さて、昨日の続き
使いたかったハンダコテは右の物
コテ先の大きさが全く違う。
小さな部品の場合はこのようなタイプの方が良い。
とりあえず、昨日書いたように、抵抗値を300k/100kでテストしてみる為、この様に二つの両足を捻って半田付けする。
D+/D-端子はリードで渡りをせずに、ラジオペンチでリードを曲げて接触させ半田付けする。
この様な小さな部品は半田付けのみで付けると、ちょっとした事で外れて付けにくいのでこの様な方法を使う。
この様に、両足を捻った部分は先に、ラジオペンチで曲げて作ったD+/D-の端子、300kΩの脚はVCC(+5v)、100kΩの脚はGNDへハンダ付け。
テストなのでこれでOK
何故脚を眺めにしているのかというと、再利用と言う事もあるが
最終的にこんな感じで、電源側のリード線を半田付けする場合に、USB端子から離れている方が、半田付けしやすい。
つまり、距離が長いと熱伝導が遅いので、リードが半田付けされる時はまだ端子の温度が上がらないということだ。
ちなみに、Gとか+は僕がリード線を外した時すぐにマジックで書いた。
これをやっておかないと、つい配線間違いをしてしまう。
ちなみに、ハンダだが、僕はこのKR-19と言うハンダを使っている。
これは日本アルミットと言う会社の物だが、濡れ性が良く使い易い。
濡れ性が良いと言うのはすぐに溶けると言う事。
とくにこの手の小さい部品はいつまでも温められないので、こう言うハンダが良い。
しかし、肝心のテストは失敗した。
差しても、急速充電状態にはならずに×のマークが出る。
どうやら、電圧でチェックしているのでは無いようだ
いずれかへ流れる電流を見てるのか?
それなら、同じ様な抵抗じゃないとダメだろう。。
しかし、手持ちの抵抗に1/4Wの10kΩはあるが、33kΩが無いが、昔アナログ回路で使った金属皮膜抵抗の24.9kΩがあった。
そんな抵抗の方が珍しいが、電流で見ているのなら、抵抗値が小さければ電流が沢山流れるので、もしかしたら良いかもしれない。
同様にして、付けてみた
これはちゃんと写真の様に急速充電モードへ変わった
やっぱり電流で検出している様だ。
それなら、大きい方はどの位行くのかと思い下の様に半固定抵抗を付けた
これは半固定抵抗と言って、上のボタンの様な物を小さなドライバーで回すと抵抗値が変わる。
24.9kΩに25kΩの半固定抵抗を直列へハンダ付けしたので、24.9k~50kまで変えられる。
抵抗と言うのは、実は全ての値が揃っている訳では無い。
抵抗はE12系列や、E24系列と言う数列の間隔で作られている。
どういう数列かは説明しないが、例えば、
E24系列の場合は目的の33kΩの次は 36、39、43、47kΩ・・・となる。
先程の24.9kΩと言う抵抗はもっと数列の間隔が小さいE48系列で作られている。
只、あまり沢山の種類があっても仕方ないので、設計する時は出来るだけ在庫の種類を少なくしたいので、余程特殊な設計で無ければ、E6系列等の抵抗を利用する。
その場合、33kの次は47kなので、最終的な抵抗の合計が47kΩとしてみた。
はじめに33kΩへ設定した
これは確かに急速充電状態となる。
しかし、合計を47kΩとすると、やはり急速充電状態にはならない。
やはり33k+10kの組み合わせで流れる電流を何処かで見ているのだろう。
大きくする方は省エネに繋がるのでやる価値はあったが、これ以上小さくすることは余りメリットが無いので実験は終了。
僕の場合は24.9kΩにしたが、結局、33kΩと10kΩの組み合わせが入手面でも最も良い様だ。
さて、それでは次は実装。。