最近、MacBookProで使っている外付けモニターのサイズアップを検討していました。
現在のモニターがJAPANNEXT JN-IPS244UHD 4K 24インチで2018年に手に入れました。
今でも画面の表示は特に不満はありませんでしたが、4Kで24インチで3万以下の製品でしたので音が出ないんですね。
当時はMacBookAirでしたが、今は、MacBookPro16インチの音がそこそこ良いのでそれで済ませてましたが、27インチまではサイズアップできそうなので、サイズアップに加えて、スピーカー付きのモニターを探していました。
以前は取り敢えず4Kと言う感じで他の事は気にしませんでしたが、今回は少し仕様を厳選して、モニターの仕様を27インチ、4K、IPS、HDR400、フリッカーレスでブルーライトカット、Tyep-C接続で給電機能がある等で絞って行くとこれにスピーカー付きとなると限定されるんですね。
又、どうもモニターに付いているスピーカーと言うのはそもそもが大して音も良くない様で、あまり音に拘らない自分でも、貧弱なスピーカーの音は想像付きますので、結果的にスピーカー無しのこれにしました。
※まだ来てません
となると、スピーカーは別置きで何か良い物は無いかと探してみて、当初はこれを考えていました。
このJBLのスピーカーは価格も程々で人気の製品の様ですが、気になる事が2点、どうも音量調整で不具合があるらしい。と言う点にバスパワーで動作する。と言う点。
バスパワーモードの機器と言うのはPCからのUSB出力の電源で動作するのですが、そもそもが5Vで給電できるのはType-Aだと500mAなので2.5W程度ですよね。
スピーカーと言うのはどんなに工夫したとしても適度な大きさのコーンを動かす為には適度な電力が必要です。
供給電力以上の出力は出せない訳ですから、結果的に大した音は出ないと判断しのに加えて、USBのデジタル出力に対応とは言うものの自分の用途としてはモニターの音声出力に接続しようと思っていましたので、そこも目的がズレていました。
接続するのがMacbookProだけなら良いのですが、Windows機とも兼用する為、各機器からHDMIの切替器で接続しているモニター出力へ接続する必要があり、結果的に選択したのがこれでした。
このスピーカー、発売が2011年なので、もう10年以上となり既に販売終了となりそうな製品ですが、正直、この手の製品と言うのは多少設計が古くとも良い製品であれば関係ないですし、何より、ACアダプター方式でスピーカー本体は18V2A=36Wの入力仕様なので1ch18Wはあり、出力もそれなりに得られる割にそれ程外形が大きくないのが気に入った点と、これに加えてコントローラーが付いていると言うのも気に入りました。
右側のスピーカーに配線が集合します。
同梱品はスピーカー以外はコントローラーとACアダプター、ステレオケーブルで、接続すればすぐに利用出来ます。
モニターは未だ来てない為、Japannextの音響出力へ接続しました。
ちなみに低音の音響テストはこれです。
日本を代表するコントラバス奏者を集めたオンラインコントラバスアンサンブルです。
呼びかけした齋藤順さんはAmebloでブログを書かれていて、やり取りをさせて頂いた事もあり(最近ご無沙汰ですみません)この中の半分の方(上段のメンバー)には全員レッスンを受けました(笑)
コントラバスの低音やハイポジション、アンサンブルの音等は生音を長いこと聴いていますので個人的に低音チェックには最適ですが、この手のスピーカーとしてはかなり頑張っていると思いました。
この他、チェロのソロやオーケストラ等も聴きましたが落ち着いた音で、さすがに供給電力も大きいので出力も取れる様で安定した音量で楽しめます。
ちなみに、オーケストラのこの楽章の最後はコントラバスのE♭でp>ppが出るのですがしっかり(音にならない様な振動が)聴こえて来ましたよ。
この他、ヴォーカルの入った曲等も聴いてみましたが、全般的な音の仕上がりは最近の音響機器と比べると設計は古いのかもしれませんが、高音と低音を強調した、ややもすると耳障りになりそうな今風の作りに対して派手さはありませんが、余裕のある音の中でトータルバランスの良さが感じられ、長く聴いていても疲れない音で、どちらかと言うと私くらいの年代には丁度良いですね。
コントローラーもさり気ない存在感で使いやすいと思います。
この中央の部分が静電容量(タッチ)式のスイッチとなっている為、触っただけで電源が操作出来るのも良いですね。
この手のスピーカーは電源が別な為、電源を切るのが面倒なのですが、スイッチが手元にあると電源の操作も面倒ではありませんし、切り忘れたとしても1時間でスタンバイモードへ入る様です。
音量は周囲の硬質ゴムの様な部分を回すと調整が出来ます。
回転範囲は1回転以内で、感じとしてはロータリーエンコーダでは無く昔懐かしいポテンショメータ(回転式抵抗)だと思いますが、ポテンショメータの柔らかく回る感触も気に入りました。
このコントローラーには入出力端子があってヘッドホンを繋いだり、他の機器の出力を接続出来る様ですが、昨今はBluetooth接続が殆どなので、これは自分の用途としては然程必要は感じませんが、PC以外の機器をちょっと繋ぎたいと言う場合に使えますね。
ネットの評価等を見ているとケーブルの寿命がどうのと言う声も見られますが、何をどうやったらケーブルの寿命が関係するのか分かりません(笑)
線の太さも全般的に最近の製品に比べたらどれも太い仕上がりで、何の心配も要らないと思います。
一度接続してしまえば、抜き差しする事もありませんし、可動部も全く無い上、このコントローラーも置いたら殆ど動かすことも無いと思います。
コントローラーが2年位で操作が出来なくなったと言う書き込みも見ましたが、恐らく原因はコントローラーでは無いと思いますし、まあ、ハズレだったのかもしれませんね。
既に書いている様にスイッチも静電容量式なので可動部は音量調整のポテンショメータくらいですが、ここにしてもそれ程頻繁に動かさないでしょうから寿命が来るとすればACアダプターの電源周りのコンデンサーの容量抜け?と言う気がします。
PCスピーカーとしては価格は高いですし、もうそろそろ生産終了かもしれませんが、まだまだ現役と言う感じですね。