温度測定をしながら焙煎してみました | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

焙煎時の温度って以前から気になっていたのですが、我が家にある温度計は体温測定が主なので、最大で100度までしか計れません。

 

もっと高い温度が計れる温度計が必要なので、これを手に入れました。

 

これなら最大600度まで測定出来ます。

 

 

取り敢えず、この表示が正しそうなのかどうかを確認しようと思い、丁度、これが目の前にあったので比較してみました。

 

 

 
うん。何かあってそうですね。
 
沸騰させて計ってみましたが、こちらも良さそうです。
 
と言う事で、今回は豆の温度を計りながら焙煎してみました。
事前に溶岩プレートを100度くらいまで加熱して焙煎開始。徐々に温度が上がってます。

 
恐らく、普段「乾燥」と考えている温度は100度付近かと考えて、豆が100度付近になるまで適時ひっくり返したり揺すったりしながら加熱しました。
 
ちなみに、このくらいの温度の時の溶岩プレートは既に300度オーバーでした。
 
100度辺りになって、乾燥の為、ややガスを弱めてから5分間加熱後、ガスを強火にして本格的に焙煎。約150度を超える辺りで1ハゼが始まった様です。
 
200度超える辺りで2ハゼが始まった感じです。
 
適時、ネガクリーナーのゴム部分を使って、チャフを吹き飛ばしてます。
遠赤外線の焙煎の特徴として、チャフが大きく外れると言う所があります。
要するにじっくり焙煎される為、豆がゆっくり膨らむのか、チャフが豆の形状のまま外れるので、軽く風を送ると焙煎器からチャフが飛びます。
 
今回は30分経過後にガスを止めて、溶岩プレートの予熱で焙煎継続
 
深煎の加熱を予熱で行って加熱し過ぎ無い様にしています。
 
とは言え、豆の温度は150度以上あり、プチプチ言ってます。
 
ひっくり返したり、木べらでかき混ぜながら深煎焙煎を行ってます。
 
前回の中深煎よりも10分長い40分で焙煎終了。
 
冷却はいつもの様に紙袋方式で急冷させザルに移しました。
良い感じで深煎になってます。
 
溶岩プレートは未だ200度以上ありますので、バーベキュー用の耐熱グローブで、勝手口の外へ持って行って冷却。その間に掃除です。
これも既に紹介しているブラシで掃除です。
 
 
今回は新兵器の新聞紙ゴミ箱を使いました。チャフが溜まってますので、このまま捨てる事が出来ます。
 
 
これ新聞紙1枚で20秒で出来るゴミ箱です。
次の焙煎の為に用意します。
※この辺、理系の職業柄の習性笑
 
自分的なポイントは通常の新聞紙ゴミ箱より簡易の為、袋状なので、この水平な縁を焙煎台に当ててブラシでゴミが落とし込める事です。
 
焙煎関係の器具が入っているカゴも随分物が増えました笑
 
今日の豆は「タンザニア キゴマ チンパンジーAA」です。
焙煎直後の豆を挽いて飲んでみましたが、苦味に関しては予定通りで程よい苦味です。
 
やや香りが足りないのは焙煎したてだからだと思いますが、口当たりが非常にスッキリしているのは遠赤外線焙煎ならではですね。
 
溶岩プレートによる焙煎は温度変化はゆっくりですが、プレートそのものは400度以上は加熱出来る様で、ガスの調節によってある程度コントロールも出来ますが、やはり温度計が有るのと無いのでは火加減の調節も変わります。
 
未だ試行錯誤中ですが、次回は中深煎の最終部分を溶岩プレートの蓄熱効果を使った予熱で出来ないかと思っていて、予熱で出来るのであれば、省エネにもなります。
 
一般的な直火の手網焙煎だと、この様にチンタラ温度を計る事も出来ませんし時間を含めた温度管理も無理でしょう。
 
チャフも殆ど飛ばずに掃除も手軽で、沼に引き込んだ後輩が言ってましたが「自宅でやるのにチャフが燃えないと言うのは非常に安心」だそうで、確かに直火の場合だと落ちたチャフが燃えますよね。
 
自家焙煎で火の粉が飛んでいる状態は自宅内でやるには気持ちが良いものではありませんよね。
 
自分は屋外の手鍋焙煎からスタートして直火焙煎→溶岩プレートによる焙煎を経て自宅に入って来たので、屋外の直火までは火の粉も気にしてませんでしたが、溶岩プレートになって自宅に入ってからはチャフが燃えると言う経験がありません。
 
チャフも殆ど塊で外れて勿論燃える事は無いので掃除も簡単。煙も殆ど出ない溶岩プレートによる自家焙煎は戸建てだけで無くマンション等でもオススメですし、屋外だと風等の影響で温度が変わりやすいので寧ろ自宅の方が安定しますね。
 
例えば、遠赤外線を利用する焙煎と言えば、ほうじ茶を煎る様な陶器製の焙煎器がありますが、あれを振るのは重たくて辛いですよね。
 
又、焼き物の甕壷を使った焙煎を行っているプロの方が居ますが、あれはもうプロがやる道具なので高価で手が出ません笑
 
遠赤外線を使ったロースターと言うのもある様ですが、まあロースターと言うのはどんな物でもそこそこ高いです。
 
 
掃除に関しては既に説明している様に落ちたチャフを片付けるのみで、溶岩プレートは一切汚れませんし、手網焙煎器はチャフを落とすだけで片付けと言う片付けも必要無く、自分使っている道具だと焙煎に関しては手網焙煎器と溶岩プレートの組み合わせで5,000円もしませんし故障する部分もありません。
 
注意するのは安物の溶岩プレートを買うと割れるかもしれないと言う所でしょうか。
石材なのでやはりクオリティの管理と言うのが重要なので信頼できる石材店が作っている物が良いと思います。
 
やはり網の形状から丸が良いかなと思ってますし、手網焙煎器のサイズにピッタリなんです。
 
 
加熱はチャフが上に落ちるのが気にならなければカセットコンロでも良いですし、やってみると大変手軽です。
 
もう準備も慣れたので、今後は自分の気に入った豆を使って焙煎度等を変えながらアレンジをして行きたいと思います。
 
今の所、同じ豆をまとめて買っておらず、様々な豆をサンプルで焙煎していますが、まとまった量で買ったら、浅煎りにも挑戦しようと思ってます。
 
想像ですが、浅煎りをする場合、この溶岩プレートでの焙煎が非常に効果的では無いかと思ってますし、従来の自宅焙煎の手法を大きく変革させるかもしれませんね笑