち合わせのたびに「ラ○ァ」と言うせいで、最初の頃にちょっと名前を覚えづらかったです。イラスト発注の時も「ララ○」ですと美弥月さんにお願いしました。


Q:妖精族といい、ちょっと不思議な感じが入ったかわいげのあるキャラは大好きです。

瀬尾:アルルメルルに可愛げがあるかどうかは極めて微妙ですが、途中からマスコットの域を脱してよくわからない方向に突っ走ってる彼女を認めていただけて嬉しく思います。彼女は最終巻でもひときわ印象深い活躍をする予定です。
T澤:アルルメルルたち妖精族はイラストの美弥月さんもとても気に入っていて、色んな絵を描いてくれました。私は、木に吊されてミノムシやってるアルルメルルの絵が印象的でした。


Q:個人的にはゼノがどれくらいの速さでどのように増えていくのかが気になりました。

瀬尾:ゼノの繁殖についてはまだわからないことだらけですが、そうとうな速度で増えるものの、同時にある程度成長したところで生物的なストッパーがかかる、という噂です。天敵が存在しないがゆえの、なんらかの制御機構のようなものが存在するのかもしれません。

T澤:最終巻ではいよいよ侵攻してきたゼノの総数が明らかになりますので、色々と楽しみにしていただけると幸いです。瀬尾さんらしい大軍です。


Q:人間に擬態する指輪でゼノが街中に入り込んでいたということから逃走する際もそれを使えばよいのではないのか

瀬尾:あのときは、街中の人々が全員、郊外に避難したままなんですね。なのでもはや、町にいる人間=不審者なのです。
T澤:余談ですが、あのときタウロスは○○という案もあって、瀬尾さんから「タウロスは○してもいい?」と訊かれたので「いいですよ!」と快諾していたのですが、あとのお話の筋のことも考えてああいう展開になりました。


Q:ソーニャがバ○かわいい。
瀬尾:彼女はほんと、どうしてあんなになってしまったのか……。わたしにもまったくわかりません。
T澤:ソーニャってごく初期は魔導書~シリーズのアンリエッタ的な頭脳派キャラのはずでしたが、妹の梨花のキャラがああいうキャラになっていくうちに、ソーニャは正反対の脳筋に変更になりました。カイトとの息の合い方は今までの瀬尾作品にないキャラで大変魅力的なヒロインですよね。


Q:瀬尾先生の一迅社の作品は銀閃しか持っていませんが、どうもリンクしていると聞いたのですが、どのキャラがどこに出ているかを教えていただけたら幸いです。

瀬尾:銀閃は、一迅社文庫から発行されている放課後ランダムダンジョンと、魔導書シリーズと同一の歴史で展開されている物語です。
魔導書シリーズからは、マリー・レアソン(怪盗)のほか、いろいろなキャラクターがサブ及び名前の出ないキャラクターとしてさらっと登場しています。放課後ランダムダンジョンからは、勇者あかりが成長した姿で活躍しています。
本当は、あまり他シリーズのキャラクターばかり活躍するという状態はよくないと思っているのですが、「クァント=タン以外にも世界はあって、地球でも優秀な者はいて……」という状況を説明するために、いろいろ出張ってもらっています。
T澤:ぜひ、お時間のあるときに読んでいただければ幸いです。どの本も在庫ありますので、ご自宅の最寄りの書店様でのお取り寄せも可能です。魔導書シリーズは3巻まであります。
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といった感じで、『銀閃の戦乙女と封門の姫6』は3月発売予定ですのでご期待ください。

それと、銀閃シリーズのあとに始まる最新作、『墜ちた竜の帝国』もご期待ください。
せっかくなので、ヒロインの一人アリシアの戦闘服バージョンなどペタリと。

フォールン

せっかくなので、次の更新は剣刻とか千剣の裏話でもしたいかなと思います(T澤)