テレワーク、在宅ワークの環境充実の為の話題が続きます。
在宅ワークに限らず、入力や編集作業がスムーズにできるのは時短になりますね。
自分は有線のトラックボールを使っていて、気に入ってる所もありましたが幾つか不満がありました。
例えば、大きい事は良い事だと思って大玉にしてみたのですが、ボールはとても扱いやすい反面、サイズが大きいので折角の8ボタンが上手く操作出来ない点やスクロールをする場合に親指は意外に疲れる。と言う点です。
その上、最近、Type-Cハブを使う様になってiPadやAndroidへ切替器で使ってみると、Androidでは最低限の機能は使えますが、iPadでは認識しない。と言う事が分かりました。
この際なので、Bluetoothのマウスで3種類切り替えて利用できるマウスが無いか探してみたところ見つけたのがこれです。
中々手頃な価格ですが高機能です。
充電式で約2時間のフル充電で最大12か月利用できる上、BT4.0 ☓2CHに 2.4GのWi-Fiで合計3台接続が出来ます。
DPI調整は、トップにあるボタンで800/1200/1600/2400/3200と切り替えられます。
おまけにMacBook Airで利用できるサイドホイールとブラウザの進む、戻るボタンまで付いています。
サイドホイールは横スクロールであまり利用することはありませんがEXCEL等を操作する時は便利です。
ブラウザのボタンもあると同様に便利ですね。
2.4GのWi-Fi接続用レシーバーが付属していますが、AndroidのGalaxy Note9では認識しましたが、iPadProでは認識しませんでした。
その為、Bluetooth1をMacBook Air、Bluetooth2をiPadPro、2.4GWi-FiをGalaxy Note9へ割り当てました。
これらの切り替えはマウス底部のボタンで切り替えます。
底面のON/OFFのスイッチはマウスの電源スイッチで、これを入れて、ボタンで各チャンネルを選び長押しでペアリングを行います。
切り替えはボタンを押す毎に切り替わります。
マルチペアリングが可能なマウスも少なくありませんが、基本はペアリングしている端末を覚えていると言うだけで、都度、端末側で接続を行う必要がありますが、このマウスの場合はマウス側のボタンを切り替えるだけで接続先が変わります。
複数の端末で共用する場合、この方法はかなり楽なんですね。
製品紹介には同時接続と書かれていますが、切り替えると接続は切れて選択している端末しか繋がりませんから同時に動く事はありません(笑)
恐らく、他のチャンネルは強制的にスリープモードにして、選択した時にイベントを送って切り替えているのだろうと思いますが、繋がるまでの時間はタイムラグもありません。
ちなみにiPadProでは、ペアリングするとこの様な表示が出ます。
これはこのマウスに限らず、他のマウスも(ELECOM IR Optical Mouse)同様です。
Bluetoothスピーカー(SRS-X33)等ではそのメッセージは出ませんが、Appleのサイトにこの様な説明がありました。
どうやら入力関係のBluetooth機器を使う場合「Apple Pencilと鑑賞するかもよ」と言う意味なのでしょう。
今の所、特に気になる事はありませんけどね。
切り替える場合はマウスだけでは無くキーボードも必要ですが、キーボードとトラックボールはこれに接続していて、MacBook AirとType-Cハブを切り替えています。
ちなみにキーボードはこれを使ってます。
Macの外付キーボードは比較的高価な物が多い中で、実売で2,000円以下と価格も安く、打鍵感も比較的深めでしっかりしていて気に入ってます。
テンキーも付いていてキートップの幅などは充分ありますので、普段、これを使うとノートPCのキーボード等は打ちにくく感じます。
肝心のトラックボールですが、これがあったら使う事は無いと思ったのですが、キーボードの左側へ置いて左手で使う事を思い付きました。
キーボードの幅が狭いのも幸いしますね。
意外にイケる感じです。
他のトラックボールを使ったことが無いので分かりませんが、このトラックボールはMacBook Airで利用する場合、エレコムのアプリケーションで任意に機能を割り付ける事ができます。
※iPadやAndroidでは基本的な機能しか利用できません。
その為、トラックボールには編集用の機能を割り付けてみました。
ちなみに、トラックボール側で左クリックと右クリックを使う事はないのですが、左クリックだけは何処かに割り付けないといけない仕様の様で、殆ど使わないスクロールホイールのボタンに割り付けました。
配置を決めたりドラッグ操作等は圧倒的にマウスが扱いやすいので、マウスで指定して、マウスで範囲をドラッグして、トラックボールのスイッチで切り取り(コピー)→貼り付けと言う操作を左手のトラックボールのボタンで行う。と言う流れを作ってみようと思った訳です。
実際に設定している機能と配置はこの様な感じです。
勿論、マウスの右クリックでメニューを表示したりキーボードのショートカットでも出来るのですが、ワンアクションで出来ますから操作は早くなる筈です。
ちなみにマウスの左クリックを押したままトラックボールでドラッグして選択と言う事も出来る様で、併用する事で面白い事ができそうです。
又、スクロールはそのまま使っていますが、右手で使う場合に親指で操作するスクロールは左手だと人差し指又は中指と言う形になります。
Amazonや楽天、ヤフオクなどでお気に入りの物を探している場合に、長いスクロール操作でマウス側の右の中指が疲れたら左手のスクロールに替えると言う芸当も可能になります。
ReturnやDelete等も割り付けていますし、マウスの方へブラウザの進む・戻るボタンがあるので、キーボードを使うのは完全に文字入力の時だけと言う操作感となっています。
ここに改行を入れたい。と言う場合もマウスでクリックしてトラックボールのスイッチで改行を入れる。と言う様にすると、キーボードのキャリッジ・リターンへ手を移動させる必要も無くなります。
キーボードを使っている場合も右手でカーソルキーを操作して左手でスクロールで全体の画面を動かすと言う事も出来ます。
未だ、切り替えてみて間もないので慣れていませんが、1日2日くらいで慣れて来ましたので、慣れたらかなり操作が早くなるかなと期待しています。
残念ながらiPadやAndroidへ接続している場合は、マウスと同じ操作になるので、主にキーボードと右側のマウスで利用すると言う操作方法になると思います。
Macのトラックパッド等非常に高価ですが、今回紹介した機器2つ合わせてもトラックパッドの半額以下ですし、作業効率は格段に良いと思います。
自分のMacBook AirはSidecarへ対応していませんし、描画を行う事は無いので必要ないのですが、デザイナーさん等はiPadProとMacBookを繋いでSidecar機能でiPadProで描画作業を行う。と言う様にすれば描画作業も完璧ですね。