世間はGW・・・!


昨日はテレビでニュースを観てたら、海外に出かける人や田舎に帰る人で、飛行場や駅、高速道路は混雑している。


あるニュースをみてどうなんだろうって思った!それは、


「傲慢な東京!」と東国原宮城県知事のブログに対し、石原知事の反論が流れていた。


日本の人口が121,775万人、東京都の人口が1,271万人で、実に日本の10%が東京に集中している。

日本の債務が865兆で、東京都の債務が17兆で、実に2%に過ぎない!


確かに経済の中心は東京である。

地方は破綻し始めている市や県は、連日、メディアに報道されているが、大事なのはそれまでの過程と、今後の過程だ。


東国原知事は連日公務で休む日もなく働いているが、知事は労働基準法は関係ないのか!

IPO準備しているベンチャー会社は、労基のチェックがうるさく大企業と一緒に時間管理を導入しているが・・・果たして正しいのだろうか??


つまり、経済がうまくいっている東京と、そうでない地方!

労働基準法で大企業もベンチャーも一緒!


ベンチャーはそもそも成長するために、夜も寝ずに働いたりしている。

それぞれ、自分の立場で言葉を言うのは当然だが、そもそも本当に平等ってあるのかと疑念を抱く!



前回からの続き・・・第8話


「一夜明けて・・・!」


昨日の悪夢が明け、朝方会社側のCFOから、謝罪の電話が入った。小職はこの仕事は、こんなものなのだと思ってたので、あまり気にはしてなかったが、会社側の方が気にしていた。

有価証券報告書記載株価については、午前中に取締役会で話し合い、午後には小職にCFOから電話が入り、「今回はその株価で!」と言われた。


早速、社内に報告した。たった一言「ご苦労さん!」・・・「ご苦労さんじゃねぇだろう!昨日のあれって軟禁だろ!もうちょっと言うことがあるだろう!」と小職は怒りを隠せなかった。


つくづく思うことは、社内で言うのは自由だが、現場をみず判断するのはおかしい。内部牽制とある人が言うが、ただ書類をみて株価を決定するのは、企業側がかわいそうだ!

企業にとって株価が1万円違うだけで、1000万以上の調達金額が変わってくる。

もう少し経営者を見て判断して欲しかった。


有価証券報告書記載株価がこの仕事やってて一番大変で、一番のターニングポイントだと実感した。


ほっとしたのもつかの間で、株券を信託銀行から証券会社の取引口座へ移管手続したり、公開引受部の作業のアシスタントをしていた。


そうこうしているうちに、上場承認日が近づいていた。


続く・・・こうご期待!

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前回からの続き・・・第7話


「一転最悪の1日!!」


社内で決定した想定株価(有価証券報告書記載株価)の説明資料を持って、会社に訪問した。


会社側は社長とCFO、証券会社は、公開引受担当部長、公開引受部担当者と小職で面談した。


面談時間はおおよそ40分。


まず、公開引受部担当部長から、マーケット概況含めた市場動向を説明し、公開引受部担当が想定株価とその根拠を説明した。


社長は一環してうつむきながら、じっと書類に目を通してた。


説明が終了し、あまり質問がないので、退席しようとした矢先に、小職だけ呼び止められ、社長室にCFOと3人で入った。


まず、社長はよく理解されておらず、CFOに本日の面談主旨を尋ね、CFOが有価証券報告書記載株価=目論見書に掲載される旨を説明した。

すると、社長が烈火のごとく怒鳴りだした。今思えば会社側が実施した直近の第三者割当増資と3ヶ月前の新株予約権の行使価格をはるかに下回り、ちょうど6掛けの株価を提示したわけだから・・・

社長「どういうこと!当社の評価がなぜこんなに低いんだ!」怒鳴られ、机の消しゴムや鉛筆が飛び交った!

怒鳴り疲れたのか最後には、「変更にならないか??」と聞かれ、小職が「無理です!」と答え再度怒鳴られた。小職も我慢してたが、「だって社長、×月に上場できれば株価いくらでもいいって、言ってたじゃないですか!それに主幹事として貴社を過小評価をしているわけではなく、説明資料をご覧頂ければ、誠意を感じてくれると思います。」と応戦も、焼け石に水で、社長の怒りはヒートアップするばかりでした。いくつの罵声を浴びたのだろう・・・ただ小職は社内の決定基幹会議で決まったことなので、変更できるわけもなく、ただ怒りが収まるのを待つだけであった。

