自分のチェロケースはBam社のエトワールなのですが、エトワールは表面に革が張られている為、革が柔らかい事もあり、打ち付けたりする打痕には非常に強く、少々の事では傷が付かないのですが、引っかき傷には弱く
コントラバスとチェロを積んだ時に、コントラバスの椅子の金属部分で引っ掛けた様で、かなり目立つ傷が入ってしまいました
まあ、革製品の傷は多少はかっこよいのですが、元々の革の色がバイオレットと言うお洒落な色なので傷は似合いません。
何処か傷を修理して貰えるところは無いかと探したところありました。
革研究所さんというところで、革製品の修理等を手がけている様で、ケースを持ち込んでみたところ、修理を引き受けて頂きました
実は、その際に、以前から、このお洒落なバイオレットは自分には似合わないなぁと思っていたので、色を変えられないか相談したところ、エンボス加工がされている為、手塗りは難しいけど、スプレーなら可能と言う事で、自分の希望の色に塗り替えて貰う様に御願いしました。
作業は1週間ほどで、修理と合わせて3万掛かりましたが、こんな感じで渋い色に仕上がりました。
色は多少ムラがあった方が良い。と言う希望を入れましたが、さすがにスプレーだと混ざってしまってそれ程ムラにはならなかった様です。
肝心の傷も綺麗に修理されていました
世界で唯一つのケースに仕上がりました
エトワールは何色か色があるのですが、何れも自分の好みに合わずにバイオレットにしました。
気に入って使ってましたが、バイオレットは意外に赤色が強く、明るいところだと赤に見えるくらいで、まあ、それも良いのかもしれませんが、ちょっと渋い感じのこの色は気に入りました。