USB対応モバイル電源パック QE-PL201-W と無接点充電Qi(チー) | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

携帯する為のバッテリーとして色々検討して、価格的には安いものも沢山あったのだが、値段の安い物は元々バッテリーの性能が悪かったり、過放電防止機能が入ってない為、何度か使用するとバッテリーが駄目になったりなど、買ってすぐは良いが暫くすると駄目になる期間が早い様なので、最終的に、王道のこの二つに行き着いた。

一つは、KBC-L54Dで、これは同じサンヨーから出ているeneloopの高出力タイプ


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もう一つはパナソニックから出ているQE-PL201-W



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実はこの二つは殆ど同じ物だ。中身はどちらも同じエネループ。

サンヨーが現在松下傘下となっている為だが、パナソニックの物はバッテリー周辺はサンヨーのOEMだろう。その為、入出力や容量などの仕様は全く同じだ。

なによりエネループはバッテリーとしての性能は最高だ。


この手の品物は普段使わないが、いざ使う時に、「自然放電」と言って使えないバッテリーがあるが、エネループはこれが少ない。


現在これだけの大容量のバッテリーというのは数が少なく、その中でも小型に入るが、どちらも5400mAhの大容量で、出力もMAXで5V 1.5A取れるので、大抵の物は充電可能だ。


僕の場合、特にモバイルWi-Fiルータを常時持ち歩かなくてはならず、このモバイルWi-FiルータL-09CもiPhone4Sに負けないくらい消費電力が大きく、2400mAhの大容量バッテリーを搭載している割に、朝から持ち出すと、夜早い時間にはダウンしてしまう。


最近は、このL-09Cの為の若干容量が大きなバッテリーまで売りだしている様だ。

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まあ、そんなのを買うなら、iPhone4Sが1420mAhなので、L-09Cと合計で4120mAとなり、1台で、iPhone4SとモバイルWi-Fiルータの両方をフル充電できる上記の何れかを買う方が賢い。


但し、出力用のUSBコネクタが2口用意されているので二つ同時に接続は出来るが、合計で1.5Aと言う制限がある為、iPhone4SもL-09Cも急速充電の場合1A取るので、合計2Aとなり、過充電検出機能が働くだろうから、両方同時充電はできないだろう。

無接点充電規格Qi)


この二つの違いと言えば、パナソニックは「Qi(チー)」と言う「無接点充電」規格に対応してる為、そのインターフェース回路が搭載されていることで若干厚みと重さが増えていると言う点くらいだ。


KBC-L54D   幅70×奥行22×高さ62mm(約142g)

QE-PL201-W  幅70×奥行24×高さ63mm(約150g)


持ち歩きなら多少でも軽い方が良いが、その差はごく僅かで、Amazonで価格を見るとサンヨーが3,790円、パナソニックが3,609円と何故かパナソニックの方が安い。


この「Qi」に関して説明を省略したが、簡単に言えば載せるだけで充電できると言う充電方法の国際規格だ。


例えばパナソニックからはこんなのが販売されている。


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自社向けのバッテリーを充電する為の充電台だ。

これはAmazonで3,170円なのでそれ程高いものでは無い。


国際規格なので、これに準拠するものなら何でも充電できるので、これに準拠した他社のiPhoneのバッテリージャケットも充電できるので、こんな感じでも使える。


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当のサンヨーでもQiに準拠した充電ケースを販売しているし、当然、これも充電可能だ。

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この電池ケースに入れて充電台へ乗せておけば充電できると言う感じだ。


今後、このQiに対応した製品は増える筈で、Docomoも「置くだけ充電」と言うことで、自社の携帯でサポートして行く様だ。


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これに対応する製品が増えれば、これまで、この機器はこのケーブルと言う感じで、ケーブルの山から開放されて行く筈で、充電台がホテルなどにも置かれる様になれば、態々充電用の充電器やケーブルを旅先へ持っていく必要が無くなるだろう。


汎用化されれば価格も下がる筈で、この無接点充電と言うのは意外に原理は簡単で、トランスを半分に切った様な物なので、原価もそれ程掛からない筈だ。


恐らく磁性体の製造技術が向上して小型で強い磁性体が安価に出来る様になったのだろうが、量産が進めば値段も現在の1/3程度になるのでは無いだろうか。


例えば、車載用でも、僕も使っているが、この手のマウンターに充電機能があって、携帯やスマホのバッテリーそのものがQiに対応していれば、一々充電の為のコネクターを挿さなくても良くなる。



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まあ、せっかく買うのだから、この流れに乗り遅れないのとお得感から、僕はパナソニックの方を選択した。


但し、当面Qiの充電台を購入する予定は無く、そのうち量産効果で安くなった時にでも購入する。

さて、実際のQE-PL201-Wのインプレッションは又明日。