軽い軟禁状態だった。


2時間ぐらいたった頃、社長も怒り疲れ解放してくれた。

早速、会社に戻り公開引受担当部長と公開引受担当者に報告すると、2人とも笑い出し「そういうことを経験することが大事だ!」「いい経験したな!」

つらい思いしたのに、褒められ複雑な心境であった。


それから、夕刻に1本の電話が鳴った。相手は、会社側の公認会計士で監査役の人であった。

いきなり「どうなっての?」と強い口調で尋ねられ、経緯をすべて正直に話した。

すると、夜事務所にくるようにと言われた。

19時頃、監査役の事務所に訪問し、再度説明資料を元に経過報告をした。

監査役は株式に明るく、説明資料を拝読し、主幹事が配慮してくれていることを理解してくれた。

ただ、もう少し交渉の段取りをきちんとするおう注意された。


将来のためにいい経験ができたと思い込み、家路に向った!



続く・・・こうご期待!










前回からの続き・・・第6話


有価証券報告書に記載する株価の社内会議は、白熱した・・・というより、合併の原理で銀行系証券会社の主導で、防戦一方であった。

会議で決定した株価は、会社側が望む、直近の第三者割当増資の株価の6割程度であった。

この年夏には、ちょうどアメリカのテロによって、IPOが壊滅的になったときで、会議が行われた10月はまだ、IPO市場が復調する兆しが薄かった時期でもあった。

ただ、意図的に株価を低くしてたのではなく、類似会社、純資産、成長性を加味をしており、PERは、直近IPO銘柄と比較すると、高めで設定されていた。

しかしながら、類似会社比準方式で算定する場合、上場会社は、エクイティーで資金調達しているため、純資産は豊富なためどうしても、未上場会社には割安な株価になってしまう。

投資家にとっては、喜ばしいことなのだろう!

このプロセスを逸脱したのが証券取引委員会によるHS証券の処分である。


株価の決定は非常に難しい!

低く設定すれば投資家には喜ばれるが、企業側にとっては悲しいことだし、高く設定すればその逆である。

また、証券会社は株価決定プロセスは記録にきちんと残し、金融庁の査察が入ったときの証拠書類としている。


上場承認後の、ブックビルディング、プレヒアリングとあるが、事実上有価証券報告書の記載株価がほぼ公募価格になるといっても過言ではない。


企業側へのワンポイント

申請期に入ったら、自社の財務分析や類似会社の分析を徹底的に行うことが必要である。そのとき必ず、文書で作成すること!


続く・・・こうご期待!





前回からの続き・・・第5話



会社側に上場日までのスケジュールを提示したあと、スケジュールにそって、一つ一つの作業をつぶす日がはじまった。


小職にいたっては、上場申請日、承認日、上場日がほぼほぼ予定が出たので、社長との約束も守れそうだったので、ホッとしていた。


ただ、公開引受部の担当部長は、

「ここからが大変だ!上場日が近づくと、株券がお金に見えてくる。人間の欲が人を変えるから、気をつけろ!」

という意味深な発言を残した。そのとき、自分にとって初めての案件だったので、小職は言葉の意味をよく理解していなかった。

異変が起きたのは、それからであった。


それから、急に社長から直接会食の誘いが頻繁におきた。小職は上司の了解を元に、ちょくちょく会食に行ってた。深夜まで社長とその交遊関係の人と銀座界隈で、深夜遅くまで飲んでいた。


ある日、上場申請を迎え、無事上場申請も終えたことが伝えれ、ますます気分が高まった。

上場申請に書類を提出し、2週間ぐらいで、会社、証券会社、監査法人のヒアリングも順調に進んでいった。

上場承認を迎える3週間前に、

公開引受部担当者から、「有価証券報告書に記載する株価を決定しなければならないが、問題が起きた!」

小職「???」

公開引受部担当者が「直前に行われた第三者割当増資の価格以上を提示できない!」

公開引受部担当部長「値決めは非常に繊細で、一番大変な作業である。社長はそうは言っても、納得しないだろう!俺が決めに行く!」

小職「社長は年内上場スケジュールが決定できるなら、株価はいくらでもいいと言っていた!」

公開引受部担当者、担当部長が口そろえて「そううまく行かないだろう!といった。


当時、株価は、銀行系証券のエクイティーマーケッツ部主導で関連部署やアナリストも交えて、社内会議で決定されていた。


社内で一番ネゴシエーションと妥当株価をめぐって、対決しないといけない時期でもあった。



続く・・・・次回こうご期待!