

1個750円で通常の半額

確かにどっちも良く変形している
こっちはライト
これはダーク
まるでべっこう飴の様に変形
まあ、このくらいなら使用に問題ないだろうし、量もお試しなら充分

ちなみにこれはリーベンツェラー
ライトは春、夏(気温の高いとき)に、ダークは秋、冬用らしい。
又、ライトは室内楽の中のソロで、ダークはオーケストラやコンツェルトでのソロでの使用に向いているということだが、僕の使った感触ではライトが良かった。
ダークはライトよりも確かに引っ掛かりが良い方向へ作ってあるのかもしれないが、雑音が増える感じなのであまり好みの方向では無い。
どちらかと言うとポップスの様に粘度の高さで弦を運んで欲しいが、高い方2本は悪くないが、下二本はオケの速いパッセージなどではスティック(滑る)する感触がある。
ライトの場合、雑音が少なく、やはり下二本はスティック感があるが、上二本は非常に良い。
ザラつきが無く、少々速い弓でもしっかり引っ掛かってくれる。
リーベンツェラーも同じ様な印象だったが、リーベンツェラーが音は一番立つ感じだが、その分、塗り過ぎると雑音が増えるし、嫌な感じのスティックが増加する。
やはりコントラバスの場合は弦が太い為、下の太い弦に関しては気持ち良く鳴らせる松脂と言うと限定されてしまいそうで、ポップス、コルスティーン、カールソンの3つが良く使われるのはその為だろう。
ポップス
僕の場合はポップスを使っているが、経験上1年程度で使用感が悪くなる。
特に太い弦でのスティック感が増えるので塗る回数が増えて、毛がベタベタになってしまう。
これに関して、友人の楽器職人は『成分結晶化説』を唱えている(笑)
友人が言うには、『楽器に使うアルコールニスには大体シェルフタイムがあって、半年から一年を過ぎると劣化してきます。これは成分が結晶化してくるからだと聞いたことがあり、ニスも松脂も樹脂なので、似たようなものかと思いました。』
なるほど。もし、そうなら、要するに硬くなる訳で、ベストな状態からスティック感が増える感じがするのは頷ける。
もしかすると、ポップスは特に柔らかい松脂だが、その変化が大きいのかもしれない。
2年以上前に買ったリーベンツェラーも特にそれ程買った時と違いが無い感じがするし、色々な松脂を使った経験上、元々硬い系の松脂はそんなに変化が無い感じがする。
その為、ヴァイオリンなどの松脂は硬い系の松脂なのでライフタイムも長いのかもしれない。
メロスのライトは上二本に関しては非常に良い感じなのでソロ用として良いし、基本はメロスを塗って、合奏などではポップスを上から塗るという感じで混ぜて使ってみる。