前回からの続き・・・第7話
「一転最悪の1日!!」
社内で決定した想定株価(有価証券報告書記載株価)の説明資料を持って、会社に訪問した。
会社側は社長とCFO、証券会社は、公開引受担当部長、公開引受部担当者と小職で面談した。
面談時間はおおよそ40分。
まず、公開引受部担当部長から、マーケット概況含めた市場動向を説明し、公開引受部担当が想定株価とその根拠を説明した。
社長は一環してうつむきながら、じっと書類に目を通してた。
説明が終了し、あまり質問がないので、退席しようとした矢先に、小職だけ呼び止められ、社長室にCFOと3人で入った。
まず、社長はよく理解されておらず、CFOに本日の面談主旨を尋ね、CFOが有価証券報告書記載株価=目論見書に掲載される旨を説明した。
すると、社長が烈火のごとく怒鳴りだした。今思えば会社側が実施した直近の第三者割当増資と3ヶ月前の新株予約権の行使価格をはるかに下回り、ちょうど6掛けの株価を提示したわけだから・・・
社長「どういうこと!当社の評価がなぜこんなに低いんだ!」怒鳴られ、机の消しゴムや鉛筆が飛び交った!
怒鳴り疲れたのか最後には、「変更にならないか??」と聞かれ、小職が「無理です!」と答え再度怒鳴られた。小職も我慢してたが、「だって社長、×月に上場できれば株価いくらでもいいって、言ってたじゃないですか!それに主幹事として貴社を過小評価をしているわけではなく、説明資料をご覧頂ければ、誠意を感じてくれると思います。」と応戦も、焼け石に水で、社長の怒りはヒートアップするばかりでした。いくつの罵声を浴びたのだろう・・・ただ小職は社内の決定基幹会議で決まったことなので、変更できるわけもなく、ただ怒りが収まるのを待つだけであった。
軽い軟禁状態だった。
2時間ぐらいたった頃、社長も怒り疲れ解放してくれた。
早速、会社に戻り公開引受担当部長と公開引受担当者に報告すると、2人とも笑い出し「そういうことを経験することが大事だ!」「いい経験したな!」
つらい思いしたのに、褒められ複雑な心境であった。
それから、夕刻に1本の電話が鳴った。相手は、会社側の公認会計士で監査役の人であった。
いきなり「どうなっての?」と強い口調で尋ねられ、経緯をすべて正直に話した。
すると、夜事務所にくるようにと言われた。
19時頃、監査役の事務所に訪問し、再度説明資料を元に経過報告をした。
監査役は株式に明るく、説明資料を拝読し、主幹事が配慮してくれていることを理解してくれた。
ただ、もう少し交渉の段取りをきちんとするおう注意された。
将来のためにいい経験ができたと思い込み、家路に向った!
続く・・・こうご期待!