相変わらず使えないradiko 非公式アプリへ圧力かけるならちゃんと配信するべきでは? | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

iPhone4Sへ換えて、最近、GALAXY Tabを持ち歩かなくなって困ったことがある。

それは通勤途中で聴いていたFMが聴けなくなったことだ。

以前、紹介したがAndroidにはRazikoと言う非公式だが非常に優秀なサイマルラジオアプリがある。

http://ameblo.jp/iphone-fan/entry-10923304050.html

震災以来、ラジオが見直されている様でラジオファンの僕としては嬉しい限りだし、電波に関係なくラジオが聴けると言うのは非常に便利であり、特に山の中だったり地下鉄の中だったりと電波状況の悪いところでも途切れること無く配信するRazikoは非常に使いやすかった。

しかし、iPhoneではそれが無く、その他の非公式アプリもRazikoほど優秀なものが無い為、公式のradikoを使わなくてはならない。

しかし、これが使い物にならない。


聴いていても、すぐこんな調子で、バッフアリングと言う、データ受信状態を繰り返して放送が途切れてしまう。途切れというよりも停止してしまうと言って良いだろう。アプリを一度落として再起動させない限り元に戻らない。


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実は使えるアプリのRazikoは一時期Androidマーケットから姿を消していた。

恐らく、radiko側から圧力が掛かったのであろうか、Androidマーケットのアカウントを削除されて、アプリのダウンロードができなくなっていた。


又、iPhoneでも幾つか非公式アプリがあったので幾つかダウンロードしてみたが、僕の地元の放送を聴くことは出来なかった。どうやら、こちらもradikoが配信形式を変えて地域制限を設けた為だが、実質的に圧力を掛けたのに等しい。


ちなみに、有難い事に、最近、Razikoは復活して、NHKにも対応している様だ。さすがだ。


この際、非公式のアプリが法的にどうのと言う事は僕は分からない。

著作権やら何やらの問題があるのだろうが、著作権など昔に考えられた物が、常に新しい技術に対応できるとは限らない。

結局、頭のかたい法律家が杓子定規に古い判例に合わせて決めるだけだろう。


それでも僕は専門家では無いので詳しくは分からないし、もし法的に問題があるのであれば、radikoがアプリの使用を禁止するのは反対しないが、それならば。。



まともに配信をしろ!!



と言いたい。


使えるアプリを潰していきながら、公式アプリなのに全く使い物ならない様なアプリを押し付けるのは本来のサイマルラジオの普及には全く逆行するものだろう。


上記の「繋がらない」話は、高速のiPhone4Sでの話で、3Gでは当然だが、事務所のWi-Fi環境下でも起こるので通信回線の問題ではない。

又、buffer時間を変えても一向に改善されないし、そもそも、このradikoアプリが提供されて以来ずっと改善されてない問題だ。

唯一、一度アプリを落として、再起動させると治る様だが、すぐ又この状態になってしまうので結局最後は聴かなくなる。

buffe時間と言うのは、データを前もって受信しておいて途切れなくする為に設定する時間で、短いと途切れやすいし長いと途切れにくいのだが、結局、これはradiko側のサーバの問題だと考えられる。


これは推測だが、bufferされている間は良いが、一旦途切れた時、再接続時にGPS情報を見に行ってるのだろう。


その時にGPSが受信されていなければ、幾らデータが配信されていてもアプリで受信をしない様に作られているのでは無いだろうか。

GPSによる受信制限はアプリ提供開始からあり、AppleStoreのダウンロードページにはこの様に


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「GPSにより位置情報が取れない地下などではご利用になれません。」とあるので、恐らく先の予想は間違い無いだろう。

GPS機能が弱いGALAXY Tabなど、radikoは起動すら出来なかったので全く使えなかった。


結局、「制限有りき」と言う前提で動かしているのだろうが、
このradikoを提供している「株式会社radiko」の主要株主は


電通 17.0%
TBSラジオ&コミュニケーションズ・文化放送・ニッポン放送・日経ラジオ社・エフエム東京・J-WAVE・エフエムインターウェーブ 各8.0%
毎日放送・朝日放送・大阪放送・エフエム大阪・FM802・関西インターメディア


ということで、結局、電通や民放なんぞスポンサーの方しか向いていないのだから仕方ない。

こんな状況があると、そもそも今は放送自体が金を出すスポンサーのものだと言うのをあらためて認識させられる。


GPSが入らない様な場所は地下だけじゃなく建物等、至る所にある訳で、おまけに配信データはすぐに途切れてしまうなら、実に本末転倒と言うしか無いし、
アナログの電波の方が余程マシかもしれない。


GALAXY TabのRazikoは自宅から事務所までの通勤の間、地下鉄もなどでも途切れること無く、ワンセグすらまともに入らないようなビルの事務所の中でもちゃんと入っていた。


それは常にインターネット環境があるからであり、インターネットへ接続されていれば聴けると言う本来の目的に合致している。

他の地域まで聴けるようにとか録音できるようにとまでは言わないがせめて、配信地域として対応している域内の放送くらい、まともに配信して欲しい。

個人で出来ることが何故資本金9,000万円の会社にできないのか非常に不思議だ。

結局、このアプリは日々楽しんでいたラジオ放送を僕から奪うことしかやっていない。


仕方ないのでこの状況が改善されるまで(改善されるのか分からないが、radikoが又Razikoへ圧力を掛けて聴取不能となるまで)GALAXY Tabを持ち歩くことにした。