
一つは自分のオケが出来て、チケットを捌く為にばら撒いてると言うのが大きいだろう。
僕もそうだが、チケットを貰ったりした時には、チケット代の代わりにプレゼントを持って行く事が多いが、最近、貰ったり、やったりと言う機会が増えたのが大きい。
昨日は、良いコンサートだった。
僕にとっては初めての定期だが、演奏会は既に三十年程の間に数百回は出ているので、特に緊張感は無く、いつも通りに楽しく弾く事が出来た。
来ていた人からも「楽しそうに弾いてる」と良く言われるし、休憩時間に、チェロの首席のI君が「コントラバスのりのりですね~」と言われたので「分かるん?」と聞くと、「ゲーペーと全然違いますもん」と言ってた(笑)
僕が楽しそうに弾くのは、かなり習慣になっている部分もある。
緊張を和らげる方法の一つに「笑顔を作る」と言うのがあり、本番の時は極力、表情は気を付けているし、身体もほぐす為に、積極的に動かす様にしてるので、アクションも自然と大きくなり、常に目立ってるらしいが、そうやってるとオープニングが終わる頃にはすっかりリラックスしてる。
こうなると、アンサンブルに対するアンテナもしっかり張れるし、他のメンバーの良いプレーに「にやり」と楽しむ事もできる。
結局、これが習慣になってるので、本番は特に動く事になる(笑)
どうも、日本人は目立つのが苦手なのか、プロオケのメンバーでも大人しいのが多いが、海外とかのオケを見ると、結構な年のじーさん、ばーさんが、これでもかと弾いてるのをよく見る。
演奏中のオーケストラはある意味何十人もの人間のコミュニティが動いているのと同じであり、笑顔が必要なのは、普段のコミュニケーションだけではないと言う事だ。
その点でも「にやり」とする素晴らしいテイクや思わず涙が出るような美しいフレーズもあったし、ショスタコーヴィチ五番の最後で、バスドラを含む打楽器群の素晴らしさに一瞬耳を奪われて、後二小節Dののばしがあったのをスッカリ忘れていた

そう言う失敗を含めて、本番は何度やっても楽しい。
明後日からは、又、別なオーケストラの練習が三日間と続く。
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