前回の
で紹介したシステムで使っているこれ
上の記事でも書いてますが、低遅延の性能は期待通りでしたが、イヤーピースのフィット感が若干悪いんですよね。
SMLの3種類ありますが、基本のサイズが大きいのかSでもやや大きい感じです。
一つにはイヤーピースの形状がこれまであまり使ってないものだったからと言うのもあるかもしれません。
イヤーピースだけサードパーティ製に交換出来ないか探しましたが、何せ良く分からないブランド品なので作られている筈もなく。
ちなみに、このメーカーの元のブランドの物はイヤーピースがSUREっぽい形状となっていて異なります（価格や性能は同じ）。
ネックバンドタイプそのものは悪くなかったと思いますが、イヤーピースのフィット感が悪いと練習で長時間利用するのが辛いので、結局、ジムで使う運動用となり、上の記事でも紹介しているこちらを追加で手に入れました。
これならレシーバーのみなので、好みの有線イヤフォンが使えますが、手持ちのイヤフォンはGalaxyNote10＋に付属していたAKGのイヤフォンかiPhoneに付属のイヤフォンで、これは、端子がTypeCやLightning型なので、変換プラグが必要となります。
今更これらの変換プラグを買うよりも、多少音が良い有線イヤフォンを手に入れようと思ってこれを手に入れました。
価格的には有線イヤフォンの中では中の下くらいですね。
久しぶりに有線ケーブルのイヤフォンですが、かなり太い線なので切れそうにないですね笑
このイヤフォンはリモコン・マイク付きの仕様と純粋にイヤフォンだけの2つがあり、自分の用途ではリモコンやマイクはレシーバー側にある為、不要なのでイヤフォンのみにしました。
これはレシーバーですが、中々カッコいいです。
非常にコンパクトで軽く、リモコン、マイク機能はこちらにあります。
説明書は日本語でした。
先ず、肝心のaptX-LLに関する機能を確認しましたが、先日のネックバンド同様で期待通りでした。
ちなみに、このレシーバータイプのQualcommのチップはQCC3005、ネックバンドタイプは同QCC3034なのでチップが異なる為、性能はどうか？と思いましたが特に問題はありませんでした。
ネックバンドの方がケーブルが無い分動きやすい感じはしますが、SUREのイヤフォンの装着感や遮蔽感、音質が格段に違いますので、その差を埋めるくらいの価値はあります。
唯一の欠点といえば、電源が入った時とペアリングした時に「電源が入りました」「ペアリングに成功しました」と接続しているイヤフォンから流れるのですが、これが大きい！ボリュームは調整出来るのですが、この声の音質は調整出来ない様です。
又、レシーバータイプの方は、信号が無い時に通信を切る様で、非常に弱い音で楽器を弾いている時等、無音と判断されるのか音が（通信が）途切れる場合がありましたが、ネックバンドの方はそう言う機能は無い様で、常時接続している様です。
その次に、純粋にネックバンドタイプとレシーバー＋SUREの音の比較をしてみようと思い、ネックバンドタイプとレシーバータイプ＋SURE、手持ちのAKGの有線イヤフォン、AirPodsProを使って同じ曲を聴いて比較をしてみました。
最初はチェロとピアノが入った曲の聴き比べをしました。
ネックバンド、AKG有線、レシーバー＋SUREは全てGalaxyNote10+へ接続しているのでコーデックはaptXになり、iPhoneとAirPodsはAACで接続となります。
先ず、AKGの有線とネックバンドはどちらも似たような聴こえ方で「取り敢えず聴こえます」と言う程度で、どちらも薄っぺらい印象の音です。
ネックバンドタイプは内蔵チップの性能が良いだけに残念ですね。
まあ、ネックバンドタイプの方がAKGよりも多少良かったと言う感じでした。
問題はレシーバー＋SUREで、こちらはさすがの臨場感と迫力で、同じ端末に接続しているとは思えないくらいです。
これはSUREのイヤフォンの性能に依るところが多いと思います。
iPhoneとAirPodsProと比べても、弓が弦に当たって外れる時のノイズを含めて遥かに生音に近い印象です。
価格は2つ合わせてもAirPodsProの半分以下の金額で、低遅延のaptX-LLでも対応していると言う点を含めると、かなりのお買い得品だと思います。
一応、歌＋オーケストラと言うのも聴いてみました。
こちらは上位2つのレシーバー＋SUREとiPhone＆AirPodsProの比較ですが、同様の結果でした。
ちなみに、レシーバー＋SUREをiPadとペアリングして聴いてみるとやや臨場感が薄くなった感じですが、これは恐らくaptXとiOSで採用されているAACのコーデックの違いだと思います。
そう言う意味ではiPhoneやiPadとAirPodsProの組み合わせは良くチューニングしてあると思いますが、それでも、やはりレシーバー＋SUREの組み合わせの方が良い音がしていると思います。
イヤフォン使用しながら充電も出来ました。
直結して聴いてみて分かりましたが、Bluetooth接続の場合、気が付かないくらいのホワイト・ノイズがあるんですね。
直結するとこれが無くなるので、一層スッキリした音になります。
度があった眼鏡を掛けた感じと言ったら良いかもしれません。
逆にその程度の差なので、Qualcommのチップは中々優秀だと思います。
飛行機等ではBluetoothが使用出来ませんが、有線イヤフォンなら使えますので、飛行機では事前に動画をダウンロードしておいて、搭乗後はフライトモードにしてイヤフォンで動画を見たりしますので、そう言う用途でも使えますね。