チェロを始める様になると、そもそも伴奏音源は沢山手に入る事もあって態々これで伴奏音源を作成する必要が無くなったが、最近、モーツアルトのホルン五重奏などという弦楽器奏者には馴染みがない曲をやる機会も増え、室内楽の楽譜を読み込ませて音源を作り、自分のパートを抜いて練習すると良いかもと思って作ってみた。
これで作ったMIDIを再生する事は以前にも紹介したのでそれに関しては以下を参照
http://ameblo.jp/iphone-fan/entry-11617854909.html
自分が使っていたバージョン6と決定的に違うのはPDFファイルが読み込める点で、これは6より後のバージョンは対応していた筈だが、敢えてその辺りも含めてザっと説明してみる。
PDFファイルは基本的に複数のページが含まれていることを想定しているのでページを指定して読み込む事が出来る。
これは例としてデュポールのエチュードを読み込んでみたもので、何十ページもあるエチュードの中の最初の3ページを指定して読み込んだ。
読込に際して最初にやるのは楽譜の形式の設定で、こう言う書き方をしてる楽譜は、通常、大譜表(ピアノ楽譜)として読み込まれる為、単独譜として訂正する。
6の場合はこの後、認識へ入るのだが、9では「事前認識」と言う処理が追加された様だ。
事前認識と言うのは認識を行う前に、調性や音部記号等をチェックして確定させる処理の様で、この様に透過状態の楽譜に赤で調号や音部記号が表示され、もし不明の場合は何も表示されないし間違ってる場合もあるので、パレットから選んで訂正する作業をする。
認識もハイブリッド認識と高速モードがある様だが、ハイブリッドの方が当然制度は高い様だ。
認識が終了すると自動的に編集モードとなる。
6と違うと思うのは編集中に自動的に保存する機能が追加された事や予め分かってるエラーは指示してくれるところ。エラーは主に拍数が合ってない場所が殆どだが、色を変えて表示されるので、先ず、その場所を訂正する。
自分の場合はPDFからMIDIを作るのが目的なので楽譜の細かい修正は行わないが、拍数が違うのは困る。
具体的に数値ではハッキリ表現できないが、結構混んでる楽譜もそれ程エラーが無く認識しているので6に比べて認識精度も上がった様な気がする。
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