殆ど、非公開に近い、知ってる人だけ集めたと言う感じのセミナーだけど、講師がすごい。
某イタリアのクラシックファンなら名前を聞いたことがあるかもしれない弦楽合奏団のメンバーがヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスと集まって、必要に応じてマンツーマンのレッスンとなったりするもので、僕はチェロとコントラバス両方で参加した。
コントラバスではヴィヴァルディの「四季」から春の1楽章、チェロはモーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの1楽章と2楽章を弾いた。
とにかく、2台の楽器を持って行くのが大変だったが非常に楽しい時間だった。
特にチェロはオーケストラ以外では実は初のアンサンブル
普段、弦楽合奏では必ず僕がコントラバスを弾いてるのでコントラバスの音がない弦楽合奏と言うのは経験が無い。
今回はコントラバスは僕だけだったので、僕がチェロを弾けば当然コントラバスは居ない訳で、コントラバスが聴こえないアンサンブルと言うのは初めての経験でかなり合わせにくかった。
途中から、コントラバスのR氏が僕の楽器を5度調弦から無理やり(笑)、4度へ変えてコントラバスを弾いてくれたので少し安心感が出たが、弦楽合奏でコントラバスが聴こえると言うのはあらためて重要なんだと気が付いた次第
それにしても、こういう時には英会話の能力がもう少し欲しいと思う。
コントラバスのR氏はイギリス王立音楽院でも指導しているのでイタリア人だが英語が堪能なので話が通じるし、他の奏者はイタリア語のみだが、多少は通じる。
チェリストのF氏が、モーツアルトで僕がチェロを弾いてるのを見て「さっきまでコントラバスを弾いてたのに何故チェロを弾いてるんだ?」と聞いたが上手く返せなかった。
後で考えると「That,s my wife! and This is my girl freind」と答えれば良かったと思ったが、こういうジョークで返せる程堪能じゃないんだよねぇ