モネとジヴェルニーの画家たち 北九州市立美術館へ行く | iPhone De Blog

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2009年12月7日からスタート
iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

先日の日曜、「モネとジヴェルニーの画家たち」を見に、北九州市立美術館へ行ったニコニコ


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http://kmma.jp/index.html

チケットを家人経由で入手したが2枚あって、子ども達が行かないと言う事で二人で出掛ける事となった車


日曜と言うのは当然人が多く、僕は殆ど平日しか行かないのだが、家人が日曜しか空いて無いので混雑を覚悟で向かったところ・・・


普段平日に停められる駐車場は当然満車・・その下も満車・・叫び


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普段は芝生の広場になってる場所も車・・叫び

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車・・叫び


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係員の誘導で通路へ停められたが、中は・・


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意外にたいした事無かった音譜


まあ、多いのは多いのだが、上手に人を分散しているのか、人の頭を見に来たと言う状態では無く、ゆっくり見る事が出来、美術館は久しぶりの家人も満足した様だにひひ


展覧会の紹介は、この次に東京の「Bunkamura」で12月7日~2月17日開催される様で、こちらの紹介が素晴らしいビックリマーク


http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_monet/work.html


しかし、家人も終わって言ってたが、モネの作品はそれ程多くない。


「睡蓮」を描いた作品は展示してあるが、後期の白内障を患って良く見えない状態で描いた作品等、正直何を描いてるのか分からない作品もあるので汗モネを期待して行くとガッカリするかもしれないかお


この展覧会は40代からモネが移り住んだフランスのジヴェルニーと言う農村が主役だろう音譜


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ジヴェルニーはセーヌ川沿いにあり、エプト川などの支流が流れた場所の為、モネの「睡蓮」の作品も、自分の庭へエジプト川から引き込んだ池で育てた睡蓮を描いたものだ。


現在もジヴェルニーのモネの庭園ではこの様に睡蓮を見る事が出来る。

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この太鼓橋は日本の浮世絵に魅せられていたモネが作らせた橋で、展覧会の作品でも描かれた物がある。

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このジヴェルニーはモネが移り住んだ後、数多くの芸術家が集まる一大コロニーとなったのだが、今回の作品の中心は、モネを慕って集まって来たアメリカの若い画家達の作品だ。


彼らがモネと交流しながらこのジヴェルニーで描く美しい風景や人々を堪能出来るのがこの展覧会だ。

最も気に入ったのは、セオドア・ウェンデルの「花咲く野原、ジヴェルニー」で、このマグネットを買った音譜


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モネ自身の作品では、ジヴェルニーの冬を描いた作品が僕は印象深かった。

モネの作品と言えば、土地柄か暖かい情景を思い浮かべるが、ジヴェルニーの白一面の冬景色をモネが描くと、雪の反射する光と冷たさが見える様だった。


又、「積みわら」はこのジヴェルニーでは良く見られる風景だが、これに注目した作品とジョン・レスリー・ブレックがモネに倣って、一日の積みわらの変化する様子を描いた連作も素晴らしい。


ちなみに、ブレックはモネの二番目の妻アリスの次女ブランシュ(義理の娘)との結婚をモネから反対されたらしい。

ブランシュはモネのアシスタントの様な事をしていた為、当然、絵の指導も受けていたのでブランシュの作品も展示してある。

彼女は、その後、モネの実の息子と結婚しているが、ブレックのこの連作を見ても、モネの事は非常に尊敬していたのだと思うが可愛そうな話だ。


その他、アメリカ人の画家の一人セオドア・アール・バトラーはモネの義理の娘、シュザンヌ・オシュデと結婚し、バトラーの親友セオドア・ロビンソンがその婚礼の絵を描いた作品を見てもコロニーでの人の繋がりが強かったと想像されるし、モネとは違う魅力を持った娘ブランシュの作品や、バトラーが風景から人物に焦点をあてて自身の子ども達を描いた作品も興味深かった。


展覧会は、作品だけで無く、ジヴェルニーの風景やモネのポートレート等も数多く展示されており、作品と現実の風景を対比する事も出来る。