Wi-Fiルーターを更新してV6プラスを導入して自宅のネットワーク環境を整えました | iPhone De Blog

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iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

今年4月に新入社員となった次男がコロナの影響で入社式も無ければ、そのままリモートワークとなってしまいました。

 

新入社員なので研修となるのですが、さすがに大手の通信会社系の企業ですので、リモート研修のシステムもちゃんとしている様で、マイクロソフトのサーフェス等が配達されて来ましたので支障は無さそうです。

 

娘もコロナとは関係なく、2月に1人暮らしのマンションを引き払って自宅に帰って来て自宅から通う予定でしたが、大学が当面休校→遠隔授業等へ移行しそうです。

 

自分も2年ほど前から、事務所のPCへはChromeデスクトップで接続し、請求書や紙ベースの仕事以外は自宅でリモートワークをしていますが、この様な状況となるとネットを利用する環境の充実を検討する必要が出てきました。

 

実は、以前から、自宅のネットワークが遅い。と言う印象で、ルーターも良く落ちていました。

 

それまでは、BUFFALOのこれを使っていました。

 

WSR-1166DHP2/N 11ac 866+433Mbps

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購入価格は7,280円で2016年7月ですから凡そ4年半弱ですが当初はルーターが落ちると言うのは記憶にありませんでした。

 

ただ、暫く前から、ルーターが落ちる。それも1人で使っていて落ちる事も良くあり、都度電源を入れ直していました。

 

ルーターが落ちる原因は幾つか考えられますが、自分はともかくリモートワーク中の次男や遠隔授業の長女も居ますし、2人は2階に居る為、電波環境含めルーターを新しくする事にし、今回これを入手しました。

 

 

 

 

価格は7,200円と前機種と殆ど変わりませんが、性能は格段にアップしています。

 

通信速度も1.7G+800Mと前機種の倍ですし、ビームフォーミング機能やMU-MIMO機能、エアタイムフェアネス、バンドステアリング機能等も充実しています。

 

各機能の説明は省略しますがコストパフォマンスが高いと思います。

 

ゲームや業務用等に利用するのであればもう少し高価格帯の物もありますが、我が家の使用目的では充分だと思います。

 

これまでPLANEX、BUFFALOを良く使ってましたが、このメーカーは初めて使います。

 

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結果的にはルーターを新しくして以降は、今の所ルーターが落ちると言う現象も発生しませんし、SpeedTestを行って比較すると多少速くなったかな。と言う程度でしたが、2階の電波環境は随分良くなった様です。

 

特に、位置を把握しながら電波の情況を修正していくビームフォーミング機能や複数端末に同時接続しスループットを改善して高速化するMU-MIMO機能等のお陰か、それまで繋がり難かった娘の部屋のネット環境が良くなった様です。

 

恐らく、宅内はこれで良いとして、次にその手前のHGW(ホームゲートウェイ)がどうなんだ?と言う事が気になりますが、これはNTTからのレンタルとなります。

 

勿論、契約している光回線そのものの品質も気になります。

 

我が家はDocomo光を契約してプロバイダーはニフティですが、こちらも同様ですね。

 

何せ、改善した情況でも50M前後しか無いので(ルーターを変える前は30M程度)、そちらを確認する為、Docomo光の方へ連絡をしてみました。

 

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電話して、先ずHGWが古くないのか?と言う事を尋ねるつもりでしたが、担当部署まで電話が行った時点で、驚いた事に、今の契約がそもそも200Mしかないと言う事が分かりました。

 

そう言えば、確かに、ここは山の上と言う事もあり、NTTの光回線が来るのも遅く、その後もそもそも速い回線が無かったのですが、その後、速い回線サービスが始まってもそのままの契約となっていた様で、現在は1Gの回線が用意されていて、そちらに変更出来ると言う話で、工事費2,000円で切り替えられると言う事でしたので早速お願いしました。

 

只、現在、この手の工事依頼が殺到している様で、依頼してから工事日まで2週間後でした。

 

又、切り替え日当日はネットワーク・サーバー等のルーティング等の問題があるのだろうと思いますが設定が上手く行きませんでしたが、翌日は全ての機器が設定出来ました。

 

このサービスはIPV6による接続を利用したサービスで、ルーターやプロバイダが対応している必要があります。

 

 

 

幸い、我が家のNTTからレンタルしているHGWもプロバイダも対応している為、宅内工事等は不要で、200Mから1Gの切り替えで済みましたし、HGWに関しても特に設定を変更する必要もありませんでした。

 

このドコモ光とプロバイダのニフティの組み合わせのサービスは「V6プラス」と言う名称になりますが、このサービスはJPNEと言う会社が最終的には接続サービスを提供しています。

 

IPV6の場合はアドレスが枯渇しない等の良い点もあるのですが、現状は従来のIPV4のアドレスしか持たないサイト等が殆どである為、このIPV4のサイトへ接続する為の仕組みが必要となりますが、これがV6プラスと言うものになります。

 

切り替え後こちらへ接続すると切り替え後に確認するサイトをJPNEが用意してますので、ここへ接続するとIPv6で接続し、v6プラスサービスを利用しているかどうかも確認できます。

 

http://kiriwake.jpne.co.jp/

上記の接続を確認するサイトへアクセスして測定すると以下の結果を得られましたので問題なく繋がっている様です。

 

切り替え当日で、このページでこの様に表示されない場合は、未だルーティング中かもしれませんので(私の場合はそうでした)、翌日でも再度確認されると良いと思います。

 

 

IPV6は128ビットを16ビットずつ8つに“:” (コロン)で区切った数値列を、16進数で表記しますが、桁数が多い事でそれぞれのIPを直接探し当てる事が出来る為、IPV4よりも高速となりますし、何より数が多い為、IPアドレスが枯渇すると言う事が無くなります。

 

ちなみに、128ビットと言うのは10進数で表記すると「340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456」、約340澗(かん)個という桁数となります。

 

今後、IOTの進歩により身近な機器にIPアドレスが振られる様になっても対応出来ると言う事ですね。

 

実際に速くなったのかフレッツの測定サイトで測定してみました。

 

思った程ではありませんでしたが、以前の状態と比べると断然良いですし、ルーターを新しくしてからは落ちる事も無くなりました。

 

IPV6のサイトへは100Mで接続しますが、IPV4は変換が必要なのかやや落ちています。

 

こちらはHGWの外側の速度となります

 

ちなみに、これはMacBook AirでWi-Fiで接続している状態ですので、有線LANならまだ速いと思います。

実際使っていてもリンクをクリックしてブラウザへ表示されるレスポンスが変わった気がします。

 

今回導入したArcherA10はV6プラスに対応している機器ですので、こちらは設定を変更しています。

これは、先のJPNEのページにも対応機器の一覧がこのページの下の方にあり、そこから辿るとTp-linkでの設定方法を解説した画面へ行く事ができます。

 

https://www.jpne.co.jp/service/v6plus/

 

 

 

 

HGWの場合はルーター機能がある為、ArcherA10をブリッジモードで使うんだろうと思ってブリッジモードで接続していましたが、IPV6の場合は、このArcherA10から直接WAN側を指しても行けるのでは無いかと思って設定を変更してみたところルーターモードでも利用できました。

但し、どちらの設定が速いのかは不明ですが、私はこちらの設定の方が速いのでは無いかと考えています。

 

 

ちゃんとIPV6を掴んでいる様ですね。

 

 

これで子ども達が2人でリモートワークやオンライン授業を受けても充分対応出来るでしょう。